私は今戦闘をしています。作戦行動中です。
私の隊は元々破壊力や大量撃破を目的として作られた隊です。しかし、他の隊はやりたい放題やるだけの隊です。とりあえず、みんな戦いたいだけなのです。戦闘狂なのです。
そんな人達はどうやっても私は制御出来ません。そこで私は自分の力を見せるために先頭に立って敵を撃破していくことにしました。
「イザベラ、一人で楽しんでんじゃねぇーよ!」
「いえ、あなた達に私の力を見せているだけですよ。」
「いや、一人で九割はやりすぎだ!俺にもやらせろ!」
「いえ、私がやったのはせいぜい2割です。他は逃げていっただけですよ?」
「しかし、実質やった数は九割だ!」
言うことを聞いてくれません。魔王様はこういうときは手をあげていいと言われてのでやってもいいのですが、それだと恐怖政治とかわりません。それは嫌なのです。
しかし、悪魔の世界は力主義。ならば誰が上か見せればいいのです。
「では、提案があります。」
そう言ってたてついてきたこの子に、提案しました。これから先の撃破数の競争を。しかし、これではこの子だけにしか力を示すことが出来ません。ならばと思い、隊長さん達みんなも含めてやってしまいましょう。だから、集めて説明しました。すると、賭けが始まってました!
それはいいのですが、私にかけたのは一人もいないです。私の部下さえ私にかけていないのです。
「それではスタートです。」
ルールは簡単です。やった人数を数えるために数人を連れていくというごくごく簡単なルールです。これなら不正があっても楽しめるはずです。
「ごめんなさい、今回は仕方ないのです。」
そう言ってイザベラは目の前の人間を殴り飛ばす。吹き飛びながら数人を巻き込んでいく。周りでもいろんな爆音と共に魔力による破壊と閃光を起こしているが、イザベラにはかなわない。全力で放っている魔法よりイザベラが手加減して吹き飛ばしている方が被害が大きい。爆発の規模いうと前者が3mぐらいだとすると後者は10mぐらいなのだ。
「イザベラさんもう少しペース落としてください。」
そういうのは彼女の部下の一人。彼女の部下は賭けをやっている暇なんてなかったのだ。彼女の破壊力は尋常ではない。
「イザベラ、もう少し自分の力を自覚して!」
なんか言われてるような気がしますが気にしません。このまま押しきらせていただきます。それが嫌なら撤退してくださいね。私はもう北方制圧まで止まりません。
北方は人間しかいない地域です。なので心苦しいですが一方的な蹂躙です。
この競争は北方の人間が全て撤退するまで続いた。結果は言わなくてもイザベラの圧勝であった。焦土と化した北方は既に魔王の領地となり、その配下のものが暮らし始めていた。
「大元帥、どうやって引き釣り下ろそうか?」
「あの破壊力は簡単には破れないぞ?」
「しかし、我等は魔王様に仕えているのであって、あの生け簀かない悪魔崩れにではない。それも、元人間らしいじゃねぇか。」
「そうなのか!?」
「それは初耳だぞ。」
「そうか、お前らは最近こっち側についたもんな」
そう話している三人はイザベラに恨みがある、訳ではない。周りがなんとしてでもイザベラを倒せ!という雰囲気になっていて、それに流されている、これが彼らの正しい理解だと思われる。
いつもいないNo.1や皆に信用されていないNo.2に従うよりも信用がおけ尚且つ実力的にもNo.3の人についていきたいと思うのはごく自然なことであると思う。ちなみにランク付けは北方遠征の競争によってつけられた順位と近いものである。
「イザベラを倒したら俺ら結構行けんじゃね?」
「あいつに恨みや妬みがあるやつはいっぱいいる。だから、変わりに俺らがやるんだ。」
そう言って三人は計画を立てた。イザベラの討伐計画を。
修正箇所などありましたら教えてください。
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