仮面ライダーレスキュー   作:ボルメテウスさん

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少し遅れましたが、新作、『仮面ライダーレスキュー』連載開始です。
こちらでは原作は、仮面ライダードライブであり、警察官と並ぶ存在と言えば、消防士という事で、ファイヤーレスキューやレスキューフォースを参考に、書かせて貰いました。
ドライブ本編での災害において、どのように活躍するのか、今後、お楽しみに。
また、こちらで募集を行っています。
皆様の応募、お待ちしています。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=320219&uid=45956


0話 戦士は、救援活動を行うのか

「くくっ、燃えろよ、燃えろ!」

 

その言葉が、周囲に響き渡る。

 

それは、眼前に広がっている光景に向けてか。

 

そこにあるのは、炎。

 

燃え上がる炎は、全てを焼き尽くそうとしていた。

 

眼前にある人々が暮らす家を。

 

全て。

 

「あぁ、この燃える光景。これを見ていると、心が躍るなぁ」

 

そう、その炎を燃やし、広げた存在が言った。

 

その存在の名は、ロイミュード。

 

破壊活動を決起した自己進化・成長する108体存在する機械生命体であり、その惨状を引き起こしたのは、その一体。

 

ロイミュードの証である番号『011』と共に、その身体は、まるで炎を象徴するようなパーツで刻み込まれている。

 

この『011』は、人間の強い感情や欲望を吸収する事で進化した存在であり、ロイミュードの中でも特に強い力を持つ。

 

『011』が得た力。

 

それは、放火魔である男の心を取り込み、燃やす事。

 

それに魅了され、進化した結果、彼は、街に炎を広げていた。

 

「それじゃ、次は」

 

『011』は、それと共に、次の場所へと向かおうとした。

 

だが、次の瞬間、聞こえたのは、サイレン。

 

サイレンが、何なのか。

 

疑問に思っていると共に、現れたのは。

 

「なっなぁなぁ!?」

 

街に迫るのは巨大な影。

 

それは、車。

 

それも、ただの車ではない。

 

かなり巨大な大きさであり、サイレンを鳴らしている元凶であるのは、理解出来た。

 

「あれはっ」

 

それは、消防車。

 

だが、そのあまりにも大きすぎる消防車から、伸びたのは、ホース。

 

そこから放出されたのは、水だった。

 

「なぁ!?」

 

燃えさかる家。

 

それらの炎を、次々と鎮火していく。

 

「なっ、せっかくの炎をっ、邪魔を」

 

そう、呟いた『011』の前に、その存在が現れる。

 

「むっ!?」

 

そこに現れたのは、一人の戦士。

 

見た目は、消防服を思わせるアーマーを纏っている。

 

同時に、そのまま、その戦士は、周囲を見渡す。

 

「貴様っ、よくも俺の邪魔をしてくれたなぁ!」

 

そう、戦士に向けて、叫ぶ。

 

だが。

 

「要救護者は、どこだ」

 

『011』に、まるで眼中になかった。

 

戦士が、見ようとしているのは。

 

今も、放火の中で苦しむ人達。

 

その人達を助ける事だけだった。

 

「なっ」

 

まるで眼中にない。

 

その事に対して、『011』は苛立ちを隠せなかった。

 

彼にとって、放火とは自己表現。

 

燃やす事によって、己の存在を知らしめる事なのだ。

 

それを、目の前の存在……いや、この存在にとっての敵であるはずの相手は、全く気にしない。

 

それが、許せない。

 

故に、彼は。

 

その手を、戦士に向けた。

 

「お前もっ燃えろ!!」

 

『011』の叫び。

 

それと共に、火炎が、戦士に向けて、放たれた。

 

戦士は、その事に対して、見向きもしなかった。

 

だが、左側にある消火器型の銃を、火炎に向けて、放った。

 

「なっ」

 

消火器型の銃から噴射された白い液体は、そのまま『011』の炎を包み込む。

 

それにより、一気に炎が消えた。

 

「っ!?」

 

それに驚きを隠せない最中で、戦士は。

 

「消火対象、ロイミュード。これより、迅速に消火し、すぐに救助活動を実行する」

 

それと共に、戦士は、そのまま消化器型の銃を、そのまま『011』に向けて、引き金を引いた。

 

放たれたのは、先程の液体を凝縮させ、弾丸にしたもの。

 

それが、『011』に向かっていく。

 

「くそっ」

 

それに対して、『011』はその攻撃を、回避した。

 

だが、それで終わりではなかった。

 

その弾速は速く、そして、的確に『011』を狙ってくる。

 

その攻撃を回避している間に、戦士は、素早く近付き、そのまま蹴り上げる。

 

「がぁ!?」

 

戦士の一撃。

 

それは容易く、『011』を地面に叩きつける。

 

それと同時に、その体からは火花が散る。

 

「ぐぅっ」

 

その痛みに顔を歪めながらも、『011』は立ち上がる。

 

しかし、そんな彼に、戦士は再び駆け寄ると、今度は腹部に拳を叩き込んだ。

 

「ぐあっ」

 

それによって、再び『011』の体は吹き飛ばされる。

 

そうして、戦士は、そのまま『011』に向けて、追撃しようとした時だった。

 

「助けてぇ」「っ!」

 

それは、助けを呼ぶ声。

 

それは、『011』とは正反対の建物。

 

放火された家の窓。

 

そこに、取り残された子供がいた。

 

戦士は、それを見た瞬間、『011』など、まるでなかったように。

 

背中を向けて、走り出した。

 

そのまま、子供に向かって。

 

「大丈夫だ!すぐに助けに行くから!」

 

戦士は、先程までの無口な、冷酷な戦士からは考えられない程の声で、叫ぶ。

 

それを聞くと『011』は。

 

「俺をっ」

 

そう、『011』は叫びながら、立ち上がった。

 

その体には既にダメージはないのか、普通に立ち上がっていた。

 

「無視するなぁ!!」

 

そう、『011』は、そのまま炎を放った。

 

だが、戦士は、その手にある手帳のようなアイテムに。

 

「頼んだぞ、レスキューウェーブ」『レスキューウェーブ!』

 

それと共に、消防車から飛び出てきた小さな存在。

 

それが、戦士と『011』の間に挟む。

 

「なっ」

 

そこに現れたのは、小型の放水車であるレスキューウェーブ。

 

レスキューウェーブは、そのまま『011』に向けて、そのまま放水を行う。

 

「なっ」

 

放水の勢いによって、『011』の体が流される。

 

そして、そのまま『011』は壁に激突した。

 

「うわあああ!」

 

その衝撃で、『011』は地面に倒れる。

 

それに気付く事なく、戦士はそのまま、子供の元へ辿り着く。

 

そして、その子供の肩を抱きかかえると、その場から離れる。

 

そのまま、消防車の所へと来ると。

 

「もう、大丈夫だ、ここにいれば、安全だ」

 

そう、戦士は、明るく、子供の頭を撫でる。

 

「ぅん」

 

泣きそうになっている子供を、戦士は励ますと共に、そのまま立ち上がる。

 

そして、再び『011』に向ける。

 

「すぐに消火を開始する。行くぞ、レスキューウェーブ」

 

そう、手元にある手帳にて、再び動かす。

 

それは、眼前にあるレスキューウェーブと同じ小さな車であり、それを手帳に滑らせる。

 

『ビルドアップ!レスキューウェーブ』

 

その音声と共に、レスキューウェーブは、そのまま戦士の元へと向かう。

 

レスキューウェーブは、そのまま変形し、胸部には消防車のホース接続口とメーターを模したアーマー、首の両端に放水口が装着される。

 

それと共に、再度、その手帳に車を滑らせる。

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!レスキューウェーブ!』

 

それと同時に、両肩の放水口が、そのまま『011』に向けられる。

 

そして、放たれたのは、水。

 

「ぐっ!」

 

すぐに、その水に対抗するように『011』も炎を出す。

 

だが、その炎は、水の勢いに負け、そして、そのまま『011』を、なんと凍らせる。

 

「はあぁぁぁぁ!!」

 

そして、戦士は、そのまま走り出す。

 

それに合わせて、背後にいた消防車から放たれた水の勢いも合わさる。

 

それは、まさしく、龍。

 

そう思わせる勢いで、『011』に向かって行く。

 

そのまま、氷の中に閉じ込められている『011』は。

 

抵抗する事すら出来ず、悲鳴を上げる事も出来ずに。

 

「はぁ!」

 

砕け散る。粉々になった氷の破片が、周囲に舞い散り、やがて消える。

 

後には、何も残らない。

 

「……よし」

 

それを見ていた戦士は、既に炎で盛り上がる民家へと向けていた。

 

「待っていろ!すぐに助けるから!」

 

そう、戦士は、向かう。

 

その戦士は、ロイミュードと戦う為に、戦士になった訳ではない。

 

彼が、戦士になったのは、偶然である。

 

だが、戦士が、力を求めるのはただ一つ。

 

『誰かを助ける』

 

その為に、彼は、戦士の力を得た。

 

故に、その戦士の名は。

 

仮面ライダーレスキュー




仮面ライダーレスキュー
ドライブドライバーの試作である『プロトドライブドライバー』を使い、変身する戦士。ドライブシステムよりも前に開発されており、ドライブよりもスピードで劣っており、複数のタイヤを装着する事が出来ないなど、ドライブよりも劣っている部分はある。
だが、救助活動を行う際に必要なシステムを一通り揃っており、さらにはレスキュー支援ビークルである『ファイヤードラゴン』との連携で、様々な現場で活躍出来る。
さらには、ドライブにはない『レスキュージャケット』があり、これは、ファイヤードラゴンから生成される小型ビークルを鎧のように身に纏う事が出来る。
これにより、様々な状況に対応する事が出来る。
また、専用武器であるトライバッシャーは、消火活動に使用する他、戦闘ではソードモード・ガンモードに変形させて使用する。
見た目は、『レスキューファイヤー』のファイヤー1。

レスキューシフトカー
仮面ライダーレスキューを支援する為に造られたシフトカー。主にレスキュー活動を中心に開発されている。また、レスキュー以外にも、ドライブを始めとしたライダー達の支援を行う事も出来る。

レスキューコマンダー
手帳型アイテムであり、シフトブレスの試作型。手帳型故に持ち運びが難しいが、周囲の状況把握を行う事が出来、ここにシフトカーを通す事で、ファイヤードラゴンを通して、シフトカーを模したマシンを生成する事が出来る。
生成したマシンは、そのまま戦士の指示に従い、行動する。

レスキュージャケット
マシンを、ジャケットのように身に纏う事が出来るシステム。これにより、様々な現場での活動を行える。だが、状況に合わせた換装を瞬時に行えない為に、複数で様々な状況に対応出来る『タイヤ交換』システムを採用された。
また、このレスキュージャケットを参考に、ドライブのタイプが開発された。

レスキューウェーブ
レスキューをサポートするシフトカーの一つ。モデルは無人放水車「デュアルファイター ドラゴン」であり、小さな所での消火活動に活躍する。
さらには、ジャケットとして装着する事で、遠距離からの放水が可能となる。
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