フリーズロイミュードが超進化を果たした。
これまでのロイミュードとは違う規格外の進化を果たしたフリーズロイミュードによって、進ノ介が殉職した。
それを知らない戦友である森羅達は、何もできずにただ茫然としていた。
進ノ介の死を受け入れられなかった。森羅の目から涙が溢れ出した。
環は、彼女の視線は虚空を彷徨い、唇がかすかに震えている。
信じられない現実を拒否するように首を振るが、現実は残酷なほど鮮明だった。
「嘘……嘘です……」
か細い声が震える。
肩を震わせている。
「バカな……まさか……本当なのかよぉ……」
森羅の喉から嗚咽が漏れる。緊張や恐怖を感じると不気味な笑顔になってしまう癖が今はない。ただ純粋な悲しみが彼の顔を歪ませていた。
既に進ノ介が死亡した事もあり、特状課のメンバーは深い悲しみに暮れていた。
森羅と環の慟哭が響く。
「・・・それでも、まだっ」
そうして、悲しみの中でも、未だに戦いが終わっていない。
進ノ介を殺した相手であるフリーズロイミュードは未だに健在であり、進ノ介のいない現在、勝てる保証がない。
しかも相手は超進化態となったフリーズロイミュードと言う未知なる相手がいる。
そんな時だ。
アーサーが話しかけてきた。
の電話がなった。
「おい」
新門はそうして電話に出た。
「本願寺課長から・・・?」
本願寺課長が何かを語る。それに新門は冷静に聞いている。けれども最後になると、いつもより興奮した様子で言葉を返した。
「なんだと!? 進ノ介さんが・・・・・・生きているっ?どういうことだっ!?」
「どういうことですか?」
「落ち着いて聞いてほしい」
それと共に、語られたのは、進ノ介の細胞がまるで劣化していない事。
それがなぜ、起きているのか。
「叔父さんが、生命維持装置の役割を行っているのか」
「それって、つまりベルトさんが起きれば、再び進ノ介さんも蘇るって事」
その知らせを聞き、一同は驚きを隠せなかった。
「・・・けれど、そんな事を、001が許すと思うか」
「確実に許さないだろうな。奴にとっては、これまで同胞を殺してきた戦士。その戦士が蘇る事を行うとは考えられない」
「・・・だったら、俺達がやる事は変わらない」
それと共に、既に森羅達の行動は早かった。
既に本願寺課長から連絡を受けていた彼らは、進ノ介が蘇る為に行動する。
けれども、今の自分達の力では太刀打ちできない。
それでも。
「力が弱いからって、助けない道理はないだろう」
新門は、森羅達に向けて言葉を送る。
進ノ介が彼らを守ってきたように。