蛮野こと、ゴルドドライブとの戦闘を終えた後。
ドライブピットにて、全員が集まっていた。
「まさか、蛮野がドライブの力を持って、復活するとは。それも」
「超進化体と同等の力まで手に入れているとは」
「厄介な相手には変わりないけどな」
「・・・確かに」
進ノ介は、ベルトさんからの説明を聞きながら考える。
確かに蛮野は強敵である事は疑いようがない。
だが、今の時点で確かな弱点はない。
「それと」
「もう1つ問題があってな」
そう言って、進ノ介は続ける。
「どうやら奴は、何か大きな事を企んでいるみたいだ」
「大きな事?」
「あぁ」
ベルトさんからの質問に進ノ介は頷く。
「奴は何かを探す為に復活したみたいなんだ」
「奴が探している物?」
「俺にはよく分からない。だが」
そこで一度止まり、考えるように言う。
「俺は戦った時に奴はこう言っていた」
『私が作り上げたグローバルフリーズを超える存在を作る』
「グローバルフリーズを超える存在?」
「それが何かは分からない。けど、俺の勘だが」
進ノ介は森羅達に向き直り告げる。
「蛮野の狙いは恐らくそれなんだろう」
「それだとすれば、蛮野の狙いは」
「人類を支配する可能性はあると」
ベルトさんは、その言葉に対して、肯定した。
「なんだか、複雑だなぁ、ロイミュードが元々はグローバル・フリーズを起こすつもりだったけど、それをまさか人間が行おうとするなんて」
「けれど、それが実行されたら、人間だけではなく、ロイミュードもまた」
そうして、森羅は考える。
蛮野の目的は一体なんなのか。
人間だけではなく、ロイミュードまでも支配しようと考えているのなら。
(だとしたら、そんな事を考える必要があるのか?)
だが、その答えが出る事はなかった。
「まぁ、考えても仕方がないな」
その姿を見せない蛮野の、対抗策が見つからなかった。
「今は情報を集めるしか無いな」
それと共に進ノ介もまた同じだった。
「だが、予想外な事に、レスキューのシステムが、蛮野のドライブとは相性が良かったのは、不幸中の幸いだった」
「だけど、奴もそれに対抗する可能性がある。早くなんとかしないとな」
ベルトさんが深刻な面持ちで付け加える。
「それにしても……蛮野がグローバルフリーズを起こして、何をするのか」
未だに、見せない蛮野の企みに不安に覚える。
それでも、未だに目には見えない。
しかし、彼らの前に現れるのも、それ程時間はかからなかった。
それは、進ノ介から来た連絡。
その連絡によって、蛮野によって起きる第2のグローバル・フリーズが。