全ての元凶との戦いが終わった。
けれど、それで戦いが終わった訳ではない。
「どうやら、邪魔者は消えたようだな」
ハートはその一言と共に、眼前にいる森羅達へと真っ直ぐと目を向けていた。
約束の地において。
まさしく、最終決戦が始まろうとしていた。
ハートはそのまま構える。
「・・・戦いは避けられないんだな」
「あぁ、この地で最後の戦いを始めよう。そして、それが終わりとなる」
同時に、ハートは地面に落ちているバンノドライバーを拾った。
「ぐっ、私はまだっ」
「これまで散々利用してくれたな。今度は俺達が利用する番だ」
「何を「ブレン」「分かりましたよ」なっ、やっ、やめぇ」
ハートの命令に従ったブレンは、そのまま蛮野の意識が入ったドライバーにウイルスを入れる。
ウイルスが入った事によって、蛮野の意識は消えていく。
「なぜ」
「お前達と戦う為には、ロイミュードのままでは駄目だと気づいた。そして、先程の戦いを見て、この方法を思いついた」
「全く、ハートの考える事は本当に大胆過ぎて、困りますね」
「けれど、ハート様らしいと言えば、らしいですわ」
笑みを浮かべたメディック。
そして、その場にいた他のロイミュード達も同じだった。
すると、ロイミュード達は、自らのボディを捨て、そのままナンバーだけとなった。
「奴ら、一体」
そのままハートは、ドライバーをそのまま腰に回す。
そして、その手には複数のバイラルコアを一つにした。
一つとなったバイラルコアの形は、ドライブの持つシフトトライドロンと似ていた。
『シフトハートロン』
「まさか、あいつは」
「そう、仮面ライダーに対抗出来る方法。ロイミュードのままで勝てるか分からなかった。しかし、簡単な話だった。
仮面ライダーに勝つには、仮面ライダーしかないとな」『FIRE ALL CORE・・・!!!』
ハートは、その手にある新たなバイラルコアを起動する。
『DRIVE!TYPE!MIRACLE!』
「―――――変身」
バイラルコアを、シフトブレスに装填し、ゆっくりと構えた。
『HEART THE KAMEN RIDER!』
鳴り響く音声。
それと共にハートの姿は変わる。
そうして誕生した仮面ライダーは、ドライブの最強の姿であるタイプトライドロンと、ハート・ロイミュード。
その二つが融合したと思われる姿で、降り立った。
「ハートが仮面ライダーになるとは」
「最後の最後で、とんでもない奴が現れたな」
そうして、全員が構えた。
「さぁ、始めるぞ、最後の戦いを!」