仮面ライダーレスキュー   作:ボルメテウスさん

114 / 114
ヒーロー

全ての戦いが終わった後。

森羅は、病院にいた。

 

「・・・森羅、手術はどうだったの?」

「・・・正直に言うと、未だに実感がない。というよりも、まさか叔父さんがこんな事を考えていたのは、驚きしかないよ」

 

そうしながら、森羅は、自分の鼓動に手を当てる。

敵対する全てのロイミュードを倒す事に成功した。

けれど、未だに人類には、ベルトさんの発明はあまりにも危険過ぎた。

だからこそ、技術の悪用を防ぐ為に仮面ライダー及びロイミュードにまつわる全技術を封印する事を決意。進ノ介からシフトブレスを受け取ると、未来での再会を約束してライダー関連の装備及びメカを自身と共に地下深くで眠りにつく事にした。

それは、生き残ったロイミュードであるチェイスとレスキュー5もだった。

ある意味、それは彼らが守護者という意味もあり、もしもベルトさんの技術を悪用した者が現れた場合、彼らが守護者として守るだろう。

そうなる前に、ベルトさんはとある事を行っていた。

 

「叔父さん」

 

そう、今、森羅を動かしている心臓は機械の心臓ではない。

ベルトさんこと、クリム・スタインベルトの遺体から移植された心臓だった。

その心臓の事を聞いたのは、全ての戦いが終わった後だった。

ベルトさんは、森羅の持つ機械の心臓の危険性を知っており、戦いが終わった後の回収も考えていた。

だが、森羅を殺さない方法として、生前の自分自身の身体の心臓を、森羅に移植する為に行動していた。

本来ならば、不可能に近いこの方法だが、生前に用意していた技術、そしてシフトカー達の能力によって、心臓は完全に再生された。

そして、戦いが終わった後、手術を行われた。

 

「・・・けど、やっぱり寂しいな、生きている本物の心臓だけど」

「森羅」

 

長い間、自分を生かした心臓が無くなった事。

それに対する困惑はあった。

けれど。

 

「それで、お前はそれでヒーローになれないと考えているのか?」

 

森羅が考えている事を読むように、アーサーが問いかけた。

アーサーの一言に対して、森羅は。

 

「そんな訳ないだろ」

 

そうして、森羅は笑みを浮かべる。

 

「例え、仮面ライダーの力がなくても、俺は誰かを助ける為に消防官になったから」

 

その言葉を聞いて、その場にいた全員が頷いた。

 

「だったら、帰ったら、訓練だ。確かに仮面ライダーの力はなくなった。けれど、仮面ライダーの力が残してくれた力は確かにある」

 

そうして、その手には仮面ライダーの武器の中でも、現代の技術でも作成が出来る装備品。

それらが、これからの未来を信じられる。

 

「ヒーローになる為に!」




今回で、無事に仮面ライダーレスキューは最終回を迎えました。
元々、ドライブ10周年を記念にして、作成しましたが、完結まで来れたのは皆様のおかげです。
ラスボスに関しては、かなり悩んでおり、ゴルドドライブ、シグマサーキュラーのままにするか、それともハートにラスボスを務めて貰うか、考えました。
結果、ラスボスになっても格好良いハートに努めて貰いました。
レスキューは、本当にチームで戦うイメージのあるライダーだった為、これまでにない小説で、書いていて面白かったです。
また、次回作に関しても、現状まだ募集していますので、皆様の応募、お待ちしています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=328741&uid=45956
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。