全ての戦いが終わった後。
森羅は、病院にいた。
「・・・森羅、手術はどうだったの?」
「・・・正直に言うと、未だに実感がない。というよりも、まさか叔父さんがこんな事を考えていたのは、驚きしかないよ」
そうしながら、森羅は、自分の鼓動に手を当てる。
敵対する全てのロイミュードを倒す事に成功した。
けれど、未だに人類には、ベルトさんの発明はあまりにも危険過ぎた。
だからこそ、技術の悪用を防ぐ為に仮面ライダー及びロイミュードにまつわる全技術を封印する事を決意。進ノ介からシフトブレスを受け取ると、未来での再会を約束してライダー関連の装備及びメカを自身と共に地下深くで眠りにつく事にした。
それは、生き残ったロイミュードであるチェイスとレスキュー5もだった。
ある意味、それは彼らが守護者という意味もあり、もしもベルトさんの技術を悪用した者が現れた場合、彼らが守護者として守るだろう。
そうなる前に、ベルトさんはとある事を行っていた。
「叔父さん」
そう、今、森羅を動かしている心臓は機械の心臓ではない。
ベルトさんこと、クリム・スタインベルトの遺体から移植された心臓だった。
その心臓の事を聞いたのは、全ての戦いが終わった後だった。
ベルトさんは、森羅の持つ機械の心臓の危険性を知っており、戦いが終わった後の回収も考えていた。
だが、森羅を殺さない方法として、生前の自分自身の身体の心臓を、森羅に移植する為に行動していた。
本来ならば、不可能に近いこの方法だが、生前に用意していた技術、そしてシフトカー達の能力によって、心臓は完全に再生された。
そして、戦いが終わった後、手術を行われた。
「・・・けど、やっぱり寂しいな、生きている本物の心臓だけど」
「森羅」
長い間、自分を生かした心臓が無くなった事。
それに対する困惑はあった。
けれど。
「それで、お前はそれでヒーローになれないと考えているのか?」
森羅が考えている事を読むように、アーサーが問いかけた。
アーサーの一言に対して、森羅は。
「そんな訳ないだろ」
そうして、森羅は笑みを浮かべる。
「例え、仮面ライダーの力がなくても、俺は誰かを助ける為に消防官になったから」
その言葉を聞いて、その場にいた全員が頷いた。
「だったら、帰ったら、訓練だ。確かに仮面ライダーの力はなくなった。けれど、仮面ライダーの力が残してくれた力は確かにある」
そうして、その手には仮面ライダーの武器の中でも、現代の技術でも作成が出来る装備品。
それらが、これからの未来を信じられる。
「ヒーローになる為に!」
今回で、無事に仮面ライダーレスキューは最終回を迎えました。
元々、ドライブ10周年を記念にして、作成しましたが、完結まで来れたのは皆様のおかげです。
ラスボスに関しては、かなり悩んでおり、ゴルドドライブ、シグマサーキュラーのままにするか、それともハートにラスボスを務めて貰うか、考えました。
結果、ラスボスになっても格好良いハートに努めて貰いました。
レスキューは、本当にチームで戦うイメージのあるライダーだった為、これまでにない小説で、書いていて面白かったです。
また、次回作に関しても、現状まだ募集していますので、皆様の応募、お待ちしています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=328741&uid=45956