新たなレスキューの姿へと変わった後、すぐにファイヤードラゴンに乗り込んだ森羅達は、そのまま目的の場所へと向かった。
「ここかっ」
「あぁ」
環の無事を祈りながら、真っ直ぐと向かって行く。
スクラップ工場の中央にある施設。
そこに入ると。
「えっ、かっ仮面ライダー!?」
「っ」
そこにいたのは環だった。
だが、環を捕えている状況に、驚きを隠せなかった。
環と、その隣にいる子供。
二人を捕えているのは幾つもの配線で絡まっていた。
「環っ」
「えっ、私の名前を知っている?」
その言葉に、疑問に環は呟く。
そのまま、森羅はその配線をすぐに取ろうとした。
けれど。
「レスキュー!これは」
「分からない、だが、これは」
すると、森羅は、その姿になった事で、それが一体何なのか、理解出来た。
「まさか、これが放火の原因っ」
「そうだねぇ」
その言葉と共に出てきたのは、一人の老人。
隣にいたのはロイミュード。
「なんで、放火なんて」
「別に放火を行うつもりはなかったんだがな、実験最中の事故で電気が逆流して、結果的に放火されてしまった。まぁ、その制御装置がなくなった以上はすぐにな」
笑みを浮かべながら、そのロイミュードの姿が変わる。
その姿は、以前の電気を操るロイミュードだった。
「まさかっ」
「そう、すぐに街は火の海さ、はははははぁ!!」
そうして、ロイミュードの言葉と共に、環と少年が捕えていた配線から電気が走る。
「ぐっ」「あぁぁ!!」
二人が悲鳴を漏らす中、それを見た森羅は思わず駆け出した。
「環!」
その声に、環は、聞き覚えがあった。
「もしかして、森羅なのか」
「ぐっ」
森羅は、すぐにでも環と少年を救出しようとした。
けれど、精密な情報を操る事が出来る事が出来るレスキューでも、森羅は、上手く出来ない。
それでも。
「私だって」
その最中で、環は。
「私は、このまま何も知らないままなんてっ嫌だっ」
その言葉と同時だった。
「何よりも、私だって消防官だから!」
その言葉と同時だった。
以前のアーサーと同じ現象だった。
そして。
『RESCUE!TYPE-FIRE』『RESCUE!TYPETURBO!』
その音声と共に、森羅は、再び元の姿に。
そして、環は、先程までの森羅と同じ緑色のレスキューへと変わった。
「まさか、環も変身が出来たとは」
「これって」
そのまま、環が自分を拘束する配線を、機械を解析し始める。
「環、分かるのか?」
「あぁ、なんとか」
「そうか、だったら、アーサー」
「おうよ」
環が、この装置を解除に遠慮なく行えるように。
森羅とアーサーは、眼前にいるロイミュードを足止めするように。