仮面ライダーレスキュー   作:ボルメテウスさん

17 / 114
何も知らないよりも

新たなレスキューの姿へと変わった後、すぐにファイヤードラゴンに乗り込んだ森羅達は、そのまま目的の場所へと向かった。

 

「ここかっ」

 

「あぁ」

 

環の無事を祈りながら、真っ直ぐと向かって行く。

 

スクラップ工場の中央にある施設。

 

そこに入ると。

 

「えっ、かっ仮面ライダー!?」

 

「っ」

 

そこにいたのは環だった。

 

だが、環を捕えている状況に、驚きを隠せなかった。

 

環と、その隣にいる子供。

 

二人を捕えているのは幾つもの配線で絡まっていた。

 

「環っ」

 

「えっ、私の名前を知っている?」

 

その言葉に、疑問に環は呟く。

 

そのまま、森羅はその配線をすぐに取ろうとした。

 

けれど。

 

「レスキュー!これは」

 

「分からない、だが、これは」

 

すると、森羅は、その姿になった事で、それが一体何なのか、理解出来た。

 

「まさか、これが放火の原因っ」

 

「そうだねぇ」

 

その言葉と共に出てきたのは、一人の老人。

 

隣にいたのはロイミュード。

 

「なんで、放火なんて」

 

「別に放火を行うつもりはなかったんだがな、実験最中の事故で電気が逆流して、結果的に放火されてしまった。まぁ、その制御装置がなくなった以上はすぐにな」

 

笑みを浮かべながら、そのロイミュードの姿が変わる。

 

その姿は、以前の電気を操るロイミュードだった。

 

「まさかっ」

 

「そう、すぐに街は火の海さ、はははははぁ!!」

 

そうして、ロイミュードの言葉と共に、環と少年が捕えていた配線から電気が走る。

 

「ぐっ」「あぁぁ!!」

 

二人が悲鳴を漏らす中、それを見た森羅は思わず駆け出した。

 

「環!」

 

その声に、環は、聞き覚えがあった。

 

「もしかして、森羅なのか」

 

「ぐっ」

 

森羅は、すぐにでも環と少年を救出しようとした。

 

けれど、精密な情報を操る事が出来る事が出来るレスキューでも、森羅は、上手く出来ない。

 

それでも。

 

「私だって」

 

その最中で、環は。

 

「私は、このまま何も知らないままなんてっ嫌だっ」

 

その言葉と同時だった。

 

「何よりも、私だって消防官だから!」

 

その言葉と同時だった。

 

以前のアーサーと同じ現象だった。

 

そして。

 

『RESCUE!TYPE-FIRE』『RESCUE!TYPETURBO!』

 

その音声と共に、森羅は、再び元の姿に。

 

そして、環は、先程までの森羅と同じ緑色のレスキューへと変わった。

 

「まさか、環も変身が出来たとは」

 

「これって」

 

そのまま、環が自分を拘束する配線を、機械を解析し始める。

 

「環、分かるのか?」

 

「あぁ、なんとか」

 

「そうか、だったら、アーサー」

 

「おうよ」

 

環が、この装置を解除に遠慮なく行えるように。

 

森羅とアーサーは、眼前にいるロイミュードを足止めするように。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。