レスキュー3に変身した環は、その姿に関して驚きを隠せなかった。
森羅が隠していた事が、このレスキューである事は理解出来た。
だが、このレスキューで、一体、何が出来るのか。
「というよりも、さっきから出ているこれって」
環の眼前にある画面。
その画面に、次々と出て来る情報。
それらの情報が、環を拘束している機械に対して有効だと言う事を知らせていた。
そして、それを見た環は、すぐに行動を開始する。
まずは、拘束されている環自身の状況を確認する。
身体には、何本もの配線が絡みついており、それが全身に広がっている。
「これは、ちょっとやそっとじゃ外れない、けど!」
それは、簡単には解けない物だと判断する。
けれど、レスキュー3による力。
それによって、精密な動きが可能になった手で、環はその配線を取り外していく。
外す度に、少しずつ自由になる体。
そして、完全に自由になった後。
「君、待っていてね!」「うっうん」
彼女が次に目を向けたのは、環と同じく拘束されていた少年。
彼を救出する為に、動きだした。
その時。
「君は、まさか新しいレスキューなのか」
「えっ、今度は、えっと、仮面ライダー?」
そこに現れたのは、レスキューと同じ仮面ライダードライブ。
さらに、その姿は、これまで見せた事のない作業者を模した黄緑のボディが特徴的な姿であるタイプテクニック。
「とにかく、この子を助けよう」「はっはい!」
そのままドライブの指示を受けて、環も一緒に作業を行っていく。
すると、互いのデータが共有されていく。
それと共に、二人は、少年を助ける為に。
「っ!」
環は、このデータ処理はあまり得意ではなかった。
だが、環は野生の直感で、それに対処していく。
その素早い反応によって、データの流れは加速し、少年を救う為の最善策を導き出す。
その最適解を、すぐさま行動を開始。
「解析が終わった!」「あぁ!」
そのまま、環は、全てを解除させ、そのまま少年を救出する。
少年を救い出すと共に、少年が拘束していた機械を、ドライブが破壊した。
「これで、なんとかなったか」
「さっきの怪物は」
見つめた先。
そこには、既に戦いが終わった二人が来ていた。
「…まさか、環が三人目になるとは」「なんというか、びっくりだな」
森羅とアーサーは呟く、
「おい、お前達!事情にちゃんと言えよ!」
それと共に、環は両腕で、まるで猫の威嚇するように怒っていた。
それは、先程までの緊張した場面から切り替わり、まるでいつものような日常に戻って来たように。