スーパーファイヤードラゴン。
それは、これまでのファイヤードラゴンとは異なる姿。
消防車型のファイヤードラゴン。
そこに、ドーザードラゴンのバケットがまるでドラゴンの爪のように装着されている。
さらに、ターボドラゴンのファンが、ファイヤードラゴンのハシゴの先端に装着された事によって、まるでドラゴンの尻尾のように。
消防車でありながら、ドラゴン。
そう感じさせる姿へと、進化していた。
「これが、スーパーファイヤードラゴンっ!行くぞ!」
そこから湧き上がる力を感じながら、森羅はハンドルに力を込めながら、スーパーファイヤードラゴンを運転する。
スーパーファイヤードラゴンは、そんな森羅の言葉に鼓舞されるように叫びながら、真っ直ぐとロイミュード暴走体に向かって行く。
「なっなんだ!私の邪魔をするなぁ!!」
ロイミュード暴走体は、スーパーファイヤードラゴンの存在を感知したように、鋭い脚を槍のように真っ直ぐと突いてくる。
しかし、その一撃は、スーパーファイヤードラゴンの装甲には通用しない。
それどころか、逆に、ロイミュード暴走体の脚の方がダメージを受けていた。
ロイミュード暴走体が攻撃すればするほど、装甲が傷つき、そして……。
ロイミュード暴走体に隙が生まれる。
森羅は、その一瞬を逃すことなく、アクセルを踏み込む。
すると、タイヤから炎が吹き出し、加速していく。
そのまま、ロイミュード暴走体の背後に回り込み、ハンドルを切ることで、車体を回転させる。
それと共に、スーパーファイヤードラゴンの爪となっているバケットを勢いよく振り下ろす。
その一撃により、ロイミュード暴走体の背中に衝撃が走る。
それによって、ロイミュード暴走体は、地面に叩きつけられ、大きく転げ回る。
それでも、ロイミュード暴走体は立ち上がる。
しかし、ダメージは大きく、ふらついていた。
そんなロイミュード暴走体に向けて、森羅は、ハンドルを強く握ると、再び、エンジン音を上げる。
同時に、今度は、尻尾のようになっているファンから嵐が噴き出す。
その風を受けた事で、スーパーファイヤードラゴンは加速し、一気にロイミュード暴走体に近づく。
そのまま、拳を振り上げると、ロイミュード暴走体の腹部を殴りつける。
その一撃で、ロイミュード暴走体は、吹っ飛び、地面を転げる。
「ぐぅ……うぅ……」
ロイミュード暴走体は、立ち上がろうとするも、思うように動けない。
それと共に。
「決めるぞ!ここで!」『FINALRESCUE!』
森羅の言葉に合わせるように、アーサーも、環もまたハンドルを握る。
そのまま、スーパーファイヤードラゴンのエネルギーが、3台分のパワーを併せ持つ。
3台のパワーを集結させ、ファンの力で冷却能力がさらに強化される。
それを、ロイミュード暴走体に向ける。
「スーパー!」「アイス!」「トルネード!!」
環が、アーサーが、森羅が。
三人の声を合わせていくと共に、放たれた冷凍液。
それが、ロイミュード暴走体にぶつかる。
「そっそんなぁ!!」
それと共に、天高く舞い上がったロイミュード暴走体。
そのまま、ロイミュード暴走体は、凍ると共に、爆散する。
「「「鎮圧!完了!!」」」
それが、ボルトの事件は、終わりを迎える。