特殊状況下事件捜査課。
そこに所属している泊進ノ介は、今朝の新聞を見ている。
それは、昨日の火事の事が書かれている。
火事での出来事に関しては、進ノ介も知っている。
だが、何よりも驚くべき事は、そこにあった人影。
その人影は、あまり詳しく映されていないが、その人影に進ノ介は疑問にあった。
「ベルトさん、これって、仮面ライダーだよな」
そう、進ノ介は自分の腰にある人物に対して、問いかける。
それに対して。
『あぁ、その通りだ』
それに対して、彼、ベルトさんは答える。
「俺以外にも、ドライブがいるとは思わなかったよ」
『・・・あれは、私自身の理想、そして私の息子の夢でもあった』
「夢と理想?」
それに関して、進ノ介は思わず聞いてしまう。
息子という単語に関しても気になるが、それでも、話を聞いていた。
『元々、私の発明品の多くは、人々の為に開発してきたつもりだ。その最中で、彼の命を救う為に造り出したシステム。そして、ドライブの元となったシステム、それこそがレスキューだ』
「レスキュー?」
それに疑問に思い、思わず質問する。
『ドライブの多くは、ロイミュードと戦う為に造られている。
だが、あれらのシステムは元々戦闘ではなく、様々な災害に対応する為に造り上げたレスキューを応用して造った物なのだ』
「・・・という事は、あれが本来だったらドライブかもしれなかったという事か」
そう、その新聞の記事を見る。
ドライブの、その戦闘能力は、その身に纏っている進ノ介自身が理解している。
これまで対抗する事が出来なかったロイミュードを対抗する事が出来た。
だけど、それが人に向けられたら、どれ程危険なのか。
鋼鉄の身体を持つロイミュードを破壊する事が出来、迫るコンクリートの柱を拳で破壊する事が出来た。
進ノ介自身も、警察官故に、その危険性を理解している。
だからこそ。
「科学は、本来ならば平和な為に使われるはずの物でも、争いの為に使われるのか」
『あぁ、だが、ドライブもまた、目的は違えど、平和の為に使っていた。だが、それでも』
「あぁ、そうだな」
その言葉と共に、進ノ介は、そのドライブとして戦うのを固めるように理解した。
だけど。
「だけど、そのレスキューの変身者って、一体誰なんだ?」
ここまでの話題の最中、進ノ介は、その疑問を未だに答えて貰っていない事に気づく。
だが、その疑問を聞く前に、既に次の事件が、進ノ介に迫っていた。
しかし、ドライブとレスキュー。
二人の仮面ライダーの邂逅は、近い。