森羅達が辿り着いた時には、既にドライブドライバーが破壊されている。
それは、つまり蘇った叔父が亡くなった事に対して、森羅は特に悲しんでいた。
「森羅、その」
その様子は、普段の明るい森羅からは考えられず、環はどうするべきか悩んだ。
「・・・俺が、もっと早く、ロイミュードを倒していれば、叔父さんは無事だったかもしれない。なのに、俺は」
「そんな事はないよ。それを言うんだったら、私だって、あの時はただ目の前の事しか」
そうして、森羅の言葉と共に環は自分の中の失敗に。
その2人の雰囲気に対して。
「おい、お前達は何をしているんだ」
「何をって、言われても」
アーサーからの突然の言葉に対して、環は、どう答えれば良いのか戸惑っていた。
「ここで落ち込んで、何か解決するのか?」
「解決は、しない。けれど、私達は」
「第一、お前達がさっきから言っている事も意味が分からない」
「アーサー、お前、こんな時まで頭が悪いのか」
「悪いのは、お前だろ」
アーサーは、まるで呆れるように言う。
「さっきから、俺とか、私とか。まるで自分が一人で失敗したような事を言って。あの時の戦いは全部、俺達三人の失敗だ」
「それは、そうだけど」「そんな事を言って、何に」
そう、アーサーが言った瞬間。
「次の災害に備える。失敗を何時までも引きずっていても、仕方ないだろ」
「アーサー、あんたねぇ」
そう、環は、アーサーの一言に対して、思わず声を出してしまった。
しかし。
「・・・あぁ、そうだよな」
それと共に、森羅は。
自分の頬を叩く。
「えっ、森羅」
「はぁ、馬鹿に言われて気づかされるなんてな」
「馬鹿って、なんだ、森羅」
アーサーは、森羅の言葉に思わず反応する。
けれど。
森羅は、そのままアーサーと環。
三人で円陣を組むようにやる。
「うにゃぁ、何をするんだ」
「まだ、この災害は終わっていないんだ。気合いを入れなきゃいけないだろ」
「ほぅ、分かっているじゃないか」
そうして、森羅の呟き。
アーサーは、それに対して、納得したように笑みを。
環は、その言葉を聞いて。
「そうだよな、このまま、終わっちゃいけないよな」
それと共に、未だに終わっていない。
アルティメット・ルパンの事件を解決する為に動く事にした。
「けれど、どうするんだ?奴がどこに潜んでいるのか分からない状況で」
そう、アーサーは言うが。
「俺達は、一分も一秒も争う所で情報が必要となる消防隊だ。
そんな消防隊に、時間をこれだけ与えたんだ、怪盗だろうと絶対に見つけられるぜ」