アルティメットルパンこと、仮面ライダールパンの行方を探る為に、森羅達は動いていた。
『ビルドアップ!レスキュートラッカー!』
そう、森羅か身に纏っているのは、背中に大型コンテナを背負い、それを支えるように、全身をアーマーで身に纏っている。
そんな森羅の背中にあるコンテナから飛び出ているのは、ドローン。
その数は凄まじく、同時に高いステレス性にも優れている。
「ふむ、森羅、これは何をしているんだ」
「言っただろ、ルパンを探しているんだ」
「確かに凄まじい量のドローンだな」
アーサーは呟きながら、見つめる。
森羅が、身に纏っているレスキュートラッカーは、空を飛んでいるドローンを通じて、町にあるシフトカーと情報を共有する事が出来る。
さらには、環が変身しているレスキュー3の能力である情報処理能力。
それを合わせる事で最大、東京の広範囲で救助を必要とする人々の元にすぐに行く事が出来る。
「ならば、普段からなぜ使わないんだ?」
「これはあくまでも索敵用で、すぐに救助に入る事ができない。さらには、戦闘には不向きな姿だからな」
「普通に考えれば、十分すぎるぐらいに強いけどな」
救助活動を行う時に、その情報収集能力は役にたつのだが、如何せん森羅の姿では目立ちすぎる。
だからこそ、今回の様に、敵に狙われる心配のない状況では。
たった一人の怪盗を見つける為だけに、出動して来たわけなのだが……
「まさか、本当にいるとは思わなかったよ」
目の前に広がる光景を見ながら、アーサーが言う。
アーサーの目の前にある画面には、情報が映し出されていた。
そこには、ドローンを通じて、捉えたルパンの姿を映した。
様々な情報と共に、ルパンが、変装を行っているのが分かる。
そして。
「これって」
変装したと思われる人物が、危機的な状況になっている事に気づく。
「おい、森羅!」
「分かっている。ルパンは、確かに捕まえたい」
アーサーからの言葉に、森羅は頷く。
ここで、ルパンを捕まえる事を優先すれば、確実に被害が大きくなる事は想像できる。
人の命か。捕まえる事に。
けれど、森羅は。
「だからこそ、助けよう」
森羅が目指すべきヒーロー。
それは、ルパンが言うように、ロイミュードを倒すだけの英雄ではない。
「命を助ける事を最後まで決して諦めないヒーロー。もしも、ルパンを捕まえる事を優先したら、俺は、そのヒーローになれない」
そう、森羅は言うが。
「それは違うぞ」
「それは、もう、私達が目指すべきヒーローだろ」
そう、アーサーと環が言う。
それを聞き、森羅は。
「あぁ、そうだな、レスキューチームの出撃だな」
それと共に、森羅達は、向かう。
命を救う為に。