メガへクスを倒す事が出来た。
先程まで、戦っていたメガへクスの破片は既にない。
その破片から、再生する可能性がある。
その為、森羅達は、すぐに処理をしていた。
「それにしても、まさか、平行世界を実際に目にするとは思わなかった」
「まぁ、普通はそうだろうな。俺達は、俺達の世界に起きた出来事もあって、それは受け入れているからな」
そうして、森羅は、彼ら、流浪がいた世界の光景を見る。
そこは、人工物のほとんどが植物によって支配されていた。
それが、どのような者なのか。
森羅は首を傾げる。
「それにしても、この植物は一体」
疑問に思った森羅。
「それには、あまり触れない方が良い。それは、世界にあって良い物じゃないからな」
流浪は、そう呟きながら、そのままクラックが閉じかけていた。
「それじゃ、俺達は、そろそろ向こうの世界に帰らせて貰う。悪かったな、こちらの出来事に巻き込んでしまって」
そうして、彼らはクラックの向こう側の、世界へと戻ろうとした。
その時、森羅は。
「あの」
「んっ」
立ち去ろうとした流浪に対して、森羅は声をかける。
「なんだ?」
「貴方達は、向こうの世界で戦い続ける事が出来るんですか」
それは、純粋な疑問だった。
こちらの世界に近い環境であった。
けれど、それは少しの出来事で、圧倒的な絶望へと変わった。
それは、まるでホラー映画の世界のような場所。
そこで、戦い続ける訳を。
それに対して。
「向こうで、助けを求める人々がいた」
「助けを」
「あぁ」
それと共に、流浪はそのまま語り出す。
「俺は、あの世界を見捨てようとした。俺は、俺の大事な人間だけを助けようとした。けれど」
それと共に流浪が見つめたのは、鎧武。
「それを、俺はあいつから誰かを助ける事を改めて、教えて貰った」
それは、どこか誇らしげな表情だった。
それを見た森羅は。
「お前はどうなんだ」
「・・・俺は、ただヒーローになりたいだけかもしれない」
「ヒーローか」
「あぁ」
そう、森羅は頷く。
「幼い頃から、誰かを助けるヒーローになりたかった。それは、今も変わらない」
「・・・そうか」
流浪は、その言葉にどこか嬉しそうだった。
「お前みたいな奴がいるなら、この世界も」
そう、流浪はそのままクラックへと向かう。
「行くぞ、紘汰」「あっあぁ、それじゃあなぁ!!」
それと共に、二人はそのままクラックの中へと入っていく。
クラックは、そのまま閉じられる。
「それにしても、まさかルパンの1件がここまで大きくなるとはな」
「はい、本当に、とんでもなかったですね」