ルパンとの戦いを終えた後、森羅と進ノ介は、今回の戦いを振り返る。
「それにしても、今回のルパンは、本当に」
「あぁ、もうすぐ年の終わりなのに、こんな事が起きるとは思いませんでしたよ」
そうしながら、森羅は今回の1件を振り返り、あまりにも波乱過ぎた戦いに苦笑する。
けれど、彼は同時に、この戦いの1件に関わった事に、悔いはなかった。
「この1件のおかげで、俺は目指すべきヒーローを改めて見直す事が出来たから」
そして、森羅が言った。
ルパンとの戦いで、森羅はどこか焦りがあった。
進ノ介が、仮面ライダーとしての力を失い。
徐々に過激となるルパンの犯行。
それを止められるかどうか。
その焦りが、本来の人助けの為に使っていた仮面ライダーの力を、その使い方を間違えそうになった。
けれど、そんな森羅を、仲間であるアーサーと環が止めてくれた。
そのおかげで、森羅は取り戻すことが出来たのだ。
(俺には、自分の信じる道を真っ直ぐに進む事は出来ないと思っていたけど)
それでも良いのだと教えられた事で、自分を信じる事ができた。
「とりあえず、来年からも頑張らないとか」
「ですね!」
森羅の言葉に、進ノ介も同意した。
それはそれとして……
(とはいえ、これで終わりじゃないからな)
今回の戦いは、あくまでもルパンとの戦いだけ。
けれど、森羅達が戦うべきロイミュードは他にいるのだから。
だからこそ、彼らは気を引き締めるべきであった。
「泊さんに森羅君、ここにいたんですか」
「なんだ、霧子」
それと共に、彼らの前に霧子が来ていた。
霧子が来た事に進ノ介は疑問に思いながらも、問いかける。
「どうしたんだ、こんな所で」
「どうしたじゃないですよ、もうすぐ忘年会が始まるのに、こんな所でのんびりしている場合じゃないですよ」
「えっ、もぅ、そんな時間なのか?」
霧子から出したのは、忘年会。
今年の秋から戦い始めた仮面ライダーに関わる者達の中で、親睦を深めようと行われる集まりの事だ。
「すみませんね。ちょっと色々と片付けることがありまして」
それを聞いて慌てる森羅に対して、霧子は溜息を吐きながら説明する。
「とにかく、遅れないようにしてくださいよ」
「はい、分かりました」
霧子に言われて、森羅はすぐに返事をした。
そうして、彼らもまた忘年会に向かって、歩き出す。
しかし、彼らは未だに知らない。
新年を迎えると共に、ロイミュードとの戦いはさらに加速していく。
そこには、森羅達レスキューの3人と進ノ介のドライブ。
彼ら4人のライダーに、新たなライダー達が現れる事に。