「うっ」
戦いが終わった後、泊進ノ介は病院から起き上がった。
あの戦いが終わった後、レスキューによって、担ぎ込まれた病院にいた。
「軽傷で済んだのか」
『念の為の、検査入院らしいね。あの状況でここまで来れたのは奇跡に近いだろう』
「あのレスキューという仮面ライダーのおかげだろ」
『あぁ、その通りだ』
泊進ノ介は、自身の相棒であるベルトさんにそう尋ねると共に、疑問を口にした。
「あの時、あんたは確かに森羅って、言った。それはつまり、あんたは生きた人間だったていう事なのか?」
『さぁ、それはどうだろうね。けれど、レスキューの変身者に関しては、ある程度は知っている』
「・・・教えてくれないか」
秘密主義の多いベルトさんから、すぐに情報を抜き出す事は出来ない。
それが分かっていたからこそ、泊進ノ介は、今は彼の事を知りたいと思った。
それは、あの時、社長に裏切られた。
そんな気持ちを強く感じたから。
『彼の過去は、壮絶と言っても良いだろう。とある火事をきっかけに、彼は家族を失ってしまった。その時に起きた事件の影響で、感情と表情のコントロールが苦手になり、緊張や恐怖を感じるとぎこちない笑顔を浮かべてしまうようになった』
「・・・あぁ」
彼自身も多くの事件に関わっている事で、似たような事例を聞いていた。
『故に、親戚から彼は気味悪がられていた。そんな状況から、親戚である科学者の一人が彼を引き取った。それらの悪意を見てね』
「どんな所でも、そういう所があるんだな」
『科学者は、少しでも彼の為に努力した。だが、彼には火事の影響なのか、心臓に病が出来たのを病院で知らされた。心臓の病を治す方法は現代の医療技術では不可能だった。そこで、科学者はとある技術を彼の心臓に行う事にした』
「心臓に、それって一体」
『コア・ドライビア』
「それって、確か」
『そう、ドライブやロイミュードと同じく。科学者は、とあるデータを元に開発した人工心臓を造りだして、移植した。家族を失った彼に、それ以上不幸になって欲しくない。科学者のエゴだ』
「それで、救われたんだったら、俺は良いと思う。けど、それって大丈夫なのか?」
『アメリカに知り合いがいたからね、その伝手でなんとか通ったそうだ』
「ははぁ、誰だよそれは」
そう、泊進ノ介は思わず呟く。
『そんな最中、彼は夢を持った。その夢は、消防隊になると』
「消防隊に」
そのまま、ベルトさんは続ける。
『自分のような不幸な人間を増やしたくないとね。そんな彼に、託したのが、レスキューだ』
「レスキューか、俺はどうなんだろうな」
そうして、泊進ノ介は、少しだけ困っていた。
けれど。
『そう言えば、レスキューが言っていたよ』
「んっ?」
すると、話題が突然、レスキューの話になった。
疑問に思っていると。
『君を助ける事が出来たのは、あの場にいたトラックの運転手。彼がすぐに知らしてくれたおかげらしい。爆発があり、それを知らせてくれたっと』
「それって、あの時の」
それを聞くと、彼は自然と落ち着いた気がした。
警察官として、守るべき市民を。
「・・・ベルトさん」
『なんだ?』
「俺は事件を解決するつもりだ。けれど、あの爆弾があればきっと被害が大きくなる。あれを安全に処理するのに、今のドライブにはあるのか?」
『・・・正直に言えば、今のドライブは戦闘に特化している所がある、だが、レスキューならば』
「それだったら、応援要請と頼む。市民を守る為に、レスキューに」