燃え上がる浅草。
その浅草の火事の原因であるロイミュードに、森羅達は向かっている。
「アーサーは建物の消化を!環は住人の被害を!俺はあいつを止める!」
指示が出された途端、アーサーと環は即座に動き出す。アーサーはトライバッシャーを構え、燃え盛る建物に水を注ぎ込む。環は手際よく人々を誘導し、安全な場所へと避難させようとしている。
森羅は一人ロイミュードへと突進した。トライバッシャーをソードモードに切り替え、刃先が陽光を反射してきらめく。彼の動きは素早かったが、ロイミュードもまた反応が早かった。ロイミュードはその大鎌を素早く振り回し、森羅の剣を受け止めた。
大鎌と剣が激しくぶつかり合う音が響く。周囲には煙が立ち上り、炎が燃え広がる様子が目に入る。しかし森羅は怯むことなく、その瞳には揺るぎない決意が宿っている。
ロイミュードはもう一方の手に巨大な銃を構え、その銃口を真っ直ぐ森羅に向けて引き金を引こうとした。しかし森羅はその一瞬の隙を見逃さなかった。しかし。
「っ!」
まだ避難が終わっていない住人が目に入った。老人や子供たちが恐怖に震えながら逃げ遅れている。森羅は彼らの姿を見て即座に判断した。
「させるかよっ」
彼はその場で体勢を整え、ロイミュードから放たれた銃弾を防ぐために立ちふさがった。レスキューの装甲が銃弾を弾き返す音が鳴り響く。それでも何発もの銃弾が森羅の身体に当たる。その痛みと衝撃で彼の表情が歪む。
しかし、その決意は揺るがない。「誰も死なせるか!!」と叫びながら森羅は立ち続ける。その叫び声は周囲に響き渡る。
ロイミュードは最後の一撃を放とうとしていた。しかし、その瞬間。
「まったく、馬鹿じゃないのか」
その声と共にロイミュードの銃が切り裂かれた。ロイミュードは驚愕しながらも蹴り飛ばされ、その勢いで地面に倒れ込む。
「えっ、新門さん」
そこにはレスキュー4に変身している新門の姿があった。
それと共に森羅の方を睨む。
「前にも言っただろ。ここは俺の街だって」
そう、マスク越しだが、森羅を睨んでいた。
けれど、森羅は。
「だとしても、ここで助けを呼ぶ誰かがいるんだったら、俺は動く!」
「それがてめぇの動く理由になるのか」
その問いかけに対して、森羅は怯まなかった。
「あぁ、もしも動かなかったら、それは俺の目指すヒーローじゃないから!」
それだけを断言するように叫んだ。
それを聞いた新門は。
「そうか」
それと共に、構える。
それはロイミュードに向けて。
「そのヒーローという志で、浅草の奴らは助かったんだったら、文句はねぇよ」
「一緒に戦ってくれるんですか」
その問いかけに対して、新門は。
「ちげぇよ、ただ同じ奴を潰すだけ。それだけだ」