森羅達が、その日はドライブビットに呼び出しを受けていた。
ドライブビットからの通信画面にはベルトさんが映し出されていた。ベルトさんはいつも通り冷静な表情を浮かべていたが、今日は少し緊張感が漂っているようにも見えた。
「どうしたんだ、叔父さん?」
森羅は心配そうに声をかけた。
他のメンバーも彼の言葉に続き、ベルトさんの方を見つめた。
ベルトさんはしばらく黙った後、ゆっくりと口を開いた。
「君達も知っているが、未だにロイミュードとの戦いが続いています。今回はその件で重要な話があるんだ」
その言葉に森羅達は一瞬驚きの表情を浮かべた。
「重要な話?」
森羅が再び問いかけると、ベルトさんは深く頷き、透明な画面をホログラムで表示した。
画面には複雑なデータや地図が表示されており、その詳細な情報から戦況の一部が示されていた。
「ロイミュードの力は日に日に増大している。特に最近、新たな変異体が現れているという報告もある。我々もそれに対抗するために、新たな力が必要になる」
ベルトさんの言葉に森羅達は緊張感を高めた。
「新たな力?」
そう、呟く。
「レスキューには、ジャケットシステムがあった。それを使用出来るのは、森羅が使うレスキュー1だけなのは、知っているね」
「あぁ、俺達が使えないのは少し不満だからな」
「でも、ここで出てくるって事は」
「あぁ、レスキューのパワーアップに関係している」
その言葉と共に、表示されたのは、3つのアーマー。
「これは?」
「各々に合わせたジャケット。他のジャケットと区別する為にレスキューギアと名付けている」
「レスキューギア」
それと共に、説明が始まる。
「凍結ガトリングガンをはじめとする大量の凍結系射撃装備を搭載しており、ロイミュードの活動も停止させる事が可能となっているレスキューギアTYPE-R。
重機のような形状の強化腕部パーツを装着しており、近接格闘から崩落する建物の阻止まで幅広くこなすレスキューギアTYPE-V。
そして、脚部のホイールで高速移動を行い、瞬時にレスキュー活動を行う事が出来るマトイテッカー。
これらは、3つのギアが連結しているレスキューモービルだ」
そう、呟く。
「これって、完成は」
「そう慌てないでくれ。実は、このレスキューモービルを開発する際に必要なエネルギー。
それの元になるシフトカー、デッドヒートの調整がもう少しかかるから」
森羅達は新たな力に興味を惹かれていた。
「・・・俺のはないのか?」
そう、新門は思わずベルトさんに尋ねるが。
「いや、普通に君の力は、私達の想定以上に高いから必要なくないのでは」
新門からの質問に対して、ベルトさんは思わず呟く。