仮面ライダーレスキュー   作:ボルメテウスさん

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新たな力は未調整

森羅達の無線に火災の通報が入った。

 

現場は都内でも有名な歓楽街で、炎が激しく舞い上がっていた。煙は空高くまで上がり、その周囲はガスの異臭が充満していた。

 

森羅達は急いで現場に駆けつけ、状況を把握した。

 

「これはただの火事じゃない」

 

「ガスが漏れているみたいだ」

 

「急いで対応しなければ!」

 

火災の現場は危険な状況だった。炎は勢いを増し、ガスも漏れていて、周囲は危険な状況だった。

 

森羅達は複数のチームに別れて、それぞれの担当を決める。

 

「森羅、アーサー、環、お前たち三人で救助者を探せ!」

 

「了解!」

 

三人は火災の現場に入り、救助者を探し始める。炎の中を進むと、緑色のスーツを身に纏った眼鏡の男性が現れた。

 

「救助者だ!すぐに行かないと!」

 

「大丈夫ですか!」

 

森羅が話しかけるが、男性は笑みを浮かべた。

 

「えぇ、大丈夫ですよ。それにしても、こんなに早く会えるとは思いませんでしたよ」

 

「えっ?」

 

男性の言葉。

 

それに疑問に思うと同時に、その姿が変わる。

 

深緑色のボロボロのマントを羽織り、全体的に脳味噌をあしらった神官。

 

その姿を森羅達は知っていた。

 

「ブレンっ」

 

「えぇ、初めてですね、レスキューの三人」

 

ブレンはロイミュードの一人だ。

 

彼が何故ここにいるのか、森羅達には理解できなかった。

 

「あなたが火災を引き起こしたんですね」

 

「そうですよ。ですが、それだけではありません」

 

ブレンの目的はレスキューである森羅達を始末すること。それは明確だった。

 

彼の言葉を聞かなくても、その存在感だけで彼らにはそれが伝わった。

 

ブレンの出現は単なる火災ではなく、さらに危険な状況を意味していた。

 

現場はガスが漏れており、危機的な状況に陥っていた。

 

ガス漏れにより炎は勢いを増し、煙も激しく舞い上がっている。速やかな行動が求められるが、ブレンの登場によりその難易度は格段に上がっていた。

 

彼の存在はただの脅威ではなく、この場所での行動全てを阻む障害となっていた。

 

「ハートが今は別件で動いていますからね。その間に、仕事をしなければ」

 

「っ」

 

その言葉を聞いた瞬間、森羅達は即座に構えを取る。

 

「俺達を始末する為に」

 

「えぇ、ドライブは勿論、マッハに君達とは違うレスキュー。彼らは脅威である。だからこそ、君達、3人を先に始末する」

 

「それは、俺達が弱いからか?」

 

「総合的にはだがね。むしろ、これから成長する可能性があるからこそだね」

 

その言葉と共に、ブレンは自信に満ちた姿勢で構える。

 

「ガスの中にある私の毒が広がれば、その被害は大きくなります。さて、どうしますか」

 

ブレンの笑みはどこか不気味で、その笑みには勝利への確信が込められているように見えた。

 

対して、森羅はその挑戦を受け止める覚悟を示す。

 

「だったら、使うしかないな」

 

その言葉と共に森羅は、その手にレスキューシフトカーを構える。

 

「行くぞ、アーサー!環!」『ビルドアップ!レスキューギア!』

 

その音声が鳴り響くと同時。

 

森羅達から距離が離れた場所で待機していたファイヤードラゴンから飛び出た物。

 

それは、巨大な消防車型マシン、レスキューモービル。

 

そのレスキューモービルは、そのまま3つに分離されると共に、3人の上に降り立つ。

 

「「「変身!」」」

 

その声と共に、分離したレスキューモービルは新たな強化装甲、レスキューギアへと変形し、装着される。

 

アーサーは、その身には重機のような強化腕部が特徴的なTYPE-V。

 

環は、巨大なガトリングを両手に持ち、背中にはガトリングの弾丸のように背負った冷却弾を持つTYPE-R。

 

そして、森羅は、そんな二人とはまた変わった全身が白い火事頭巾で身を包んだような姿であるマトイテッカー。

 

三人は、その新たな姿を露わにした。

 

「なっ、それは」

 

「調整前で、まだまだ未完成だが、ここでやらなきゃ、ヒーローじゃないぜ!」

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