ビルの屋上で、環とロイミュードの二人が討論していた。
その様子に対して、困惑を隠せない森羅と進ノ介は見合わせる。
そうしていると。
「あれぇ、進兄さん。これはどういう状況なんだ?」
「それが、俺にも分からなくてな、とにかくはあのロイミュードをどうにか」
そう言った時だった。
環とロイミュードの二人に襲い掛かる影。
「なっなんだぁ!?」「にゃあぁ!?」
突然の襲撃に対して、二人はそのまま吹き飛ばされる。
二人に攻撃したのは。
「あれは、確か浅草の時に出てきたロイミュード!けれど、あれ、武器が少なくなっているような」
それは、浅草で戦った事のあるロイミュードと酷似していた。
だが、かつて戦った際には、三種の武器を使っていたのに対して、目の前にいる2体のロイミュードは、各々が鎌と爪。
一種類ずつしか持っていなかった。
そして、その狙いは、仮面ライダーではなく。
「味方のロイミュードを狙っているのかっ」
その狙いを察したように、襲い掛かる。
それに対して、環は。
「今、私はこいつに説教しているんだ!邪魔するんじゃない!」
「ちょっ環!」
環がその2体のロイミュードに向かって、跳び蹴りを放つ。
「あぁっもぅ!あいつはぁ!」
「というよりも、さっきのロイミュードはもう逃げたぞ!」
既に、元々の目的の相手がいなくなっていた。
「なっ環!」
環に向かって、2体のロイミュードが襲い掛かる。
それに対して、森羅は眼前に襲い掛かるロイミュードの鎌を避けながら。
「こいつっ!」
「森羅っ!」
「大丈夫だ!」
進ノ介が叫ぶ声に対して、森羅は答える。
そうしながら、ロイミュードが放つ攻撃を回避する。
その瞬間、森羅は右拳を振りかぶり、ロイミュードに強烈な一撃を放った。
「ぐぁっ!」
ロイミュードは後ろに吹き飛ばされ、壁に叩きつけられた。
進ノ介もまた、別のロイミュードに向かって攻撃を仕掛ける。
「こっちも逃がさないぞ!」
進ノ介は、手にしたハンドル剣でロイミュードの爪を弾き返す。
「この力はっ」
ロイミュードが驚く表情を見せるが、進ノ介は容赦なく攻撃を続ける。
剛もまた、すぐにロイミュードの攻撃を回避しながら、その隙をついて反撃する。
「あんたたち、いい加減にしてもらおうか!」
剛は高速で移動しながら、ロイミュードにゼンリンシューターで援護をしていく。
けれど、そうしている間にも、ロイミュード達は既に撤退していた。
「さっきの、進化体じゃなかったのに強かったけど」
「・・・おそらくは浅草の個体のデータを元に強化されたロイミュードだろう」
「それって、つまりはこれからもあぁ言う奴らが出てくるって訳か」
それに対して、剛はため息を吐く。
「とにかく、今は逃げたロイミュードを追わないと」