ロイミュードの擬態能力。
それによって、二人の姿はまさしく鏡映しのようにいた。
それと共に、明らかになったのは。
年明けの頃から、一緒に暮らし始めていた事。
当初は仮面ライダーの情報を手に入れるため西城究の姿と記憶をコピーしていたが、そのまま共同生活を送っていた。
「それが一応、進ノ介さん達の情報で分かった事だけど、どっちがロイミュードなんだぁ?」
環はそう言いながら、首を傾げていた。
今回の1件を、他の面々に知られる訳にはいかない為に、浅草の団子屋でその相談を行っていた。
それに対して、合流したアーサーは。
「・・・何か問題でもあるのか?」
アーサーは、首を傾げながら、問いかける。
すると、環は。
「いや、お前、さっきまでの話を聞いていたのか!ロイミュードがすぐ近くにいるから危ないって話をしていたんだろう!!」
アーサーのそのあまりの態度に対して、環は思わず大声で反論した。
その中で森羅もまた、首を傾げていた。
「だから、それが何の問題があるんだって聞いているんだ」
「いや、ありまくりだろ、ロイミュードだろ」
「それが、何が問題なんだ?」
「はぁ?」
アーサーが放つ言葉。
それに、環は思わず呆れたように言う。
「あのなぁ、その西城さんがコピーをしているんだ。また、暴走してしまったら、どれだけ大変な事になるのか、お前も分かっているだろ」
「けれど、お前達の話を聞くと、その二人は友人のような関係になっていないか」
「はぁ?何を言っているんだ。おい、森羅からも何か言ってやれよ」
環は、アーサーのあまりの言葉に対して、すぐに森羅に助けを求めるように聞く。
しかし。
「・・・そうか、そうだったのか」
「はぁ?」
すると、森羅は、何か分かったように目を見開く。
「どうも引っかかっていたんだ。あの時の事。あの時の浅草のロイミュードが現れた時から」
「いや、どういう意味だよ」
「あの時のロイミュード、俺達を狙うというよりもあそこにいたロイミュード072を壊す事を優先していた。それは多分、演技でもなんでもない。本当に壊す気だったんだ!それを行う理由があるとしたら」
「裏切った可能性があるな」
「えぇぇ?!」
森羅の言葉に対して、今度は環が驚きの声を出した。
「いや、なんで!?」
「そんなの、俺だって分からないよ。けれど、あの時の会話。まるで暴れた事を注意しているのは本人で、叱られているのがロイミュードの方だとしたら、納得出来るんだ。そして、このまま放っておいたら、あのロイミュードが殺されるっ」
「まさか、助けるのか」
それはこれまでの戦いを否定するような行動だった。
けれど。
「・・・俺は、災害が理由であいつらを倒してきた。けれど、あのロイミュードは」
それと共に、森羅が走り出す。
それを見ていたアーサーは特に気にしないように走り出し。
環も戸惑いながらもついていく。
それらを見ていた新門は。