森羅達は、すぐに進ノ介達の元へと向かった。
それは、ロイミュード072の安否を確認する為に。
辿り着いた現場。
そこには、進ノ介と霧子。
そして、ロイミュード072が対峙していた。
「あれ、君達は」
「森羅、待ってくれ、彼は」
ロイミュード072は、森羅達の存在に気づき、戸惑いの声を出してしまった。
それに対して、進ノ介はすぐに止まるように言葉を出そうとした。
だが、その場にいる誰よりも、新門は鋭い視線を向けており、その手にはジェットカリバーを手にしていた。
真っ直ぐとジェットカリバーは、ロイミュード072に向かって、投げていた。
「っ」
その攻撃はロイミュード072に向かっていた。
その場にいた全員が驚きながらも、すぐに目を向けた。
だが、その視線は、ジェットカリバーだけではなかった。
なんと、ロイミュード072に向けて、別の方向から攻撃が迫っていた。
「えっ」
ロイミュード072は、それに気づきながらも、動く事が出来なかった。
それ程までに一瞬で。
ロイミュード072を貫いた。
だが、貫こうとしていたその攻撃を、ジェットカリバーが僅かにずらす。
「がっぐっ」
ロイミュード072は、その場で倒れ込んでしまう。
進ノ介達は驚きながらも、すぐに駆け寄る。
「ちっ、不良品の始末に失敗してしまったようですね」
「不良品だとっ」
その言葉に対して、進ノ介は思わず声を出した。
「俺達が、ここに来たのは、ロイミュードを狙ったあいつらの事が気になったんです。あいつらはなんでロイミュードを狙ったのか。もしも、ロイミュード側が不利になる事としたら、それはおそらく」
「人間側につく可能性があるっ、つまりは」
「えぇ人間と仲良くなるなんて、とんだ失敗作ね」
その言葉に、その場にいた全員が怒りを燃やした。
その時。
「072は、進兄さん任せたけど、あいつら相手なら、手を出して良いよな」
「・・・こいつには、まだまだ説教したかった。けど、マーマーマンション好きだって、分かるんだったら話せたのにっ!」
「騎士道に反するならば」
それと同時に、剛と共に、アーサーと環。
2人もまた、真っ直ぐと向かう。
「どうすればっ」
「・・・もぅコアまで届いている。すぐに僕は消滅する。だから」
072は、そのまま最期の遺言を果たそうとした時。
「・・・おい、制作者」
「君は、新門君、どうしたんだ」
「ロイミュードの身体を形成するのは、確かバイラルコアとかいう奴だよな」
「あっあぁ、そうだが、それが何か」
「元の構造は、シフトカーと変わらないんだよな。それもシグナルバイクもシグナルジェットも」
「あぁ、そうだが、まさか」
それと共に新門が手にしたのはシグナルジェット。
変身に使用する為のアイテムだった。
元々は、リバーシブルのように上側は黒、下側は水色になっていたシグナルジェット。
「こいつの意思とかは分からんが、少なくとも、自分が気に入らない事を正面から喧嘩を売ったのは気に入った。だからこそ、聞くが、てめぇは自分の好きな物の為ならば、命を賭けるか」
すると、シグナルジェットの力を読み込むように、072は。
「これは、進化したのか」
その姿は、仮面ライダーレスキュー。
新門が変身するレスキューの姿の一つである水色の姿へと変わっていた。
「あれ、爆発しない?」
「コアが破壊されたが、進化体の身体の中に留まっているから、破壊されないのか」
「なんだか、027の1件を思い出すけど、こいつは偽レスキューというべきなのか」
それに対して、思わず苦笑いをしてしまう進ノ介。
「僕が、仮面ライダーに進化した?」
「だったら、さっさと行くぞ、兄弟」
「きょっ兄弟?!」
「同じ姿だからだろ、さっさと行くぞ」
「えっ、うっうん」
その言葉に対して、072は戸惑いながら、ついていく。
「まさか、こんな事が起きるとはな」
「あぁ、けど、今度は本物がもう1人増えた。そう思ったら良いよな、ベルトさん」
「うっうむ、少し複雑だがな」