進ノ介は、新たな姿であるタイプフォーミュラへと姿を変えていた。
そんな進ノ介の横に並ぶように、森羅もまた立っていた。
「空を飛ぶレスキューに、ドライブの新しいボディ。空気の渦……風の戦士か!?」
その姿に驚きながらも、森羅は既に動いていた。
森羅は脚から放ち続ける水を、フライボードの要領で飛びながら、そのまま魔進チェイサーに向かって行く。
「はぁ!」「むっ!」
同時に、水圧を調整すると共に蹴り上げる。
放たれる水は射程距離を選ばず、遠距離での攻撃を行う事が出来た。
それに対して、魔進チェイサーもまた、腕にあるデッドリベレーションで攻撃を防ぐ。
だが、それは目眩ましだった。
「はぁ!!」
森羅のその叫びと共に放たれた水は、そのまま氷へと変わっていく。
それは、魔進チェイサーとドライブ。
二人以外を遮断するように壁が出来た。
「これは一体」
魔進チェイサーは森羅が何を行うのか、周囲を警戒しながら見渡す。
警戒しながら、周囲を見渡す。
だが、一体、何をするつもりなのか。
壁で遮られなかったただ一つの箇所に目を向ける。
『ヒッサーツ!フルスロットル!フォーミュラ!』
それと共に、既に進ノ介は走り出していた。
それと共に起きるソニックムーブは起きるが、森羅が作り出した氷の壁によって、その被害は周囲には出なかった。
「なっ」
同時に、真っ直ぐと魔進チェイサーを吹き飛ばす。
それによって、魔進チェイサーは地面を転がる。
「今だ!!」
同時に森羅は、そのまま進ノ介達を次々と抱え、その場から離脱していく。
「ぐっ」
魔進チェイサーは、すぐに森羅達を追撃しようとした。
だが、森羅はその場を離脱する前に回転する。
森羅を中心に水はより細かくなり、霧となる。
その霧によって、魔進チェイサーは。
「逃げられてしまったか」
そう呟くしかなかった。
それと同時に、それらを見ていたハートは。
「ほぅ、新たなドライブにレスキューか。いや、あのレスキューは確かブレンを追い詰めた姿だったな。つまりは、本来の力を発揮した訳か」
そうしていると、ハート達の元に森羅が来ていた。
森羅が向かった先。
それは、ハートと戦っていた剛の救出だった。
剛を掴むと共に、その場を離脱した。
それを見たメディックは、すぐに攻撃をしようとしたが、ハートはそれを手で制止した。
「ハート様」
「なかなかに面白そうじゃないか。今回はあの力を見せてくれた礼に見逃してやろうじゃないかメディック」
「ハート様は、本当に物好きですね」
ハートは好戦的な笑みを浮かべながら、森羅達が去って行く空を見つめながら。