魔進チェイサーを倒した後も、森羅達の日常は続いていた。
進ノ介の方でも大きな事件が起きていた。
連続予告爆破事件を解決していた。
これは、シュートロイミュードが自身の身体から放ったミサイル型ダーツを放つ事によって、予告していた場所を爆発させるという恐ろしい事件だった。
最も、その事件はドライブのタイプフォーミュラの圧倒的な速さによって解決された。
だが、その日、森羅達に聞かされたのは、驚くべき内容だった。
「人間とロイミュードが一体化したですって!?」
その知らせは、驚きを隠せなかった。
これまで、森羅達が戦ってきたロイミュードは、人間の悪意を元にコピーしていた。
だが、その知らせはこれまでの常識を疑う内容であった。
「あぁ、なんとか対策をしたいと考え、レスキュー5にも協力したいのだが、君には何か心当たりはないか?」
だからこそ、かつてはロイミュードとして活動していたレスキュー5へと尋ねる事にした。
しかし、その張本人であるレスキュー5は困った様子で腕を組む。
「そうは言われても、ロイミュードは驚く程に早い成長を遂げている。僕が離れた数ヶ月の間におそらくは」
「確かに、彼らはそもそも機械生命体。そこから考えても、我々の予測を遙かに超える成長を遂げるのは難しくない」
そうしながら、状況を打開する方法ないか。
考えている時だった。
「だったら、ドライバーにロイミュードのコアだけを破壊するように調整すれば良いんじゃない?」
「確かにそれが出来れば良いが、問題はその調整だ」
「やはり、難しいのか」
「あぁ、当初は想定しなかった機能だからな。最終調整を行うにも強化ロイミュードのサンプルがなければ無理だが」
「あぁ」
これまでの戦いで、そんなサンプルを取る余裕などなかった。
だからこそ、この状況を打開する方法が未だに見つからない。
悔しさがある中で。
「サンプル」
「んっ?」
まるで心当たりがあるように霧子が呟く。
それを僅かに聞こえていたのはアーサーだった。
「とにかく、このままでは被害が大きくなる。森羅、悪いがその時にはお前も協力してくれないか?」
「あぁ、俺のレスキューギアで凍らせれば、動きは多少止める事が出来ますからね」
それと共に、今後の動きが決まった頃になって、各々が行動を開始する。
その中で、アーサーは霧子の行動に疑問に思い、彼女の後をついていく事にした。
「さて、アーサーの奴はって、どこにもいない!」
「あいつっまた一人で行動したのか!」
その行動を見て、森羅と環は思わず叫んでしまう。