崩壊したビルの内部。
その爆発には、調査で来ていた警察官達が多く巻き込まれていた。
そこから人々を守る為に、既に森羅はその腰には変身に使用されるドライバーが既に装着されていた。
「来い、シフトファイヤー」
それと共に、既に森羅の手には手帳型アイテムであるレスキューコマンダーがあった。
それに合わせるように、ファイヤードラゴンを模したシフトカー、シフトファイヤーが森羅の手元にあった。
森羅は、そのままシフトファイヤーを、レスキューコマンダーに滑らせるようにスキャンさせる。
「変身!」『RESCUE!TYPE-FIRE』
鳴り響く音声。
それと共に、森羅の周囲に炎の輪が舞い上がる。
それは、炎のカーテンであり、森羅の周囲を囲みながら、その姿が変わる。
炎のカーテンの内部で、森羅の身に纏っていた消防服。
それが赤く炎を思わせる色へと変化すると共に、胴体には『1』という文字が刻み込まれる。
その文字を中心に、そのまま森羅の姿は、徐々に機械的なアーマーを装着していく。
「着装!完了!」
それこそ、森羅のもう一つの姿である仮面ライダーレスキューであった。
レスキューへと変身した森羅は、瞬時に周囲を見渡す。
レスキューに変身した事によって、彼の顔を覆っている青いマスクは、周囲の情報を確認すると共に、崩落の危険性がある場所。
未だに避難が遅れている人物がいないかを確認する。
それと共に、見つめた先には。
「大丈夫ですかっ!!誰か!」
それと共に聞こえたのは、新聞記者だと思われる人物。
その人物の近くには、倒れている救急隊員がおり、その脚には怪我をしている様子が見える。
それを見た森羅はすぐに走り出していた。
「大丈夫ですか」「えっ」
それと共に森羅はすぐに確認する。
怪我の状態は、既に情報を確認し、軽傷だと確認する。
だが、周囲には、未だに爆発が起きていた。
「すぐに避難を」「はっはいってぇ」
そのまま、怪我人を抱き、新聞記者を背負った森羅は、そのまま走り出した。
怪我への悪影響を最低限にしながらも、すぐに外へと避難を終え、彼らを降ろした。
「貴方達はここに、すぐに他の隊員が救助に来ますので」
「はっはい」
驚きを隠せない様子でありながら、森羅はすぐに周囲を見る。
ビルの崩落は未だに続いている。
その最中でも活動を行う為に、障害物を壊しながら、進む必要がある。
それと共に、森羅は。
「視界の確保と進路確保。レスキューターボ、レスキュードリル!」『レスキューターボ!レスキュードリル!』
その言葉と共に、レスキューコマンダーにスキャンした二つのシフトカー。
それに合わせるように現れたのは、プロワー型の車であるレスキューターボと2本の大型ドリルが特徴的な車であるレスキュードリルの二体が現れる。
そのまま、森羅が進むと共に、レスキューターボが、舞い上がる煙を吹き飛ばしながら、レスキュードリルがそのまま、森羅が進む道を確保する。
進んだ先、爆破は未だに続く。
だが、その先で。
「っ」
眼前で、鉄骨が落ちる光景が見えた。
何もない場所から突然現れた鉄骨。
その下には、追田警部がいた。
「レスキューターボ!」『ビルドアップ!レスキューターボ!』
鳴り響く音声と共に、右腕には巨大なファンが特徴的な姿に変わる。
そのまま、ファンを、そのまま迫る鉄骨に向けて、ファンを向ける。
「っ」
そのファンから放たれる風。
それが、追田に迫る鉄骨を宙で浮かべ上げる。
同時に、そのまま森羅は、追田を抱え、その場を離れる。
「要救助者、確認」
「ふっふたりめのかめんらいだー!」
どんよりの影響でかなりゆっくりと喋っていた。
そんな追田の言葉を無視し、そのまま避難させる。
その最中で、森羅は。
(やはり、ファイヤーだけじゃ、駄目かもしれない)
未だに対応出来ていない部分に、少し悔しさを感じていた。