霧子が向かった場所。
そこは、どこかの森。
霧子は、自分自身の相棒であるジャスティスハンターの案内の元に辿り着いたのは。
「っ!」
そこに立っていたのは、一人の男。
それはチェイス。
本来ならば、死んでいたはずの魔進チェイサーがそこにいた。
「お前か」
それと共に、チェイスはその手に持つブレイクガンナーをそのまま銃口を下に向ける。
チェイスが霧子に攻撃を止めた訳。
それは、霧子がチェイスの命を救ったからだ。
チェイスが森羅達との戦いによって爆発した。
だが、強化ロイミュードとして進化した彼は、奇跡的に生き残る事が出来た。
しかし、ロイミュードとしての活動するにはあまりにも損傷が激しかった。
そんなチェイスを見つけた霧子は、彼を助ける為に、進ノ介達に隠れて、マッドドクターで治療し、その命を繋ぎ止めた。
「俺に何の用だ」
「・・・あなたも見たはずよ、あの新しい敵を。人間を助けるには、強化型ロイミュードの組織サンプルが必要なの」
「それをなぜ俺に言う」
そうしながら、チェイスは霧子に問いかけると。
「それはお前が騎士だからじゃないか」
「っ」
聞こえた声と共に、見つめた先。
そこには。
「あなたはアーサー君!なんでここに」
「何やら怪しい動きをしたと思ったから来て見たら、まさか湖の騎士の所にいるとはな」
「湖の騎士?」
その言葉に対して、チェイスは思わず首を傾げる。
それは霧子も同じだった。
「えっと、それって、ランスロットの事を言っているの?」
「えっ、究さん!なんでここに?」
「その、進ノ介君に頼まれたから、霧子ちゃんの様子が可笑しいって」
そうして、霧子から問われた究ちゃんは、そのままここにいる理由を言う。
「ランスロット」
「あぁ、かつて最強と呼ばれた騎士。お前がかつて世界を救ったのならば、そうだろう」
「騎士だと、笑わせるな!俺はロイミュードだ!」
「だからどうした」
アーサーは、未だに変わらない目で言う。
「貴様が人を救った騎士である事が、ロイミュードだったら駄目な理由がまるで分からん」
「それは」
「そうですっ!ロイミュードだろうと関係ない!あなたは人間を救ってきた!それは変わらない!」
その事をチェイスに伝える。
チェイスは、それらの言葉を聞いて、迷いながらも。
「あぁぁ!!」
魔進チェイサーへと変身する。
チェイスは、そのまま、ブレイクガンナーを自身の腹部に向かって、攻撃した。
「っ」
それによって、一部のパーツが剥がれ落ちる。
「チェイス」
「・・・俺もまた、強化ロイミュードだからな」
それだけ言い、チェイスはその場を去る。
「・・・湖の騎士からの贈り物という訳か」
「アーサー君、君って、無茶苦茶な事を言っているけど、かなり凄い事したよね」