森羅がレスキューギアを身に纏い、その両脚から水を出しながらも真っ直ぐと目的地に向かって飛んでいた。
進ノ介からの連絡を受けて、向かった先は倉庫。
「それにしても、あのロイミュードが蘇ったのかっ」
呟きながらも、進ノ介から聞いた情報だけでもかなり厄介な状況なのは理解した。
警察が隠していた多賀。
それが、どういう訳か見つけ出し、再び彼と融合してソード・ロイミュードとなって猛威を奮っている。
進ノ介は復活したチェイスによって腕を怪我していた。
それにより、進ノ介は仮面ライダーに変身する事が出来ない。
「もしも、復活したら大変な事にっ」
それと共に、空を飛びながら向かった先の倉庫。
そこでは、既に戦いが行われていた。
「なっ、えっ?」
一瞬、何が起きているのか分からなかった。
森羅は、その光景が何なのか疑問にしか思わなかった。
そこには、確かにソード・ロイミュードがいた。
そして、ソード・ロイミュードは仮面ライダーと戦っていた。
森羅の知らない仮面ライダーと。
「状況は分からないけどっ」
森羅は真っ直ぐと、仮面ライダーに攻撃を仕掛けようとしていたソード・ロイミュードに向かって、蹴りを放った。
「ぐっ、今度は誰だぁ!」
すると、ソード・ロイミュードは森羅の方を見つめる。
しかし、それが決定的な隙となっていた。
『イッテイーヨ!』
鳴り響く音声と共に、森羅の後ろから聞こえた音声。
同時に森羅の横を駆け抜けたのは、謎の仮面ライダー。
それと共に、銀色の仮面ライダーが持つ斧が、そのままソード・ロイミュードに向かって振るわれた。
それによって、ソード・ロイミュードと一体化している多賀は分離される。
同時に、ソード・ロイミュードと一体化しているロイミュード007の姿が露わになった。
「行け、レスキュー」
「っ」
その声に、驚きを隠せなかった。
しかし、森羅はその言葉に従うように既に構えていた。
『ヒッサツ!フルスロットル!』
鳴り響く音声と共に、そのまま森羅は真っ直ぐとロイミュード007に向かって、蹴りを放つ。
突然の分離に驚くロイミュード007は、それに対応する事が出来ず。
「がはぁぁ」
ロイミュード007は、その身を爆発する。
それにより、その戦いは決着がついた。
同時に、仮面ライダーの正体を察したように、森羅は思わず見つめる。
「・・・もしかして、チェイスなのか、なんで」
疑問でしかなかった。
けれど、現場にいた進ノ介達を見ると、チェイスに対して敵意が籠もっていない。
そのまま、チェイスは無言で去った。
それだけでも、事態は良い方向に向かっている。
そう、信じられる光景だった。