都内で起きた銀行強盗事件。
その事件に進ノ介は、仮面ライダーとして関わる事になった。
都内の強盗に入っているのは、赤い身体が特徴的な融合進化体である事が判明した。
戦いの最中、市民の安全を優先した為に、ロイミュードを取り逃がしてしまう。
それでも、事件の解決を行う為に捜査を行う事になったが。
「それで、その根岸って言う人を追う為に私の力が必要だって?」
そう、非番である環に進ノ介は頭を下げていた。
「あぁ、君のレスキュー3は、他のレスキュー達よりも優れた情報収集能力を保持している。それは、これまでに見つける事が出来なかったロイミュードの特殊能力の解析にも大きく約に立つはずだ」
「それは、理解できますけど」
環は悩ましげに首を傾げながら、答えた。
「それにしても急じゃないですか。なんで今になって、この事件が気になるんですか?」
進ノ介は神妙な面持ちで答え始めた。
「実はね、この事件にはまだ続きがあって・・・」
そう言いながら進ノ介は事件について詳しく説明を始めた。
この事件には12年前の事件との関係がある事を。
それに対して、環は驚いた様子だった。
「まさか、12年前の事件の犯人と?」
「えぇ、ただ、犯行を行った人物と思われていた根岸ですが、証言によると違う様なんです」
環は考え込んだ。
「じゃあ誰が本当の犯人なんだ?」
「その為にも、協力を頼む」
「…分かりました。では」
それと共に、環もまた、その手にシフトカーを取り出す。
「このシフトカーは、確か森羅達の所の」
「あぁ、これには、ロイミュード達の痕跡を解析する力がある。それを使えればって」
すると、環の持つシフトカーが動き出した。
「あぁ、けれど、なんでここまで証言に大きな違いがあるんだ?」
証言の違いに一同は困惑していた。
「なぜ証言が食い違うんだ?」
進ノ介は眉間に深い皺を寄せた。12年前の事件の真相を追いかけるにつれ、不可解な点が浮かび上がってきた。
「おそらく、ロイミュードの特殊能力だ」
ベルトさんは冷静に分析した。
「ロイミュードには記憶操作の能力を持つ個体がいる。そいつが人々の記憶を書き換えている可能性が高い」
進ノ介は沈黙したまま、ベルトさんの言葉を反芻した。
警察が長年追ってきた事件が、実はロイミュードの影響下にあったとは。
「警察がロイミュードを追えなかったのは……」
「ロイミュードの能力によって証拠や証言が歪められていたからよ。警察官も含めてね」
進ノ介は決意を新たにした。
父親の事件の真相を明らかにするだけでなく、12年の時を超えて人々の記憶を操るロイミュードを追わねばならない。
「環さん」
進ノ介は真剣な眼差しで彼女を見つめた。
「改めてお願いがあります。根岸の件だけでなく、この記憶を操るロイミュードの行方も探ってほしい」
環は一瞬考え込んだ。
だが。
「分かった。これはもしかしたら、私達にも関係しているかもしれないから」