「さて、名前がないお前をどうするかだ。さすがにおまえやあんたじゃあ酷いだろうし、翼と一緒に名前付けるよ」
おけまる水産。これって女子学生が使ってたヤツだっけ?
しばらくして翼、風鳴翼がやってくる
うむうむ、来るなり抱きつくのやめない?
「んじゃ名前上げてくか」
てってってて〜翼お姉さんちょっと感覚麻痺ってない?
「武蔵」
スンって期待に満ちた顔から一瞬でそれは無いわに変わった
「いや、それはないだろ翼。マイとかは?」
うーん、アリのようなナシのような...
アリよりアリなんだが
「むつみ?」
睨む、もうふざけるなら帰ってもらおうかな。ここが翼お姉さんの家なら少し席外してもらおうかな
「そ、そんな...では"うい"とかはどうだ?」
私はそれを聞いた瞬間、運命の相手に出会えた気がした。指を指してグッドする
「えっ、今の、ういでいいの?」
「マジか!?」
なんか2人は驚いたり、遠い目してたりと色々だが走る
「ん?なに?」
ジェスチャーで伝える他あるまい。ピッ、耳に当てあうあうと口にする。ピッとしまう動作
「もしかして電話か?」
今度は奏が当てたため指さしグッド。喋れないってつらいね
しかし2人が
「触らせるのは...」
「変に操作してもな...」
ここでダメなのか。むむむ、まぁいいや。そう呼んでもらえると気にすることないか
「平仮名でいいのかな?」
「いいんじゃないか?」
...おかんにファザーやん。これ喋れるようになったら言いそうだし治そう
えっ、翼が料理したりするんじゃないの?翼が私の事見るの?いいけど
「奏は優しいから安心して」
うん、結構落ち着いてるよ
それより2人は赤ちゃんみたいな子引き取っていいのか?見たところまだ学生なのに...
「ん?よしよし、大丈夫よ。怖くなーい、怖くなーい」
まぁいっか、いつかこの気持ちも伝わるはずさ
しばらくしてまた離乳食が出てきた。ちゃぶ台返ししたいけどこの身は赤子なりて仕方のないことだ
大人になってから美味しいものたくさん食べればいいさ
「ああ、口の周り汚れ着いてるぞ」
むぐっと声が聞こえたのは多分2人とも分かってるだろう、喋れないのも、私が知識はあるという事も
このあとなんか男の人がいつの間にか私の替えの着替えを持ってきてくれてお風呂出たあとそれに着替えて
「私達と一緒に寝るか」
おかんとファザーやん...そこはもう譲れないて
あと下にシート敷かなくて大丈夫?知らないよ?
翌日、案の定おもらししちゃったてへぺろ(´>ω∂`)
「あー、仕方ないか。大丈夫、怒らないから安心しな」
怒られてたら無敵バリアで終わるまでだったよ。そんな理不尽私は受けたくないし...翼お姉さん大丈夫かな。慌ててるけど
こうして私ことゆうと天羽奏...パパ?と風鳴翼...ママ?の共同生活が始まった
おのれバラルの呪詛!(風評被害)