朔矢、水戸郁魅を弟子にする
「つうわけで、今日からミートちゃんが極星寮の仲間になりま〜す!!」
「....よろしくお願いします」
ダブルピースをしながらそう言う朔矢を尻目に、極星寮の面々を見ながらそう言う郁魅。
それに対し、極星寮の仲間達はというと.......ポカーンとした顔で郁魅の方を見つめていた。
「え、えっと......どういう経緯で水戸さんがここに......?」
朔矢の言葉に対し、恐る恐るそう尋ねる涼子。
それは悠姫も同じだったのか
「それ思った!!」
と驚いた様子でそう叫んでいた。
そんな後輩達に対し、朔矢は
「ん〜、俺もよく分かんない☆」
テヘペロをしながらそう言った。
「へぇ!!アンタが噂の肉魅かぁ」
「誰が肉魅だ!!」
極星寮期待のルーキーこと、創真の言葉に対してそうツッコミを入れる郁魅。
その光景を見た朔矢はケタケタと笑いながらこう言った。
「流石はソーマくん、やるねぇ」
「いやどこが!?」
朔矢の言葉に対し、そう叫ぶ郁魅。
「あ、あの....柿沼先輩、ひょっとして」
「一応言っとくけど、攫ってはないからね」
「デスヨネー」
彼の言葉に対し、納得するように呟く恵。
「ミートちゃんはね、俺の料理を食べて惚れたから弟子になったんだよね〜」
寮生達に対し、朔矢がそう言うと
「......柿沼先輩の料理を?」
峻はピクリと反応しながらそう呟いた。
「だよね?ミートちゃん」
「あ、は、はい!!」
朔矢の言葉に対し、そう答える郁魅。
その声に嘘偽りがないと感じたのか.......峻は
「.......そうですか」
朔矢に向けてそんなことを言った。
「流石はカッキー先輩だぜ!!」
「そこに痺れる憧れるぅ!!」
「アハハハ!!ありがとね〜」
後輩である大吾と昭二の言葉に対し、嬉しそうにそう言う朔矢。
それは一色慧も同じだったのか
「いやぁ、柿沼先輩はやはり凄いですね!!」
裸エプロンの状態でそう言うのだった。
「まぁ、カッキーくんのカリスマオーラに敵うやつなどいないんでね☆」
「それ自分で言います?」
先輩の言葉に対して呆れながら善二がそう言うと.......朔矢は彼の肩に腕を回したかと思えば、こう言った。
「カッキーくんには不可能なことはないのさ.......」
「いよっ!!カッキー先輩日本一!!」
「いや世界一っしょ!!」
朔矢の言葉に対し、そう囃し立てる創真と悠姫。
「てなわけで、ミートちゃんが仲間になるのでよろしくね!!」
「全く....アンタのことだからそうなるとは思ってたよ」
極星寮の寮母であるふみ緒はこのことを察していたのか、呆れながらもフッと笑いながらそう言うと....郁魅の方を向きながらこう言った。
「水戸郁魅、まずはアンタの実力を見させてもらうよ」
その言葉を聞いた郁魅は、これから入寮に関する審査が行われると察し、すぐさま気合を入れるのだった。
「大丈夫大丈夫、ふみママは優しいから」
「アンタは黙っときな」
ダブルピースをしながらそう言う朔矢に対し、外野は黙れと言わんばかりにそう言うふみ緒。
「え〜?応援しちゃダメ?」
「応援するのはいいが、彼女に手を貸すんじゃないよ」
「はいよ〜」
そんな師匠の様子を見て、改めて緊張感が無いなと思う極星寮の面々。
一方、ふみ緒は朔矢の耳元に近づくと
「......ところで、いったいどうやって女の子を誑かしたんだい?」
小声でそんなことを尋ねた。
その言葉に対し、朔矢は
「ナイショ☆」
ウィンクをしながらそう言った後、続け様にこう言った。
「まぁ、実際ところはワガママエリーちゃんの犠牲者を減らしたかっただけなんだけどな」
朔矢の言葉を聞いたふみ緒はやれやれという顔になると、彼に対して小声でこう言った。
「流石は第零席様だね」
「まぁね」
ドヤ顔をしながら朔矢はそう言うと、それを見ていた郁魅は
(柿沼先輩.....こんだけ人望を集めているのにどうして..........)
何故実力を隠すのだろうとますます思うのだった。
「んじゃミートちゃん、ふみママの壁を越えられるように特別なオーラを放っておくわ〜」
「どんな応援方法ですか!!」
朔矢がそう言うと、ものの見事にツッコミを入れる郁魅。
それを見た極星寮の面々が彼女のツッコミが良いツッコミだなと思ったのは言うまでもない。
「あの子....いいね」
「いやどこが?」
そう呟く慧を見て、思わずツッコミを入れる善二。
その後、ふみ緒のテストを受ける郁魅だったが.......えりなの部下だけあって、その実力で見事合格したとか。
ちなみに、ふみ緒さんはカッキーくんの正体を知る数少ない人のうちの一人です。