阿慈谷ヒフミ男の娘概念   作:融合好き

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あけましておめでとうございます。


蛇足:色々と台無しなこぼれ話

 

 

──ヒフミさんのパンツで淹れた紅茶を存分に啜りたい。

 

 

曰く人間は、禁忌とされている行為を、却って強く欲する傾向にあるという。

 

心理学にはカリギュラ効果。あるいはもっと単純に反骨精神とも呼べるそれは、過去に権力者により利用され、有毒性のみが知られていたじゃがいもの普及に貢献し、飢饉で喘ぐ国を救った過去もあると聞く。

 

名家の長女として厳格に育てられた私は、しかしそういった欲求はあまり強く湧き出てくることはなかった。勉強よりも家から出たい。習い事よりも友達と遊びたい。お稽古よりも部屋で寝ていたい。思い付きはすれども実行するには至らない、その程度の感覚。両親からすれば、私はさぞや良い子に思えたことだろう。

 

それは単純に、そうまで欲するものが未だ見つかっていなかっただけだというのに。

 

「──ええ。貴方の事情は理解しているつもりです」

 

ある日のこと、中年の男性が若い女性に対してAEDを用い命を救った結果、何故かその男性が救った女性に訴えられたという話をミカさんから聞いた。

 

情報源すら定かではない、“そういう不祥事”を面白おかしく取り上げるサイトを流し見て聞き齧っただけの与太話──を、更に他人から又聞きした程度の情報。デマか否か、その真偽についてさえも不明で、またそれが社会にどの程度の影響を与えたのかも知らない。けれど私はその話を聞いて、更には世間ではその女性に対して同情するような意見すらいくつか散見されたと耳にして、一人の人間として戦慄したのを覚えている。

 

どこまでがセクハラでどこまでが親切か。極端な話、嫌いな人から挨拶をされるだけで気分を害する人間はいる。意地悪な級友。高圧的な教員。無関心な両親。理不尽な上司。その女性からすれば顔立ちの整っていない年上の異性は、視界に入れただけで不愉快に思ったというだけの話なのだろう。

 

ただ、助けた当人からしてみれば堪ったものではない。ともすれば無関係な他人の死の責任すら背負わされかねない状況で、それでも懸命に人命を救った結果がこれではあまりに報われない。デマかもしれない情報に何を、とは言うが、“恩を仇で返す”なんて諺が教訓として罷り通ってる辺り、やはりその手の話はどこにでも存在するようで、例えば外国にも“カラスを育てたらいずれ目玉をくり抜かれるぞ”という物騒な諺があったりする。

 

すなわち、何が言いたいかというと、かくもヒトの心とは複雑怪奇なモノであり、他者が推し測ることなど不可能に近いということ。私のような特殊なケースを抜きにしても、時に自分の心にさえ従えない人間が、考え方が異なる他者を理解しようだなどと、それ自体が烏滸がましいのかもしれない。

 

「その、ナギサ様……」

「どうかしましたか?」

「いえ……」

 

会話の中、不意にこうして目を伏せる彼を見ても、私には彼が何を思って言い淀んだのか見当すら付かない。

 

かつてセイアさんから伝え聞いたキヴォトスに伝わる7つの古則、その2つ目。“理解できないものを通じて理解を得ることが出来るのか”。

 

──自分のことさえ把握し切れない私は、彼自身にも掴めていない“理解”など得られるのだろうか。

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

人生にターニングポイントというものがあるとしたら、私にとってのそれは間違いなくその日だったと断言できる。

 

「そうですね……例えばですが、ミカさんの真似をしてみる──とか?」

 

きっかけはそう、とても些細なこと。

 

それはある日の会話。気心の知れた幼馴染。しかし時折そのテンションについて行けなくて、更にはとんでもない大事件を引き起こした彼女に、理解を半ば諦めた自身に絶望した。大切な友人、生来の幼馴染。誰よりも彼女を知っていた。しかしそれが全て妄想だったと思い知った時、私は足元が崩れ去るような錯覚に陥った。

 

ミカさんのことが理解できない──仔細は異なれど、ついそのような言葉を口走ったような気がする。実のところ、自分でもよく覚えていないほどにあの時は疲弊していた。そんな私に、ヒフミさんは慌てた様子で、自分から歩み寄れば相手の考えも分かる、物真似はあくまで極端な例だ──と、そんなに主張しているわけでもないのに、なんだかいやに耳にその言葉が残る。

 

「真似……?」

 

ミカさんの真似? それは一体、どういう……私にとってのミカさん? でも、それは私が勝手に抱いていた夢幻で──

 

『ナギちゃん』

『ナーギちゃん♡』

『ナギちゃんってば!』

『……ナギちゃん?』

 

浮かんでは消えていくかつての記憶。寂しがりなあの子。甘えたがりなあの子。そんな彼女が今でも私を殺そうとしていただなんて信じられなくて。何より彼女にはもうまともに逢うことが出来ない事実がとても悲しくて。

 

『あは☆ ナギちゃん隙ありっ!』

『わぷっ、もう。ミカさん危ないですよ』

 

「真似──」

 

とある日の情景。それなりに重要な報告書を受け取った直後の私に、ミカさんが不意に抱きついて来た何気ない日常。万が一にも書類を折るわけにはいかないので怒るに怒れず、また不思議と抱き付いた後は暴れるでもなく大人しくするのみで、抵抗するのも馬鹿らしいとされるがままとなっていたあの日の記憶。

 

何故、今になってそんな記憶が浮かんだのか。それは私にもよく分からない。けれど私は、それがまるで天啓か何かのように思えた。抱きつく。ダキツク──それからのことは、自分でも全て無意識のうちに行われた。

 

「ふふ、隙ありです」

「ほぉわ!??」

 

ぎゅっ、と。

 

ヒフミさんに体重を掛けるように、寄り掛かって身体を預ける形で、首元に顔をうずめて腰に手を回す。突然の行動にヒフミさんは戸惑うものの、決して振り払うことはしない。それは私に対する友誼故にか別の理由か、とにかく私にとっては非常に都合が良いと言えた。

 

むにむにと、ぺたぺたと。手探りで私にも分からない“何か”を得ようと身体全体を捩らせる。ヒフミさんにとっては不幸なことに、自分でも分かっていない“何か”はともかく、抱擁自体はそれだけで非常に充実感を齎してくれた。いつまでも、ずっと、永遠にこうしていたい──そう思わせるだけの満足感。

 

相手の優しさに甘える形になってしまい申し訳なさを覚えながらも、しかし私は溢れ出す多幸感に抗うことが出来なかった。誰かに身を任せるとは、こんなにも心地が良いものなのか──私はそう思い、存分にその時間を堪能した。今を思うとこの時点で色々と問題ではあるが、ここまではまだ良かった。そこまでであればそう大した問題にはならなかったのだ。

 

もしもここで全てが終わっていたならば、それはどれほど良かったことだろう。不幸にも、幸福にも、けれど事態はこれでは終わらなかった。なまじ私が未練がましく延長を強請ったから、長く他者の体温に触れることで、私は急激に心細くなった。この感触。この感じ。普段であれば()()に対して抱いていたこの感情。ここしばらくはずっと感じられなかったぬくもり。

 

今更のように、今の今になって、こんな時になって、私はようやく理解した。私はもう、彼女にこうして寄りかかることは出来ない。物理的なアレコレならまだしも、本当の意味で私は、彼女に全てを委ねることが出来なくなったのだ、と。

 

「あ……」

 

日の移り変わりを知らせる未明の鐘。あの時ほど、日頃は頼り切りの時計を恨めしく感じたことはない。

 

互いに循環していた体温も、離れた瞬間には服に僅かな残滓を遺すだけ。あれだけ情熱的な時間を過ごしていても、繋がりが切れた一瞬の変化はあまりに急激で、それはかつて彼女と私が辿った軌跡のように。

 

「っ……」

 

寂しかった。悲しかった。人恋しさに、いっそ気が狂ってしまいそうになった。だけど私にはどうしようもなくて、一人ではどうにも抗うことができなくて。もう彼女には頼れない──本当に今更に、改めてそう実感して、辛くて寂しくて苦しくて無力感に打ち拉がれて。

 

代償行為──言ってしまえばきっかけはそれだけのことだった。彼は頻繁に私へ情欲を向けてくる困ったさんではあったが、そういう人物であればこそ、私もある意味で遠慮なく、容赦なく、心置きなく接することが出来た。都合が良い──言ってしまえばその程度の存在。どうせ彼に、私をどうこうする度胸なんてない。結論から言ってしまえば、確かにその考えは正しいものだった。

 

そう、彼には私をどうにかする決意など持てない。それは恩義が理由だったり、彼が単にヘタレであるだけだったり、失望されることへの恐れだったり、彼のトラウマの根源たる母の教えだったりと、まあ要因は様々なれど、確かにそれは紛れもない事実だった。

 

甘かったのは、油断したのは、どれだけ歪な形であっても、私たちは間違いなく生物学的には異性であるという一点。彼の容姿が云々とか、彼の精神があれこれとか、そういう要素を一切抜きに、それでも私たちは一組の男女であった。

 

研究によると、若い少女の身体からは、男性を誘惑する桃の香りに似た甘い香りが放出されるらしい──此れがその手のフェロモンなのかどうかは知らない。何も分からなかった。そういうものであるだとか、そういった理由はどうでもよくて。

 

とにかく私は、その時に理解した。私という人間を。私という存在の業を。私が今後背負うべき罪を。否応無しに。問答無用に。本能的に。何処までも理不尽に。喩えるならば私は──その瞬間に。私は遂に、“禁忌”に触れてしまったのだ。

 

 

 

──あ。ヒフミさんって、なんだか凄く良い香りがする。

 

 

 

 

 

…………………………………………

 

 

 

 

…………………………

 

 

 

 

………………

 

 

 

 

 

気付いてしまえば、後は一直線だった。

 

まず始めたのは、ヒフミさんの要素が残された部分を精査する作業から。手始めに片付けられた皿やティーカップ。座っていた座席。ドアノブといった基本の部分。今時掛け時計など珍しいからか、それも頻繁に触っていたような気もする。髪の毛はとりあえず数本は集めてはみたが、正直ここまで来ると要素云々よりも単純に廃棄物という認識が強く、少なくとも私の琴線には触れなかった。

 

意外に思ったのは、それまでヒフミさんが座っていた座席がかなりの期間温もりを残していたこと。単に私の熱が伝わっただけなのかもしれないが、軽く頬を当てたり食んで嗜んだり、あるいは純粋に座り直して上記のカップと共に紅茶を楽しむと、それだけで何やら背筋にゾクゾクとした感覚が湧き上がったのを覚えている。

 

誰にも知られないようにと、工具を片手に一人で行った椅子の張り替え作業は中々に大変な作業ではあったが、やり切った時には感動すら覚えたほどだ。昔、自転車のサドルを盗む男性のニュースを何処かで聞いて「何を馬鹿なことを」と鼻で笑った記憶があるが、今ならその男性とも熱く語り合える気がする。

 

ただ、人の欲望には際限が無いとはよく言ったもので、そんなことを繰り返していると、すぐに何かが物足りなくなった。もっと欲しい。あれも欲しい──供給がなければ、ただでさえ時間と共に消え行く温もりは消費されていくだけ。どうすれば手に入る。どうやれば手に入れられる──気付けば私は、そのような罪深い思考ばかりを繰り返すようになっていた。

 

「あっ、ナギサ様、そこは──」

 

制服のままだとベッドが汚れる可能性があるからと、部屋を無駄に暑くしたり椅子の足の高さを微妙に弄り座り心地を悪くしたりお菓子をすぐに食べ終わるモノにしたりとあらゆる手を尽くし場所をいつもの応接間から移動し、そのままの流れで殻を破り、ようやく暴きこの手に掴んだ彼の“禁忌”を口元に当てつつ、乳房や秘所を彼の身体に擦り付け次なる策を練る。

 

(男女のまぐわい──満たされる……永遠にこうしていたい……)

 

良くない傾向であるのは理解している。これは単に肉欲に溺れているだけ。あるいは彼に依存しているだけだと、頭の中では分かっている。だけど、それでも。いざ彼を前にすると、どうにも抗うことが出来ない。

 

(私の──私だけが知る、私だけの男のヒト……)

 

きっと、私はもう戻れない。戻りたくない。知ってしまった。欲してしまった。人は一度覚えた快感は忘れられない。黄金名声知識性欲麻薬即ち堕落。この手の欲求が止めても無駄ということは、人類の歴史が証明している。

 

魔女と獣。果たしてどちらが肩書としてはマシか。彼女と同じかそれ以下にまで堕ちて、それが僅かにでも嬉しいだなんて、我ながらなんと破綻した思考なのだろうか。

 

「んぅ、ッ……!」

 

瞬間的に訪れる脳が弾けるような感覚。思考が尽く吹き飛ぶ快楽。脱力した身体を彼に預ける堕落。どれか一つでも、私を自制心を崩すには十二分で。

 

震える身体を押さえ付けるような、細い身体に見合わぬ強い抱擁。義理では絶対にあり得ない満ち満ちる彼からの“愛”。いつか冗談粧して告げた言葉。他の誰にも向けられないモノ。私だけしか知らないモノ。私だけが手に入れたモノ──彼が、この私の胎に注ぎたいと願うモノ。

 

「違う、違うんです。私、私は、ヒフミは──」

 

なのにどうして、彼は涙を流すのだろう。望むモノは目の前にあるのに。魔羅から抑えきれない欲望を感じるのに。思い付いた可能性を述べた。しかし帰ってきたのは力強い否定。けれど答えは明かされることはない。分からない、分からない、分からない──

 

喉を掻き毟りたくなるもどかしさ。隔てる肌着。須臾の距離。永遠の隙間。交わることのない肉体は、かつて伝え聞いた二つ目の古則を想起させる。即ち、

 

──ヒトは、他者との間に、“愛”を築くことが出来るのか?

 

何が足りないのか。何が欠けているのか。あるいは前提が間違っているのか。単に時期の都合なのか。何にせよ、既に私に後退の二文字は許されない。闇夜で瞬く一条の光を、何処までも追いかける蝶のように。

 

 

 

 

 

 

 

(それはそうと、今日のシチュエーションは最高でしたね……この調子で、いずれは彼の“禁忌”を……)

 

未だ手の内にある彼を慰めながら、幾分か冷静になった頭脳を回し、私は次なる獲物に狙いを定める。

 

無地で紺色のドロワーズに近い形状。ウエストゴムあり。リボン付きのナイロン製。ブラトップはカップ付きのリブ素材、そして胸部中央に刺繍で例の如く“ペロロ様”のワンポイント……詳細は後に仕込んだカメラで確認するとして、まずはこれらと同じモノを用意するところから始めるとしよう。

 

幸か不幸か、まだまだ私の望む答えは得られそうにない。けれど焦り過ぎもまた厳禁。煩わしく思われたら本末転倒なのだから、此方も彼に倣ってじっくりと躙り寄って行くべきだろう。

 

──彼の“禁忌”で淹れた紅茶は、果たしてどのような味わいなのか?

 

湧き出る欲望。次なる目的を叶えるため、私はどこまでも破滅の道を突き進む。奇しくもそれは、かつて幼馴染が過去に辿った結末のように。

 








新年になって作品を台無しにしていくスタイル。これで本当にお終いです。ご愛読ありがとうございました。



おまけ。設定的なあれこれ。


この作品の誕生経緯は、「学園祭で補習授業部の出番少なすぎじゃね?」という正直な感想から。登場したのはアイドルイベントの終盤、しかもコハルに至っては一言だけとちょっと看過出来ないレベルだったので、「せっかくだから補習授業部で何かイベントをやらせたい」みたいな、実は内容に反してかなり純粋な気持ちから書き始めたものだったりする。

そして補習授業部と言えばエデン条約なので、『“エデン条約の実態!?”みたいなノリの劇をやろう』と決めたところまでは良かったのだが、いざ書き始めると筆がびっくりするほど進まない。今は見る影もないが実は当初はアズサの一人称で淡々と綴っていくタイプの作品(序盤の逃走劇はその名残)だったので、ヒフミが今とは比較にもならないくらい空気だったのだが、そこで目に入ったのが以前書いてる途中で断念した前作のプラナちゃんTSネタ。

当時、少し前にあにまん掲示板で「ヒフミが男の娘だったら」みたいなスレを見た記憶があったので、それに加えて同じくあにまん掲示板のどこかで見た「ヒフミがナギサの忘れた?ハンカチか何かを使って過酷している画像(R18ではない)」と設定を悪魔合体。更には一人称や設定を修正しながら冒頭を適当に書いてるうちにクッソ過去が重くなり、本作における“ペロロ様で1000回抜いた男の娘”という怪物が誕生した、という経緯だったりする。

作品自体のコンセプトとしては、「ヒフミがあらゆる登場人物に負け続けて最後に色々と諦める話」。そう、つまりこの作品は実は主人公最弱モノだったんだよ!(ΩΩΩ<な、なんだってー!?) 

まあ実際はもっと複雑な感じでしたが、元ネタをリスペクトして素直じゃない男の娘が最後には絆されて気を許していく、というのは決定事項でした。

“先生”については……まあ普通に登場する予定ではあったのですが、別に登場させなくても話が回りそうだったので存在だけ匂わせる感じで留めることに。幸いにも彼のモノローグ(人を殺す云々のやつ)は前書き部分のみで本編には関わりもなく、無理に登場させると持て余すことは前作のシミコで学んだ+どのような人物であっても“先生”に関しては解釈が分かれると思うので、彼がどのような人物なのかは読者の想像にお任せします。

ちなみに作者の想定では40歳くらいのナイスミドルを登場させるつもりでした。あのHPが爆速で有名な阿部寛さんとかそんな感じの。“年頃の少女が無条件で信頼できそうな男性”となると、やっぱり父親的な包容力の持ち主なのかな、と。まああのHPの写真が何歳の時のモノなのかは知りませんが、生徒がガチ恋しそうな人物だとコンセプトが崩壊するので、“大好きではあるけど結婚相手としては現実的に厳しい”みたいな人物が最適かな、と思った次第です。

なお、ミカは先生ガチ恋勢なので、作中の「人のこと言えない」発言は実はそういうことだったりする。自分と同じくらいの年齢の男を結婚相手としてお出しされる父親の心境を想うと複雑ではある。


人物紹介

阿慈谷ヒフミ

人格分裂、防衛機制(退行)、人間不信という三重苦を抱えた本作の主人公。具体的にどのような人物なのかは作中で語った通り。作中でも最後まで隠し通した彼の信念については、「自分の人生を最後にはハッピーエンドで締め括りたい」というもの。バッドエンドは嫌いだが、過程としての苦労なら割と許せるタイプ。

夏イベや水着パーティの時はガッチガチのダイビングスーツを着て体格を誤魔化していたというどうでもいい裏設定を持つ。元々体毛は薄い方だが念には念をと定期的にブラックマーケットに通って全身脱毛及びその費用を稼いでいる。むっつりスケベで頭の中では気軽に相手を凌辱しているが実際に行う度胸は無い。ナギサが大好きで彼女が絡むとびっくりするくらい簡単に演技が剥がれる。強化を匂わせていたが実は作中の登場人物で強さは下から数えた方が早い。他が強すぎるだけとも言う。

ちなみにどうして彼のクラスの出し物が鏡の部屋なのかは、作者がPVを見た時に「文化祭で鏡の部屋って何だよ遊園地じゃねーんだぞ」と思わず突っ込んでしまった記憶から。実際、壁一面だけでも軽く10万以上はするのに鏡の部屋を作るとなるととんでもなくお金が掛かりそうなんですけど大丈夫なんですかね…? 多分深く考えたら負け案件。

桐藤ナギサ

ヒロイン。依存癖。匂いフェチ。メンヘラ気質。原作よろしく一度こうと決めたら止まらない悪癖を有する。ミカのことが大好き過ぎて裏切られたショックで心が砕け頭がおかしくなった。無駄に真面目そうな考察とか、“禁忌”を筆頭にやたら格好良さそうな表現を使っているが、禁忌=パンツなので実態は冒頭の台詞が全てである。あれもこれもきっと全部ミカが悪い。
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