シャングリラ-フロンティア~神ゲーにリアルラックぶっ壊れが挑まんとす~ 作:イディアル
呼び寄せたモンスターたちを全て狩り尽したサンラクとドーンは、沼荒野のボス、『
「なぁ、聞きたいんだけどいい?」
「なんだ」
「さっきのなんだけど、お前からリュカオーンの気配みたいなの感じたんだけど何やったんだよ。あの遠吠えはもっいきり身に覚えあるんだけどよ」
「やっぱ気になるか・・・そうだな~一言でいうと、リュカオーンからの特典かな・・・」
「なんだそれ・・・」
「ここは沼が酷いですわ。服が汚れてしまいますわ・・・・サンラクさん、来ましたわ。」
「せやね。このままじゃ商品が、なおしてあるとは言うても、臭くなりそうやで・・・・・ドーンはん、来たで」
駄弁りながら進んでいると、2羽のウサギが音に反応を見せる。直後、正面の泥沼が膨れ上がる。エリアボスの『
「鯰、いや鮫か、足生えてるけど・・・・エムル肩に乗れ」
「はいですわ」
「沼の中から出てきたな・・・ピーツお前も背中に乗れ、落ちない様に気を付けろ」
「あいよ」
二人の連れを背に乗せ、己武器を、サンラクは『
「良く潜れるな、そんな深くないだろう」
「そこはゲームだからだろ」
サンラクはスキルを使って回避を実行し、ドーンは、反撃を試みる。
「潜航系のモンスターはな明確な弱点があんだろうが・・・・スキル-カノンブレス-Lv.1!!」
大きく息を吸い込み吐き出される声は、一種の衝撃波を発生させ、沼を弾きながら透明は砲弾の様に、背鰭だけ沼から出した『マッドディグ』へ着弾する。直後、沼地から『マッドディグ』が大慌てで飛び出してくる。
「なるほど、たしかに潜航系には、有効だな音撃はっ!」
「追撃だ。スキル-サイクロンッ!!」
沼から出て立ち上がった『マッドディグ』の隙だらけの腹部へ、大剣の一振りを打ち込む。暴風を纏って放たれたスキルによる、多段ヒットの斬撃を受け、その巨体を軽く吹き飛ばす。そこへサンラクが追撃を放つ。
「スパイラルエッジ ッ!!」
よろめきながらも、『マッドディグ』も反撃へと転じる。一番近いサンラクへと、捕食攻撃を仕掛けるも、飛来する閃光が、その巨体を弾き飛ばす。
「エムルっ!?、今の魔法か」
「大当たりですわ」
「負けていられへん。これつこて、ドーンはん」
「なんだこれ」
ドーンはピーツに手渡されたアイテムを、『マッドディグ』へと投げつける。横たわっていたそこへ、ぶつけられたものは、紅い球体は、
「ところで、アレ、どんな効果あるんだ。」
「フフフ、アレは、爆発します」
「爆発?」
次の瞬間、紅蓮が『マッドディグ』を呑み込んだ。爆発的衝撃を伴い、周囲に熱風を撒き散らすその現象を前に、ゲーマー二人が追加貯まってしまう。爆心地から、数秒の後、爆心地から煙が晴れ現れたのは
「あ?・・・・」
「消えた、倒せたのなら通知が入るよな・・・」
『マッドディグ』の姿はなく、がらんとした沼地が広がっていた。
「これってまさか」
「マズイ、エムル」
サンラクは、エムルを投げ、ドーンは身構える。二人は気づいたのだ、『マッドディグ』の特性を、サンラクは事前にエムルに聞いていた、『下からズドーン』を思い出し、ドーンは事前に調べて『ソロ殺し』と呼ばれていることを。そんな二人の予想は、予想外の形で裏切られることとなった。
「ハァッ!?」
「ウソだろ!?」
先ほどまで戦っていた『マッドディグ』を沼から咥えた状態で飛び出してきた、さらに巨体なモンスター。巨体に加え、黒い体表は見るからに高い硬度を示しており、鼻先にカジキの様な長く鋭い角を持ち、全体的に刺々しく鋭利な形状となっている。本来なら絶対に出現しないようなモンスターであり、システム上では一応出現する可能性はあるが、それでも、未だワールドストーリが殆ど進行していない現状では、よほどの運が存在しないと出現しないようなモンスターとなっている。
「おい、ドーン、これってお前のせいじゃねぇのか」
「いつも、俺のせいにするんじゃねぇよ。こう言う仕様なんじゃねぇのか」
「いつもだろうが、大抵レアモンスターを引寄せるのはお前だろうが・・・」
『
「来るぞっ!!」
「やるしかねぇなぁ!!」
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戦闘開始から既に10分は経過していた。サンラクがヘイトを受け持ち、ピーツから受け取った、鎖鎌を利用して、周囲の崖やなどを活用して、立体的な動きも加えた回避タンクを行い。ドーンがメイン火力として立ち回っていた。
「いつになったら倒れんだよっ!何十発撃ち込んだと思ってんだボケぇ!!」
「もういい加減クタバレェ!!」
悪態を付きながら、戦闘を続行している二人、ピーツとエムルは岩場に避難し、ピーツがMP回復ポーションを渡し、エムルが魔法で援護していた。そんな戦闘を繰り返す中、異変が生じる。ドーンの一撃を受けた時、全身に朱い皹が入り、盛大に怯む。
「倒したわけじゃねぇよな・・」
「あぁ、まだだろうよ、油断するなよ。」
罅割れから、朱い蒸気が上がり始める。『
「ここで、発狂モードかよ!?」
「サンラクはそのまま、上で待機、俺が隙を作る。
向かってくる、『
「なにっ!?その鎧!?」
「貰ったんだよ!!ウォォォォォォ!!!」
突っ込んでくる『
「全員っ!総攻撃だ!!」
「おおッ!!」
「エムルねぇちゃん、こいつ使いな、魔法強化薬や」
「ありがとう、ピーツ。
各々が可能な強大な一撃を放つ。サンラクは、上から落下しながらスキル攻撃、ドーンは鎧のステータス強化込みの大剣を一撃、ピーツの薬で、一発分の魔法を強化し、さらに強化魔法で強化した魔法を撃つエムル。。
漸く倒せたエリアボスにより、新エリアが解放される。それと同時に、サンラクとドーンへ
「なんだ
「特定モンスター討伐で入手できるスキルなんてあるんだな・・・」
名称:
効果:発動後、5分間どんな環境でも、通常状態で歩みを進められる。また、移動阻害系デバフの影響を受けない。
「「ぶっ壊れか」」