シャングリラ-フロンティア~神ゲーにリアルラックぶっ壊れが挑まんとす~   作:イディアル

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泥掘り(マッドディグ)』戦後、ドーンはLv.38→40、サンラクLv.28→32になってます。
サンラクのステータス変更はどうしよう。一応原作従事でもしかしたら、ウェザエモン篇あとで弄るかも。
 スキルの設定がむずい。思い付きで書いてるから、こんなスキルってあるのかなぁとかあいまいだ。スキル名とか付けず、『スキルにより○○○強化』的にぼかした方が、読む方も読みやすいのかな?


13 サードレマ①

 ドーンとサンラクは、サードレマへと進んでいた。

「なぁ、ドーン、マジで教えろよ。あのスキルとか、ゼッテぇユニーク関係だろう。」

「誰が教えるか、クソゲー馬鹿が」

サンラクがドーンへ向け、『泥掘り(マッドディグ)』戦の時に使用していたスキルについて聞き出そうとしていた。既に沼地エリアを抜け、もう少しでサードレマの街並みが見えるであろう付近に着いた頃に異変が生じる。

「その鳥頭、サンラクだな?」

「はぁ?」

「なんだ?」

サンラク、ドーンの前に、プレイヤーが10人現れる。

「お宅らは?」

「我らは、阿修羅会。クランリーダーがお前が持っているであろうユニークについての情報を知りたくてな・・・・大人しく情報を吐くか、言うたくなるまでキルされるか好きな方を選べと言う事だ。」

「この俺に脅しとはなぁ・・・」

「俺は無関係だな、先行ってるぞサンラク」

「何見捨てる気だよドーン!?」

「ドーンだと・・・なる程、運は我らの方にある様だな、貴様にも着てこいと言われているんだ。ドーンよ」

「俺もか・・・」

「ザマァ」

 阿修羅会、PKを主に行っているプレイヤー集団。悪質なプレイスタイルの為、多くのプレイヤーから嫌われている。ドーンの夜襲(リュカオーン)スキンと、サンラクのヴォーパルバニーのテイム方法を聞き出すために集団で待ち伏せをしていた。

「どうする?二人とも?」

「決まってんだろうが・・・」

「そうだようなぁ」

「「断る!!」」

「やっちまえ!!」

「「「うぉぉぉぉぉ!!」」

戦闘が開始される。10人対2人と2匹の混戦が巻き起こる。

「エムル来い!」

「ピーツお前もだ!」

2人はヴォーパルバニーを肩に乗せ戦闘を行う。しかし、最初から二人は戦闘をする気は無く、サンラクは避けて、ドーンはステータスを物を言わせて駆け抜けていく。

「ぬるいぜ!この程度の攻撃頻度」

「ん~やっぱステータス壊れてんな・・・」

「なんだこいつら、攻撃が当たらねぇし、ダメージが通らねぇ。」

「どうなってんだ。クソ!抜けられたぞ!?」

「任せな!『忍法-泥沼』」

一人の女忍者が術を発動し、集団を抜けたドーンとサンラクの先に、巨大な沼を形成する。本当なら、強制的に歩く状態にしてしまうが、二人にはあるスキルが存在する。

「「悪路踏破(バッドドライビング)」」

 スキルの発動により、一切に移動阻害のデバフを受けなくなる二人、

「なにィィィ!」

「フハハハ、残念だったな!」

「いきなり活躍するとは思わなかったな。」

一切、泥沼を介さず走り抜ける二人に、追いかけようとPK達が沼に入るが、沼により移動阻害を受け、前に進めなくなる。

「な、何でだぁぁ!!」

「どうやってんだアレ!」

「術を解けよ!」

「無理よ、時間経過しか。溶けない!!」

「よし、このまま進んで町まで行くぞ」

 

PK達を置き去りに走っていく二人、そこへさらに刺客がやってくる。

「!?」

「サンラク!!」

その刺客はサンラクの方へ長い青紫の髪を流しながら、直剣を振るう。

 クソゲーにより磨かれた、直感により、回避に成功したサンラクは、数歩分飛び退き、向かってきた相手を見据える。

「やぁ、久しぶりだね革命騎士サンラク君」

「出たな!、鉛筆戦士!!」

「こらこら、この超絶美人を、モンスターと遭遇したみたいに言ううじゃないよ。それと、このシシャンフロでは、アーサー-ペンシルゴンと名乗っているよ。」

「鉛筆戦士って、反理想郷の女帝(ディストピア・エンプレス)だっけ?『ユナイト・ラウンズ』の」

「そうだよ。でもドーン君、君とは、『フロンティア・キングダム』の方がしっくりくるかな?」

「え?アレのプレイヤー?」

「なんだ、『フロンティア・キングダム』って」

「国作りのゲームだよ。一国の主になって、1から国作りをするオンラインゲーム。作った国で他者の国盗りして領地を拡大したりできる。」

「そうそう、そこで私は、『ペンタゴン』って名のってたよ。」

「ペンタゴン!?あの『簒奪の女王』かよ!」

「あら、失礼な反応ね。そっちこそ『黄金の魔王』とか言われて、人間種のまま、魔族を統治するなんて狂ったプレイスタイルだったじゃない」

「アレバグだろ・・・初期地が魔王城だぞ。選択肢何てねぇだろうが」

「ハハハ、確かにね」

昔話で盛り上げる中で、3人とも一切の隙を見せず、替えをとっている。サンラクとドーンの遥か後方では、体制を立て直して、追撃し向かってきている、PKたち、前方にペンシルゴンが居座っている。

「二人の事だから、どうせ、断ると思ったし、『黒狼(ヴォルフシュバルツ)』のメンバーもそこそこ街にある待っているかね、手早く済ませましょう」

「おいおい、こっちは初心者だぞ・・・・」

「相変わらずだな」

「ふふふ、これでも足りないと思ってるよ。」

2人を囲う様に、ぞろぞろと、PK達が、ペンシルゴン側から現れてくる。絶体絶命のピンチと言える状況。PK達の殆どが50Lv.超えが殆どであり、99Lv.もいる程の、阿修羅会が保有する戦力の大半を投入したといえるほど。

「さて、二人ともどうするかな。サンラク君はそのヴォーパルバニーのテイムの仕方を、ドーン君は、例の夜襲(リュカオーン)スキンについて教えてほしいなぁ」

「ドーン、夜襲(リュカオーン)スキンってなんだ?」

「さてね、何のことだが・・・」

「そう、なら仕方ないよね。みんなやっちゃって!」

「「「うおおおおおお!!」」」

「チッ!来るぞ!!」

「はぁ、二人相手に、なんちゅう人数用意してんだよ。だが、俺相手にPKとは感心しないな」

サンラク、ドーンはぞれぞれの武器を構える。そしてペンシルゴンは少し離れた場所に移動し、様子を伺う。50人近いPK対二人の初心者。傍らから見れば、ネットマナーもない単なる害悪行為だが、ペンシルゴン知っている。この二人が、ある意味で異常であることを。方や狂気じみたクソゲーへの執着により磨かれ続けた純粋なプレイヤースキルより、方や異常なほどのリアルラックにより発生したであろう恩恵を、故に雑魚を捨て馬にある計画を進める為の試金石とする。

「さて、見せてもらおうかしら、二人とも。カッツ君も始めたって聞いたし、アレの為にもここで、阿修羅会を半壊してくれたら嬉しんだよね・・・・」

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