シャングリラ-フロンティア~神ゲーにリアルラックぶっ壊れが挑まんとす~   作:イディアル

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05ユニークラッシュ(2)

side:三人称

 セカンディルから脱出し空を飛びあがったドーンは、勢いのまま、『四駆八駆の沼荒野』の上空を突っ切すていた。

「どこまで飛ぶんだよクソがっ!?」

予想以上のスピードと飛距離に冷静さを保てず。態勢を崩しながら徐々に減速する中、直感が働き上を見る。

「っ!?」

昼頃故に燦燦と輝く太陽があるが、その太陽の一部に黒い影を見つけ、それがとてつもない速さで近付いているのを認識する。

「なんだっ!?くっ・・・スキル:ジャストカウンターっ!!」

素手でカウンター技を発動し、その影が激突する瞬間に叩き込む。しかし、怯むことなくそのモノはドーンへと激突し、其のままま、真下の『四駆八駆の沼荒野』の中でも岩石が足場を形成しているエリアへと墜落する。

「グハッ!」

轟音を立てながら墜落し、地面へと激突する。爆発の如く衝撃と、膨大な土煙を巻き上げながら影は立ち上がり

「な、何なんだよ!?」

態勢を立て直しながら、ドーンは土煙から脱出し、着弾地を確認する。そこには

「クハハハハハハ、我が名はジークヴルム、さぁ見せて見よ勇者よ。忌々しい犬の眷属たる力、そして貴様が勇者たる誇りを!」

「ユニークモンスター」

「天覇のジークヴルムに遭遇しました」

「どうなってんだよ。このゲームのエンカウント率は?」

夜襲のリュカオーンに並ぶユニークモンスター、天覇のジークヴルムが現れたのだった。

「おいおい、いきなり人さまへ突撃しておいて、言うに事欠いて戦闘開始ってか?」

さすがはユニークモンスターと言う程の威圧を放つ黄金の龍に対し、ドーンは、不機嫌さを隠しもしない。

「ふははは、我を拝謁しても、怯むどころか、不遜な態度をとるとは・・・貴様はのそれは、勇敢ゆえにか、はたまた、ただの蛮勇か・・・」

「悪いが、ジークヴルム、こっちはなぁ・・・・リュカオーンのせいで、色々狂ってなぁ。少し時間が経つが、それでも怒りが収まんねぇんだよ。それによう・・・」

ドーンは静かに宣言する。天を制覇した、竜王にたし、一介の開拓者程度が、

「竜ってのは・・・昔から、レア素材の為の存在なんだよっ!!、今までの数多の世界(ゲーム)」で何千回、竜狩してきたと思ってんだぁ!!」

1000に上がったAGI(敏捷)による、高速移動、さらにスキルを併用する事でさらに加速していく。

「逆鱗よこせやぁぁぁぁ!!」

最大加速で突撃を行うドーンの右腕には黒い致命の包丁『狼煙(ろうえん)』が握られていた。

「舐めるなっ!、その程度っ・・・」

急激な接近に対して、ジークヴルムは巨体にもかかわらず、俊敏に動き思って対応する。

甲高い音を響かせながら、黒い得物と黄金の鱗がぶつかり続ける。しかし、どちらも致命傷を与えられずにいた。武器として性能の低い致命の包丁『狼煙(ろうえん)』では、まずジークヴルムの鱗を断てず、また巨体故に小回りの利かない、ジークヴルムはドーンの異質な速さに翻弄されつづける。

「(このままじゃ、じり貧だな・・・しかしこっちには致命傷を与えれる武器なんかねぇんだよ・・・・)」

「(この人間、さすがにあの犬に選ばれるだけはある様だな・・・しかしここまで速い、そのうえ、こちら動きが殆ど読まれている。先ほどの言葉、竜狩に偽りはなさそうだな・・)」

両雄の攻防は、永遠に続くのではと思う程、硬直状態だったが、そこへ一石が投じられる。

『条件をクリアしました』

『ユニーククエストEX:黒き眷属、自由への贖いをスタートします』

『スキル:夜襲(リュカオーン)を取得しました』

「ナイスタイミングだよ。今回ばかりは、利用させてもらうぜ。」

「何をするきだ・・・」

「こっちのゲージも満タンだしな・・・致命の包丁「狼煙」(ヴォーパルチョッパー「ろうえん」)スキル:『(はる)』発動」

その瞬間、周囲が闇へと飲まれる。

「これは・・・」

七つの最強種、その一角であろうと、同じ最強種の力の一端には、抗えきれず、闇へと飲まれる。ジークヴルムの巨体すら飲み込み、さらの後代に闇が展開され、そして

「スキル;『夜襲(リュカオーン)』発動」

このスキルは、光りの中では闇を纏い、ステータス上昇程度のバフスキルだ。そんなスキルは闇の中でこそ真価を発揮する。

「き、貴様は・・・・」

ジークヴルムの前には、ドーンの背後に、闇と同化し佇むリュカオーンが見えていた。そしてそのリュカオーンは

「仕上げだ・・・集え」

その身を崩し、闇と化し致命の包丁「狼煙」(ヴォーパルチョッパー「ろうえん」)へと纏わりついていく。

「夜襲の太刀」

2m超えのドーンの身長よりもある、長刀を形成する。

「これほどとはっ!?」

「スキル『加速』『疾走』『飛燕』」

連続して、移動速度UP系のスキルを発動していく

「スキル『3段チャージ』」

攻撃力UPスキルで紅いエフェクトを纏う。

「そうか・・・よかろう、魅せて見よ貴様の全力をっ!」

ジークヴルムは口内へと魔力を集中させ、ブレスの準備にはいる。

「ガァァァァッ!!!」

光速と見間違うほどの速度で飛び出すドーンへと、ジークヴルムの灼熱のブレスが突き進む。致命の包丁「狼煙」により形成された闇すら晴らす膨大な熱線を正面から浴び、『狼煙』のスキル効果により、熱線を喰らい破るが、それでも、少なくないダーメジを受ける中、突き進み続け、ジークヴルムへと肉薄する。

「スキル『一刀両断』っ!!」

放たれるは夜襲のリュカオーンの一撃と見間違うほどの、威圧を放つ黒き刃。灼熱の閃光を斬り裂き、その黄金へと・・・・・

 

 




解説:
・『ユニーククエストEX:黒き眷属、自由への贖い』
リュカオーンの眷属となり、その後、他のユニークモンスターとの戦闘を開始し10分生き残る事で強制開始する。それと同時にあるスキルが解放される。
・スキル『夜襲』
 光りの中では自身から闇を発し、ステータスを情報させる。闇の中では周囲の闇をかき集め、ステータスの大幅上昇。また武器や装備の強化を行える。
・スキル『加速』:モーション速度が上がる
・スキル『疾走』:移動速度が上がる
・スキル『飛燕』:瞬発力が上がる
・スキル『3段チャージ』:構えを取り硬直する事で、3段階の溜で強力な一振りを放つ。
・スキル『一刀両断』:ただの全力な一振り。対象の正中を捉える事で、クリティカル率とダメージが上がる。
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