シャングリラ-フロンティア~神ゲーにリアルラックぶっ壊れが挑まんとす~ 作:イディアル
ドーンとジークヴルムの戦闘は痛み分けで終わった。ジークヴルムの身体には、大きな裂傷痕が左肩から斜めに入り、ドーンもジークヴルムのブレスに耐え切れず蒸発し、蘇生アイテムが発動した。
「なぁ・・・もういいかぁ・・・こっちは万全じぇねぇーのにテメェーと、やり合って消耗激しいだよ。ただ蘇生アイテム消耗するだけは勘弁なんだよ。」
仰向けに倒れたドーンが、ジークヴルムを見上げながら言っていた。対してジークヴルムも静かに、先ほどまでの覇気を納めながら
「いいだろう、こっちも十分に満足だ。久方ぶりだこの我に、傷を与えた者など・・・誇るがいい。」
「そうかい・・・」
「しかし、本来なら我も、貴様ほどの勇者には、
「・・・・・」
「しかし、同じようにしては二番煎じにしかならんからな、貴様には特別に我、謹製のモノを贈与してやろう。」
「なにくれるか分からねぇけど。ほしい物なら・・・そうだな・・・この状態でも着る事ができるモノなら何でもいいぜ、あるいは素材・・・」
ジークヴルムは、リュカオーン同様に「、ドーンを気に入ったが、リュカオーンの
今のところ、ドーンは、先輩の遺物数十種類(本来なら序盤で入手していい品物じゃない)、リュカオーンの
「なんだ、その程度か・・・もう少し強欲になってもよさそうだぞ勇者よ。」
「ハァッ!?・・・ちょ、まてy」
「では、施すぞ。」
ジークブルムから金色の魔力がドーンへと注がれていく、そこで勢いよく立ち上がり、止めようとしたドーンだったが、成す術なく受け入れるしかなかった。
「・・・・・マジかよ・・・・」
「うむ・うまくいったようだな」
そこには、黄金の竜を模した様な、鎧を纏ったドーンが立っていた。全身フル装備で、見るからに極レアの予感の厄ネタだった。
「では、改めて名を聞こう・勇者よ」
「ドーンだ・・・・」
「フム・・・ドーンよ。我が出会ってきた中で、最も強く勇敢なものよ。貴様もいずれ我が元へ訪れる事になるだろう。その時に決着をつけるべく、鍛錬を怠る事無く励むがよい」
言い残し、飛び去って行く天覇のジークヴルム。それをただ見守るしかなかったドーンはもはや言葉すら出せずにいた。
名称:
形状:竜を模した金色の鎧。各部に宝石が埋め込まれている。
開放ポイント:0
詳細:
天覇のジジークヴルムが作り上げた傑作の鎧。勇者に送られるその鎧は、その者と共に成長しいずれは、新たなる竜王の誕生の架橋への道標となる。
スキル
・未開放『
・未開放『
・未開放『
開放クエスト:
・ユニークモンスターと相対:取得p50
・エリアボス単独討伐:取得p20
・特定モンスター討伐:取得p、各種10体ずつ5p
・
・etc・・・・
封印解放条件:
天覇の鎧は未だ眠る。勇者よ己が意義を示し、誓いを掲げよ指すれば道は開かれん。
PN:ドーン
LV:30
JOB:傭兵(両手剣使い)
SUB:なし
POINT:100
HP(体力):300
MP(魔力):100
STM(スタミナ):400
STR(筋力):600
DEX(器用):100
AGI(敏捷):1000
TEC(技量):150
VIT(耐久力):50+10000
LUC(幸運):100
装備
右:致命の包丁「狼煙」
左:なし
頭:リュカオーンの
胴:リュカオーンの
腰:リュカオーンの
足:リュカオーンの
アクセサリー:なし
状態:夜襲のリュカオーンの眷属
「ははは・・・」
飽きれた声しか出ない。あまりの情報量の多さにしばらくの間立ち尽くしていた。
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天覇のジークヴルムとの戦闘の後、俺は失意の中ひたすらにサードレマに向けて進んでいた。地図を確認していないため、あってない可能性の方が高いが・・・もうどうでもいい、とりあえずこのどうしようもない感情を発散しかかったため、とにかく加速系スキルを連続使用して、四駆八駆の沼荒野の周辺を駆けまわっていた。アレだ・・・ストレス発散でジェットコースターなんかに乗るのと一緒だな・・・
それから数分、おれはあるものを見つけていた。
「なんだこれぇ?・・・・」
鍛冶師の工房の様な所へとたどり着いた俺は、ゲーマーとしての魂が探索しろと言っている気がしたため、中へと踏み込んでいく。薄暗い中には鍛冶道具が鎮座しているがなんというか
「長い間、使われていなかったってやつか・・・おっ、ベットあるじゃん。」
ヘアの隅にあるベットをみて一応確認のため近付くと、
やっぱ使えるんだなぁ。なんだろう。隠し的なやつか。一旦ログアウトするか、さすがにジークヴルムとの戦闘は疲れたな、使用できる武器が一つだけってのは心もとないし、まともに攻撃は要らないしでもうチョイどうにかならねぇのかよ。マジでこのゲームは、ユニークモンスターてあんな連続で、相対できるもんじゃねぇだろうが・・・・しかし、初めて3日だぞ。いいのかよこれで、今後が不安だよ。
「とりあいず、ログアウトで・・・・」