シャングリラ-フロンティア~神ゲーにリアルラックぶっ壊れが挑まんとす~   作:イディアル

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06ユニークラッシュ(3)

 ドーンとジークヴルムの戦闘は痛み分けで終わった。ジークヴルムの身体には、大きな裂傷痕が左肩から斜めに入り、ドーンもジークヴルムのブレスに耐え切れず蒸発し、蘇生アイテムが発動した。

「なぁ・・・もういいかぁ・・・こっちは万全じぇねぇーのにテメェーと、やり合って消耗激しいだよ。ただ蘇生アイテム消耗するだけは勘弁なんだよ。」

仰向けに倒れたドーンが、ジークヴルムを見上げながら言っていた。対してジークヴルムも静かに、先ほどまでの覇気を納めながら

「いいだろう、こっちも十分に満足だ。久方ぶりだこの我に、傷を与えた者など・・・誇るがいい。」

「そうかい・・・」

「しかし、本来なら我も、貴様ほどの勇者には、呪い(マーキング)を施すつもりなんだが、どうにもあの忌まわしい犬のせいで、付けれそうにもない・・・・しかし、このままでは天覇の名折れ・・・・・・・・・・・(あの犬に負けた事になってしまう。)ならば、貴様、所望する者を与えよう。奴がそうした様に、道具(アイテム)にも、付与できるからな。」

「・・・・・」

「しかし、同じようにしては二番煎じにしかならんからな、貴様には特別に我、謹製のモノを贈与してやろう。」

「なにくれるか分からねぇけど。ほしい物なら・・・そうだな・・・この状態でも着る事ができるモノなら何でもいいぜ、あるいは素材・・・」

ジークヴルムは、リュカオーン同様に「、ドーンを気に入ったが、リュカオーンの呪い(マーキング)を全身に受けているドーンへ柄の呪い(マーキング)を付与する事は出来ない為、またリュカオーンの様に、物に付与しても真似になるだけど、ドーンに対して、何かしらのアイテムをくれると言うのだ。ドーンとして、ありがたいが、これい以上に厄ネタが増えるのは勘弁と思っていた。

 今のところ、ドーンは、先輩の遺物数十種類(本来なら序盤で入手していい品物じゃない)、リュカオーンの呪い(マーキング)(転じて眷属化)と言った、同級の情報を一個人で保有している状態なのだ、これに加え、同じ七つの最強種、ジークヴルムから何か頂いたところで、シャンフロでの快適なゲームライフの重荷しかならないと判断して、不可能と思える要求をして、なぁなぁで済ませようと魂胆していたのだった。(もう手遅れ・・・)

「なんだ、その程度か・・・もう少し強欲になってもよさそうだぞ勇者よ。」

「ハァッ!?・・・ちょ、まてy」

「では、施すぞ。」

ジークブルムから金色の魔力がドーンへと注がれていく、そこで勢いよく立ち上がり、止めようとしたドーンだったが、成す術なく受け入れるしかなかった。

「・・・・・マジかよ・・・・」

「うむ・うまくいったようだな」

そこには、黄金の竜を模した様な、鎧を纏ったドーンが立っていた。全身フル装備で、見るからに極レアの予感の厄ネタだった。

「では、改めて名を聞こう・勇者よ」

「ドーンだ・・・・」

「フム・・・ドーンよ。我が出会ってきた中で、最も強く勇敢なものよ。貴様もいずれ我が元へ訪れる事になるだろう。その時に決着をつけるべく、鍛錬を怠る事無く励むがよい」

言い残し、飛び去って行く天覇のジークヴルム。それをただ見守るしかなかったドーンはもはや言葉すら出せずにいた。

 

 

 

名称:金竜鎧(ゴールド・スケイル)封印状態α(アルファー)

形状:竜を模した金色の鎧。各部に宝石が埋め込まれている。

開放ポイント:0

詳細:

 天覇のジジークヴルムが作り上げた傑作の鎧。勇者に送られるその鎧は、その者と共に成長しいずれは、新たなる竜王の誕生の架橋への道標となる。

スキル

・未開放『光の衣(リフレクション)』p10:魔力の障壁。魔力を遮断する光の幕。

・未開放『光の槍(フラッシュ)』p20:魔力を集め槍として投擲する。

・未開放『光の翼(シャイン)』p50:魔力のマント。一時的空中移動、空中での姿勢制御、空中歩行を可能とする。

開放クエスト:

・ユニークモンスターと相対:取得p50

・エリアボス単独討伐:取得p20

・特定モンスター討伐:取得p、各種10体ずつ5p

不世出(エクゾーディナリーモンスター)討伐:取得ポイント20

・etc・・・・

封印解放条件:

 天覇の鎧は未だ眠る。勇者よ己が意義を示し、誓いを掲げよ指すれば道は開かれん。

 

 

PN:ドーン

LV:30

JOB:傭兵(両手剣使い)

SUB:なし

POINT:100

HP(体力):300

MP(魔力):100

STM(スタミナ):400

STR(筋力):600

DEX(器用):100

AGI(敏捷):1000

TEC(技量):150

VIT(耐久力):50+10000

LUC(幸運):100

装備

右:致命の包丁「狼煙」

左:なし

頭:リュカオーンの呪い(マーキング)&天鎧ヘッド封印状態α(アルファー)

胴:リュカオーンの呪い(マーキング)&天鎧ボディ封印状態α(アルファー)

腰:リュカオーンの呪い(マーキング)&天鎧ベルト封印状態α(アルファー)

足:リュカオーンの呪い(マーキング)&天鎧レッグ封印状態α(アルファー)

アクセサリー:なし

状態:夜襲のリュカオーンの眷属

 

 

 

「ははは・・・」

飽きれた声しか出ない。あまりの情報量の多さにしばらくの間立ち尽くしていた。

 

 

●●●●●●

天覇のジークヴルムとの戦闘の後、俺は失意の中ひたすらにサードレマに向けて進んでいた。地図を確認していないため、あってない可能性の方が高いが・・・もうどうでもいい、とりあえずこのどうしようもない感情を発散しかかったため、とにかく加速系スキルを連続使用して、四駆八駆の沼荒野の周辺を駆けまわっていた。アレだ・・・ストレス発散でジェットコースターなんかに乗るのと一緒だな・・・

 それから数分、おれはあるものを見つけていた。

「なんだこれぇ?・・・・」

鍛冶師の工房の様な所へとたどり着いた俺は、ゲーマーとしての魂が探索しろと言っている気がしたため、中へと踏み込んでいく。薄暗い中には鍛冶道具が鎮座しているがなんというか

「長い間、使われていなかったってやつか・・・おっ、ベットあるじゃん。」

ヘアの隅にあるベットをみて一応確認のため近付くと、

『リスポーン地点を更新します』

 やっぱ使えるんだなぁ。なんだろう。隠し的なやつか。一旦ログアウトするか、さすがにジークヴルムとの戦闘は疲れたな、使用できる武器が一つだけってのは心もとないし、まともに攻撃は要らないしでもうチョイどうにかならねぇのかよ。マジでこのゲームは、ユニークモンスターてあんな連続で、相対できるもんじゃねぇだろうが・・・・しかし、初めて3日だぞ。いいのかよこれで、今後が不安だよ。

「とりあいず、ログアウトで・・・・」

 

 

 

 

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