Masked Resistance Sacrifice~仮面テイコウサクリファイス~   作:佐々牙嵯峨兎

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少し下品な魔物が現れます。


二話 VSモブ男

「ふっふっふ。まさか俺が送ってきた小型魔物達をMAGNUM STRIKE! BEAT STRIKE! ほげー!?」

 

 モブ男はイザナ達に向かって何か言おうとするが、ザギリ・仮面ライダーベアークとアリス・リオーネの必殺技で吹っ飛ばされる。

 ベアークとリオーネはモブ男の行いに呆れながら言う。

 

「本当にこいつは懲りないな」

「本当にね」

「ザギリにアリス、ナイス!」

 

 イザナは二人にモブ男に必殺技を直接放ったことを親指を立てて褒める。

 その時にモブ男が起き上がりながら憤慨する。

 

「ちょっと! いきなり何するの!?」

「何するって、どうせろくなことを言おうとしただろ?」

 

 ザギリはいつもみたいに言うと、モブ男はさらに憤慨して叫ぶ。

 

「何だと! だったらモブにやられる悔しさを与えてやる!」

 

 モブ男はそう叫ぶと懐から苦しむ人を果実にしたものを取り出し、それを勢いよく貪り始める。

 その果実を見たパンダは気持ち悪そうに叫ぶ。

 

「ウェェェ、何あれ!? 滅茶苦茶キモすぎでしょ!」

「アア、なんというか呪われてそうな果物だな……」

 

 パンダの言葉に上司は頷き、モブ男は果実を貪り終えると身体の節々から黒い泥のような液体が溢れ出す。

 イザナ達は突如噴き出てきた泥に驚き、モブ男は歪んだ笑みで叫ぶ。

 

「フッフッフ、これが俺の力だ……ハァァァァァァァァァ! 

「「ウワァァァ!?」」

 

 モブ男がそう叫ぶと一気に黒い霧が発生し、イザナ達は驚きながらも目を閉じる。

 黒い霧が収まってイザナ達は目を開けるとそこにはとんでもない物がいた。

 それはローションや電マだけじゃなく、オナホエロ本貞操帯ラブドールなどの愛玩具が織り交ざった怪物に変化していた。

 それを見たアリスとツクヨミの女性陣は悲鳴を上げる。

 

「「キャー!?」」

「「何じゃこりゃー!?」」

 

 男性陣もモブ男の変わり果てた姿を見て叫び声を上げる。

 そんな姿になっている事を知らないモブ男は狂喜手に喜びながら叫ぶ。

 

「どうだ! これがあの方から授かったウォンツフルーツの力だ!」

 

 モブ男もとい性欲スライムは狂喜的な笑みを浮かべながら誇り、ローションを纏った触手を蠢かせる。

 だがイザナを筆頭にする一同は性欲スライムに指をさしながら叫ぶ。

 

「何だよ、その姿! どっからどう見ても18禁に見えるんだけど!?」

「きめぇよ、正直言ってかなりキモいわ!」

「最低にも程があるでしょ!?」

「何あれ性欲そのもの?」

「オェェェ! 気持ち悪すぎでしょ!」

「最低ですね……」

「もはや色欲が自我を得ているようだな」

「頭が痛くなってきた……」

「おい、しっかりしろ!」

「わぉ、ド変態……」

「魑魅魍魎だ……」

「我が魔王、気を確かに!」

「最低最悪の変態だわ……」

 

 イザナ達もブーイングに性欲スライムは怒りをあらわにして叫ぶ。

 

「何だと!? だったらこうしてやる!」

 

 性欲スライムはそう叫ぶと粘液を放射する。

 イザナ達は別々に逃げるが、粘液が地面に落ちると悪臭を漂ってしまう。

 パンダとビーストはしかっめつらをして叫ぶ。

 

「ウェ! なんか臭くない!?」

「アア、なんというかイカ臭くねぇか!?」

 

 ビーストの言葉にイザナ達は吐き気を感じ、口を押えながらうめく。

 

「「ウゥ……」」

「ちょっと! さすがに失礼すぎない!?」

 

 それを聞いた性欲スライムは驚きながらも、イザナ達に向かって突進する。

 突進する最中触手を鞭のように蠢かせ、イザナを除いた全員が吹き飛ばされてしまう。

 

「「ウワァァァ!?」」

「「キャー!?」」

「ザギリにアリス、皆! クソ、モブ男の野郎。調子に乗るのもいい加減にしろ!」

 

 イザナは怒りが混ざった叫び声を上げ、別のゴチゾウを掴んでベルトに装填して操作する。

 

イートポテチ! イートポテチ! 

 

「大変身!」

 

 イザナはそう叫ぶと別のフォーム・ゲキカラポテチフォームに変わっていき、ゲキカラブレードを構えて叫ぶ。

 

「辛さでひーひー言わせてやるぜ!」

「この状況で言うのもなんだけど聞き間違えたら変な意味に聞こえそうだな……」

「うっせ!」

 

 上司の呟きにイザナはツッコんだ後に前後の左足を攻撃する。

 ゲキカラブレードで攻撃した時に炎が発し、性欲スライムは呻きながら叫ぶ。

 

「ウグゥ……この野郎!」

 

 性欲スライムはそう叫ぶと触手を勢いよくイザナに向けて叩き付ける、だがその時にペンギンとパンダと上司とシャチが触手を受け止める。

 

「何ィ!?」

「ペンギンさんに皆!?」

 

 イザナはペンギンたちが身を挺して触手を塞いだことに驚く。

 しかしペンギンを筆頭にイザナに向けて叫ぶ。

 

「イザナ、俺達が受け止めているうちに倒せ!」

「いや、でも……」

「良いから早くあの変態を倒してよ!」

「ウィザードさんやジオウさんもお願いします!」

「俺達みたいな大人に任せて決めろ!」

 

 ペンギン達の言葉を聞いたウィザードとジオウは頷いて行く。

 

「アア、任せろ!」

「分かった!」

 

 ウィザードとジオウはそう答えるとザギリとアリスも必殺技を発動する。

 

チャージミー! チャージミー! ワアァァァァァ! ゲキカラフィニッシュ! 

MAGNUM VICTORY! 

BEAT VICTORY! 

チョーイイネ! キックストライク! サイコーォ!! 

キックストライク! ゴー! 

ジオウ! ターイムブレイク! 

ゲイツ! ターイムバースト! 

ウォズ! ターイムエクスプロージョン! 

ツクヨミ! ターイムジャック! 

 

 ペンギン達を除く一同は性欲スライムの心臓に向けて強力な蹴りを放ち、性欲スライムは必死に耐えながら叫ぶ。

 

「バ、馬鹿な!? 魔物化しても勝てないと言うのかぁぁぁぁ!!!??」

 

 性欲スライムはそう叫ぶと穢れに満ちた体は崩壊し、元のモブ男に戻った。

 モブ男は魔物化の影響で体のどこかが性欲スライムみたいになっており、地面に倒れながら呻く。

 

「ウグゥ……またしても負けるなんてぇぇぇ」

「これで一件落着だし、あとはお仕置き班に──」

 

 イザナはそう言おうとするとモブ男が持っていた盃が光始める。

 それを見たペンギンは驚く。

 

「な、何だ!? いきなり盃が光り出したぞ!」

「ちょっと! まだ何かする気なの!?」

「お、おれも何が何だか分かんないよ!」

 

 パンダはモブ男に何かするのかと聞く、だが当の本人は分からずに慌てふためく。

 しかし盃は光体をイザナ達に当て、一気に発光した! 

 

「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」」

 

 イザナ達は強烈な光を感じて叫ぶ。

 そして──

 

「な、何じゃこりゃー!?」

 

 知らせを聞いたアザエルがイザナ達がいた場所に着く。

 しかしそこは隕石が落ちたように大惨事な状況になって。

 アザエルはこの状況に驚きはしたものの、クレーターの中心に出てくる魔物達を止めるために軍隊に命令する。

 

「お前らは今すぐ魔物達の討伐、およびイザナ達の捜索をおこなえ!」

「「ハッ!」」

 

 軍隊はそう言うと行動する。

 それを遠目に見ている男は面白そうにつぶやく。

 

「興味深い、まさに聖戦が起きようとしておりますね」

 

 男はそう意味深そうに言うとこの場を去る。




これでモブ男・性欲スライムの戦いが終わった。
だがこれは終わりではなく、始まりの物語だろう。
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