斎藤家の愚息   作:熊田ラナムカ27

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 本編がようやく完結したという事で、オリ主の設定や各キャラ達の原作との乖離点、作者の言い訳、各キャラ達のその後などについてをまとめてみました。
 
 今後、番外編という形で本作品を更新するかどうかは未定ですが、もし更新があった際、読んで頂けると作者が歓喜します。
 
 それと時期を見つつ、現在連載中のヒロアカ二次創作作品を更新する予定なので、まだ読んでない読者の方は、そちらの作品も是非読んでみてください。
 
 それでは改めて、本当にありがとうございます。
 
 本作品が完結したのは、読者の皆様のお陰です。
 
 貴方と貴方の推しに、幸せあれ!!
 
 出来る事なら、ハッピーエンドで!!
 
 


おまけ
キャラ設定集・小話


 

 ●オリ主+メインキャラ 

 

 ・斎藤 真

 

 イメージカラー:黒

 

 好きな食べ物:コーヒー、料理全般

 

 嫌いな食べ物:エナジードリンク

 

 → 強制的なカフェイン摂取がトラウマ。

 

 趣味:料理、釣り、家でゆっくり過ごす

 

 → 最後は有馬に高頻度で邪魔される。

 

 本作における、主人公に見せかけたラスボス。

 

 原作を読み終えた作者が、作中における大人成分の不足を感じた事により、生み出された生粋の社畜。

 

 ラスボス枠の神木輝に対抗する個性を考えた結果、化物にはそれ以上の化物をぶつければ良いという結論に至り、神嫌いのクズという性格になった。

 

 元々は星野家の長男として出す予定だったが、その場合どうやっても、アクアが止まらなさそうだったので、ギリ他人の義兄というポジションに落ち着いた。

 

 壱護とミヤコが両親なので、斎藤真という、ごく一般的な名前になったが、アイが初期設定のまま母親だった場合、星野大耀(ダイヤ)という名前になっていた模様。

 

 それでも比較的マシな部類である。

 

 前述した通り、性格は最悪のクズであるが、それは身内に対し敢えて嫌われるように振る舞い、信頼関係を作る事を防ぎ、裏切られた時のリスクを減らす為。

 

 前世で身につけた、真なりの処世術である。

 

 裏切られ、騙された結果、少年院に入り、半ば破滅した経験から、他人の事を信用する事はほぼ無い。

 

 信用するのは金と権力、そして自分。

 

 根深い人間不信を抱え、嘘を憎み嫌う。

 

 ただし、本編後は多少マシになった。

 

 金と権力に対する、がめつさを除いて。

 

 あとついでに、性格が素で悪い。

 

 嘘を嫌うが故に、契約や約束を重んじる。

 

 本編後は、有馬とビジネスパートナーを続ける模様だが、その関係が恋愛関係になるかどうかは不明。

 

 仮になるとしても、有馬が契約を果たしてハリウッドスターとなり、世界の半分を渡すまで待つ模様。

  

 本人曰く、待つ事は慣れっこ。

 

 キャラクターイメージは、勇者に倒された魔王。

 

 悪役(クズ)ではあるが、悪党ではない。

 

 

 ・星野アイ

 

 原作通り、早々に退場した旧『B小町』センター。

 

 本時空では、斎藤真の義理の姉。

 

 人たらしであり、能天気性悪女(真談)。

 

 本作における、本当の主人公。

 

 主人公の居ない世界を、本編は描いたものである。

  

 真含め、周囲に及ぼした影響は大きい。

 

 しかし、彼女自身も真の影響を大きく受けた。

 

 具体的には、母親になる決意の一因程度に。

 

 彼女自身、特別何かをした訳では無いが、その輝きで人の心を狂わせ、あるいは悪党の心を救った。

 

 良くも悪くも、ファム・ファタール。

 

 

 ・星野アクア

 

 原作における、主人公の片割れ。

 

 本時空では、斉藤真の義理の弟。

 

 真の影響を強く受けた人物の一人。

 

 生粋のシスコンであり、女たらし(真談)。

 

 何かと一人で、原作では抱え込む事が多かったものの、真という共犯者が居た事により、心に余裕が生まれ、最悪の一歩を踏み出さず、踏み留まった。

 

 また星野アクアとして生きる事を選んだ事により、時間を掛け、復讐の刃を捨てる事が出来た。

 

 その一方、心に余裕が出来た結果、思わせぶりな行動が増え、原作の数倍、女たらしが悪化した。

 

 本編で語られる事は無かったが、複数人のヤバい女に別件で目を付けられ、真やルビー、ミヤコ等が被害が及びそうになる度、密かに対処していた模様。

 

 原作とは異なり、黒川と別れる事は無かったが、芸能界引退後も女たらしっぷりが健在な為、高頻度で黒川に詰められており、周囲には呆れられている。

 

 あとついでに、本編後で外科医になった後、手術を行った女の子に恋心を持たれるようになるが、その結果ルビーに1ヶ月程度、口を利いてもらえなくなる。

 

 結婚後は、尻にめちゃくちゃ敷かれる。

 

 

 ・星野ルビー

 

 原作における、主人公の片割れ。

 

 本時空では、斎藤真の義理の妹。

 

 真の影響を強く受けた人物の一人。

 

 生粋のブラコンであり、お気楽馬鹿(真談)。

 

 ただし、真に対してブラコンは発生しない。 

 

 ある種、互いに健全ではある。

 

 原作では一時期、『B小町』を一人で躍進させたという、とんでもない偉業を果たしていたが、真の介入によって、その偉業が消された悲しき被害者。

  

 作者側としても、もっと活躍させたかった為、両方の意味で悲しき被害者である(本当に申し訳ない)。

 

 原作ではアクアにガチ恋していたが、本時空のアクアが星野アクアとして生きる事を選んだ為、ガチ恋フラグが発生せず、アクアとの関係性は変わらず、重度のブラコンとシスコンというものに落ち着いた。

 

 その弊害で本作一、結婚が危ぶまれてるキャラであり、ルビーにとっての男の基準がアクアであり、そのアクアと愉快な保護者達(黒川と姫川)が、推定彼氏を品定めするので、独身貴族になるかもしれない。

 

 あとついでに、本編後は『B小町』のセンターとなり、世界的アイドルとして多くの後輩を率いる事になるが、本人に威厳が無い為、高確率で舐められ、有馬とMEMちょに泣きつき、主に有馬から窘められる。

 

 才能はあるが、幸運値が低い。

 

 

 ・有馬かな

 

 原作における、ヒロインの一人。

 

 本時空では、斎藤真のビジネスパートナー。

 

 真の影響を強く受けた人物の一人。

 

 ツンデレであり、完全自己中独走娘(真談)。

 

 原作では、恋愛面で大きく揺れ、功罪が多いキャラであるが、本時空では真に振り回され、アクアと黒川の2人に脳破壊され続けた結果、超現実思考の毒舌姉貴キャラへと変貌を遂げた(最早、別人である)。

 

 本作を作ったのは、誰も救われなかった結末の他に、有馬の約束が守られなかった事も大きい。

 

 イメージカラー含め、真とは対となってる。

 

 原作同様、本時空の本編後でも、ハリウッドに進出を果たし、大女優としての道を真と共に駆け抜ける模様だが、その関係が恋愛関係になるかは不明。

 

 そうなったとしても、甘ったるい関係にはならず、結婚したとしても仮面夫婦(仲は良いが喧嘩が多い)になるか、某探偵漫画の一家よろしく、下らない理由で別居状態となり、グダグダのままビジネスパートナーを続ける可能性が高い(子供にはきちんとする)。

 

 形はどうあれ、割れ鍋に綴じ蓋である。

 

 良くも悪くも、人間臭い。

 

 

 ・MEMちょ

 

 原作における、ヒロインの一人。

 

 本時空では、斎藤真の推し兼友人。

 

 真の影響をあまり受けてない人物。

 

 数少ない常識人であり、苦労人(周囲談)。

 

 原作時点で既に大人側だった為、立ち位置が本時空でも変わっておらず、その違いはストレスを共有出来る相手の有無と、ファンが身近に居る程度である。

 

 ただし、ストレスの総量はこっちの方が多い。

 

 故に特筆すべき事はあまりないが、仮面編における真のメンタルブレイクを、フリルと共に動画配信で陰ながら防いでおり、なんやかんやで頼りになってた。

 

 なお、本編後は苺プロでプロデューサーをやりつつ、広報として動画配信を続ける模様だが、苦労慣れした結果、社畜としての才能に目覚めつつあり、ブラック労働を勝手にやりかけては、周囲に止められる。

 

 というか、真が土下座して止める。

 

 どうやっても、苦労からは逃げられない。

 

 

 ・黒川あかね

 

 原作における、ヒロインの一人。

 

 本時空では、斎藤真の友人。

 

 真の影響を勝手に受けた人物。

 

 怒らせてはいけない、色々ヤバい奴(真談)。

 

 原作では、常人離れした推理能力を見せたり、劇中後半では万能超人と化していたキャラであるが、本時空ではそれらに加え、真の悪い部分を吸収し、悪辣さまで手に入れた結果、作者公認の裏ボスと化した。

 

 目覚めさせたら、全てが終わる(小並感)。

 

 とはいえ、当の本人の根っこが善良(比較的)であり、加えて手綱を握るアクアが彼氏として隣に居る為、余程の事が無い限り、暴走する事はまずない。

 

 ただし、その平穏はアクアが女たらしを発動させた瞬間、一瞬にして跡形も無く崩れ去るものとする。

 

 本編後は原作同様、役者業を続け、有馬に触発される形でハリウッド進出を果たし、有馬かなの生涯のライバルと称される模様(本人達にとっては不服)。

 

 あとついでに、苺プロに入所した黒羽の身辺調査をする過程で、とあるオカルト団体の情報を知り、興味本位で厄ネタを調べようとするも、真とアクアに全力で止められ説教されるのだが、それはまた別のお話。

 

 この一件で、黒羽は黒川を監視対象に加えた。

 

 邪神にすら、恐れられる裏ボス。

 

 

 ●サブキャラの方々

 

 ・斎藤壱護、斉藤ミヤコ

 

 本時空では、言わずもがな真の両親。

 

 グラサンと聖母で、大体伝わる。

 

 原作とは異なり、真の存在があった事で壱護は家に戻り、数十年早くタコ殴りにされ、家の雑用担当になる事で、釣り好きのマダオになる未来を回避した。

 

 よって、ミヤコも社長にはなってない。

 

 本編後の遠い未来で、真が社長に就任した際、その成長に感動しつつ、性根の悪さの行き着く先に、二人揃って頭を抱えるのだが、それはまた別のお話。

 

 斎藤家の力関係図は、ミヤコが頂点。

 

 次に真、ほぼ同列でアクアとルビー。

 

 最下層は、壱護である。

 

 旦那は黙って、奥さんに敷かれろ。

 

 

 ・不知火フリル

 

 本時空では、斎藤真の推し兼親友。

 

 色んな創作作品ではっちゃけてる方。

 

 このキャラが登場する話は、ビビるぐらい閲覧数が伸びるという、謎ジンクスの保有者でもある。

 

 作者自身、書いてて楽しい。

 

 原作とは異なり、引退は多分しない。

 

 理由は推し兼親友と話す機会が減るから。

 

 それはそれとして、結婚はするかもしれない。

 

 真はそれを祝福した後、確実に寝込む。

 

 ちなみに、有馬が約束の話をしなかった場合、有馬ルートは完全に消滅。フリルルート、独身ルート、MEMちょルートのどれかに、分岐していた模様。

 

 左から順に、分岐の確率が高い。

 

 不知火フリル、恐ろしい子。

 

 

 ・寿みなみ

 

 本時空では、斎藤真の後輩。

 

 ぶっちゃけ影が非常に薄かったお方。

 

 もっと登場させたかった。

 

 真が作った番組、『VSソニック!!』の2代目天の声に就任し、周囲の嫉妬ややっかみに揉まれつつ、粘り強く確実に、タレント街道を邁進していく模様。

 

 ただし、初代天の声である真とは異なり弄る側に立てず、フリルにメルトごと弄られているようで、それを聞いた真は大爆笑し、番組を肴に酒を飲んだ。

 

 ようこそ、弄られキャラの世界へ。

 

 図太く、しぶとく生きろ。

 

 

 ・鳴嶋メルト

 

 本時空では、斎藤真の後輩兼弟子。

 

 あるいは、Sコンビ(真とフリル)のおもちゃ。

 

 もっと登場させたかった(2人目)。

 

 原作同様、努力馬鹿の主人公属性持ちであり、フリルに『VSソニック!!』で弄られつつ、演技指導を受け、本編後はスターの一人に数えられつつある。

 

 しかし、寿同様、確固たる弄られキャラとなっており、真と飲みに行った際に醜態(ルビーとの先輩、後輩関係についての吐露)を録画され、悪乗りしたフリルが催した上映会の阻止に、過去一必死になった。

 

 その気持ちが、恋愛感情かは不明。

 

 もしそうなら、保護者組との面談が始まる。

 

 不憫な彼の、明日はどっちだ。

 

 

 ・姫川大輝

 

 本時空では、斎藤真の義兄。

 

 なお、真は一切そう思ってない。

 

 どちらかというと、不審者扱いである。

 

 原作では、誰より悲惨な結末を背負ったキャラであるが、本時空の義弟の片方が、ゴキブリ並みにしぶとく、三途の川を遡るタイプだった為、そんな結末は辿らず、本編後はアクア含め、偶に飲みに行っている。

 

 本作を作ったのは、誰も救われなかった結末の他に、姫川の結末がある種、一番酷かった事も大きい。

 

 真が救えなかった神木輝を救えるのは、対話を続けようとする彼を置いて、他に居ないのかもしれない。

 

 ただし、最終話でドM疑惑を掛けられてる。

 

 これはあくまで、疑惑である。

 

 

 ・五反田泰志

 

 地味に、真と関わりがあまり無いキャラ。

 

 本編後は、少なくとも40代後半になってる。

 

 言わずもがな、アクアの師匠。

 

 本編で語られる事は無かったが、真を役者として何回か勧誘しており、直接見た有馬とメルトを除き、誰も知り得なかった、真の才能を密かに見抜いていた。

 

 しかし、真が嘘を憎み嫌い、その延長で演技にも拒否感を持っていた為、勧誘が成功する事は無かった。

 

 その代わり、ポンコツぶりはともかく、人を見る目を確かに持っていた為、真からの評価が実は高い。

 

 ただし、そのポンコツ具合が致命的。

 

 社会人としては一切信用されてない。

 

 引退目前のアクアと本編後に、共同で映画を作り、賞を取る模様だが、果たして結婚出来るのだろうか?

 

 多分、きっと、おそらく無理(無慈悲)。

 

 

 ・鏑木勝也

 

 本時空では、斎藤真の師匠枠。

 

 あるいは、ビジネス上の競合相手。

 

 さもなくば、厄介事の立役者。

 

 初期構想では本編ほど出番は無かったが、仮面編を作るにあたって立ち位置が便利だった為、真とは師弟のような、共犯者のような関係性に落ち着いた。

 

 実は本編後、誰よりも得をしている人物であり、真が動いた事で業界内の競合相手が減り、『VSソニック!!』という人気番組の実権を握り、各関係者に借りを作っているので、原作よりも存在感がデカい。

 

 本編後は、ビッグになった有馬の出演を巡り、ある時は出演料の交渉で真と火花を散らし、ある時はおふざけ企画を提案して真を頷かせ、有馬を色んな意味で絶叫させる模様(ピーマン体操リバイバルなど)。

 

 良くも悪くも、業界人で大人。

 

 

 ・神木輝

 

 原作における、事実上のラスボス。

 

 本時空では、ラスボスに見せかけた五流悪役。

 

 狂人のフリをしていたら、狂人に騙された。

 

 原作では最序盤から影を匂わせつつ、最終盤でアクアの特攻を喰らったキャラであるが、原作を見返した作者が、本質的に拗らせた大人子供と解釈した事で、正論パンチと物理パンチで刑務所送りになった。

 

 命から逃げ続けた男は、もう逃げられない。

 

 自らと向き合い、選択し、人間としての生き方を取り戻すまで、自ら背負った命の重みに潰され続ける。

 

 嘘の先にある真実と、向き合わなかったが故に。

 

 最大の加害者にして、最大の被害者。

 

 義弟となった彼や家族と、歩む未来もあったのに。

 

 

 ・黒羽飛鳥(ツクヨミ)

 

 原作における、謎が多い人物。

 

 本時空では正真正銘、マジものの神。

 

 外法によって転生したアクアとルビー。

 

 そして別世界から、イレギュラーとして転生した真の魂を監視する為、少女の姿で現世に現れた。

 

 本人曰く、人への干渉は制約が大きい。

 

 神だからこそ、不自由で忙しい。

 

 しかし、真の気まぐれで、人としての名前を得た事により、人への干渉が以前より行えるようになったらしく、結果として彼女の干渉が真の命を繋いだ。

 

 仮に真が名前を与えてなかった場合、黒羽は人への干渉を行えず、アクア達は真を見つけられなかった。

 

 その場合、大量出血で死んでいた確率が高い。

 

 本編後は、人への干渉がやりやすくなった事をいい事に、三人の魂を監視する名目で苺プロに入所。

 

 鴉時代に自分を助けた、アクアとルビーを見守りつつ、真に高頻度で嫌味を言われながらも、天才子役として割と好き勝手にやり、現世を満喫している。

 

 それはそれとして、二人を転生させたオカルト団体については、神の責務として放置するつもりはなく、外法ごと存在を抹消しようと、目論んでいる模様。

 

 なので、うっかり口を滑らせた際、転生法について真が興味を示さなかった事に、内心安堵していた。

 

 しかし、その数年後、興味本位で自分の経歴、オカルト団体、魂の転生法について、探ろうとした黒川に危機感を抱き、問答無用で彼女を監視対象に加えた。

 

 謎が多過ぎて、ほぼオリキャラの邪神。

 




 
【番外編】
 
「しかし、お前も物好きだな。こんな下らない話を聞きたがるなんて。聞くならもっと別の話があるだろ」
 
「別にいいじゃん。楽しいお話だったし。そういう真君も話しながら楽しそうだったよ。素直じゃないな」
   
「うっせぇ。そんなんじゃねぇよ。こっちがどれだけ苦労したと思ってんだ。少しも笑えねぇんだよ」  
  
「はいはい。わかってる、わかってる」
  
「わかってねぇだろ。アホのスペースクイーン。……それじゃあよ。俺はそろそろ行く。もう帰らねぇと」
 
「……やっぱり、行っちゃうんだね」
  
「まぁな。約束がまだ残ってる。お前と交わして果たした約束の他に……とびきり馬鹿なやつがな。彼奴と見る景色も、きっと悪くない。破る訳にはいかない」
 
「それが真君の愛してる人?愛したい人?」
   
「どっちでもねぇし。脳内お花畑か。これっぽっちも合ってねぇ。彼奴とはただのビジネスパートナーだ」
 
「それじゃあ、何時か愛する人か。真君も本当に大きくなったね。お義姉ちゃん、陰ながら応援してるよ」
  
「そんなもんしなくていい。やっぱアホだな」
 
「だったらさ。また私と、約束して」

「今度はどんな無理難題を……吹っかける気だ。結婚相手を見繕えとか言うなよ。いくら何でも野暮だ」

「そんなんじゃないよ。あの子達はもう大人だし、好きにすればいいよ。次はもっと面白くて、楽しくて、下らないお話が聞きたいなってだけ。簡単でしょ?」

「それの何処が簡単だ。やっぱり無理難題じゃねぇか。また此処に来れる保証なんて一切ねぇんだぞ。何よりこれ以上となると、話を作るのに何十年掛かると思ってんだ。馬鹿じゃねぇの?能天気性悪女め」

「そこをどうにか。一生のお願い」

「一生のお願いは使い果たしてる」

「えぇー、そんな。……本当に駄目?」

「……駄目とは言ってねぇだろ、クソが」

「真君はやっぱり優しいな」

「てめぇのその顔がズルいだけだ」
 
「じゃあ、此処で一度お別れだね」
  
「ああ、そうだな。此処でお別れだ。……けど、最後に、どうしても言っておかなきゃいけない事がある」
  
「……うん。そっか。私にもあるよ」
 
「俺はお前を、お前達を、ずっと愛してる。この言葉は変わる事の無い。紛うことなき真実だ」
 
「私も君を、君達を、ずっと愛してる。この言葉は絶対、嘘じゃない。何時までも本物だよ」
 
「……ようやく、直接言えた」
 
「……やっと、君にも言えた」
 
「「それじゃあ、また」」
 
 以上、最果てでの約束。

 これにて、本当におしまい。
 
 
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