俺が趙王とか、重責すぎて胃が痛いんだが!?   作:カチコミ侍ニン任にん

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 どうも、こんばんわ~!

 今回も『HUNTER×HUNTER』同様に漫画を読んでいて唐突に『キングダム』を書きたくなったので、書かせていただきました~。

 あらすじでもあるように、原作要素は超絶薄味なのでそこを重視する方はここでUターンすることをお勧めします。

 それでは本編をどうぞ!





紀元前245年編
➀ 表


 

 

 

 ○月○日

 

 今日で俺が転生してから20年になる。

 

 

 

 正直『キングダム』の世界に転生したと知った当初、俺はまともに生きれないのではないかと思っていたが、何とか今日も生きている。

 

 まぁ、つらい。と~~~にかくつらいっ!! 何で生まれが『趙国』なんだよ! どうせ生まれるなら、最悪『下僕』でもいいから後に‶中華統一″をする『秦国』に生まれたかったわ! 

それも『趙国』生まれの中でも特に辛い、【王族】って何だよ!? 俺って前世でそんなに悪いことしたか!? どんな嫌がらせだよってこれまで何度思ったことか…。

 

 

 

 それでも俺は、転生したことで何かしら『趙』に良い方の変化でも起きてないかと僅かに期待してたけど、そんなことも全くなかった! 

王は史実通り無能で、その息子である俺の父も同じく無能。そして、そんな無能な王を支える大臣たちも漏れなく無能か野心満ち溢れる輩とかいうダブルパンチ。唯一の救いは軍部には強くてまともな奴が多いってことだけど、『趙国』は良くも悪くも王の権力が強いから無能王からの命令はよっぽどのことがないと断れない(拒否すると死罪となる)ため、勝てる戦に勝てなかったり勝てても犠牲多数出て優秀な奴が死にやすいという、もはや酷過ぎて笑うしかない。そりゃあ国が弱体化するわ。

 

 そして、今までずっと無能な王が続いていたことで、臣下たちの求める王のハードルがめっちゃ低いのがせめてもの救いだ。『凡人』の俺ですら、まともな大臣や将軍たちからすると『名君』やら『賢王』やらと賢いキャラ扱いとなるのだから、これまでの趙王の無能さがどれほどのものだったが容易に想像がつく。

 全く、俺が王にならなかったらどれだけ酷いことになっていたことやら……。まぁ、偉そうに言っているが、俺だって‶郭開″や大臣、将軍たちにおんぶにだっこな状態だから人のことは言えないけど。

 

 そういえば今更だけど、『郭開』って史実のどっかで見た覚えあるんだよな~。でもその『どこか』が思い出せない。『キングダム』にハマっていたのだって今世の年齢も加えたら30年近く前だから、細かい所までは俺の出来の悪い頭では覚えてはいられない。でもそんな俺ですら見覚えがあるってことは、それほど史実の『郭開』が優秀だったということなんだろう。

 実際、俺を支えてくれている郭開も文官としてはかなり優秀だ。もしかしたら、俺がいなければ趙国に愛想をつかし、他国に移って文官として名を馳せた人物なのかもしれない。だとしたら、幼少の頃に郭開と縁を結べたことは幸運だったと改めて感じる。今の俺が王として権力を振えるのも、郭開が色々と根回しをしてくれたおかげだし。

 

 まぁ、偶に俺の願いとは全く違うことしてくることがあるから、重用し過ぎないようにはしているけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 おっと。話が大分それてしまった。それでは今日あったことを書いていくか。

 

 

 

 まず朝だが、これはいつものように良い調子だった。なんたって俺の妾である‶冥(めい)″さんの胸の中で目覚めれたからな! 30歳は超えているのにまるで十代の女子の如き張りのあるおっぱいは、いつまで触っていても飽きない。夜伽の時なんかは、俺の『ピー(規制音)』をあのおっぱいで『ピー』してくれたりするので、それだけでも何度か出してしまうほど強力な武器だ。かつて『邯鄲の宝石』と言われたことは伊達ではないというわけだ。

 最初はひたすら『趙国』が亡ぶ原因を少しでも無くすために、冥さんと‶娘″の政ちゃんを助けて死んだことにしたわけだけど、まさか俺の妾になるとは当時は想像も出来なかった。助けるために権力をちょ~っと振るっちゃったけど、あの時の無茶が今のこれに繋がっているのだからかつての俺を褒めてやりたい所だ。ただ一つ気になるというか疑問に思うことがあるとすれば、何で俺なんかの妾になってくれたのかっていう点だ。俺は特典の一つに嘘が分かるモノがあるため、冥さんが俺を愛しているというのは間違いない。けど俺なんかに惚れる要素なんてあるのか? 強いてあげるなら2人のことを助けてあげたことぐらいだが、あれは完全に自分のためと2人には説明しているから好きなる要素にはなりえないと思うんだけどなァ~。ま、今となってはどうでもいいことだけど!

 

 そうして冥さんのおっぱいに包まれて目を覚ました後は、入浴し汗を流してから朝食を取る。王族とだけあって現代ほどではないが、それなりに豪華で美味な食事を美人な女官たちに手伝ってもらいながら食すのは権力者の特権と言えよう。まぁ、女官たちはどうせ心の中で『鼻の舌伸ばしてんじゃねぇよ』とか思っているんだろうなぁ~。いっつも俺が食事を堪能してると、決まって顔を赤くして逸らすからほぼ間違いない。だがそんなことは考えるだけ無駄なので、考えないようにして楽しむ。気にしたら負けなのだ。

 

 

 

 そうして朝食が終わると、俺の天国の時は幕を閉じて地獄の幕が上がる。

 

 前世で言う職場の一つである『玉座の間』に着くと、軍や農業、林業、建築業などを司る文官たちからの報告を作られた書類を見ながら聞いていく。これがまぁ~つらい! 報告してくる情報とその種類の多さもさることながら、パソコンなどがないこの時代では当然書類は手書きなのだが、書き間違いがあったり人によっては癖字が酷くて読めないものもある。そのためそれが何なのを聞いて改めて書き直すという作業も加わるため、ただでさえ多い仕事が更に増えるのがマジで大変。綺麗な字を書ける奴に任せたいが、この時代の識字率は『あ゙~!? ゴミカス~~~!!』と叫びたくなるほど低いので、仕事が増えることは当たり前と言うクソ仕様である。今ではそれも慣れたため一刻(現代での2時間)ほどで終わらせられるが、初めてやったときなんて6時間ほどかかって耳が死ぬかと思った。

 そうして『玉座の間』での仕事を終えると、今度は『御手殿(ごたでん)』という場所にて書類を捌いていく。こっちは主に他国の王宮や軍などといった秘匿性の高い情報が記されているため、この場にいるのは俺が信用している臣下たちのみ。六か国分ともなると書類が文字通り山の如く積み上がっているわけだが、こちらも何年もやっていることなので淡々と処理していく。今日は比較的重要な情報がなかったことで、臣下たちと話し合うことがなかったためいつもより早く終わることが出来た。まぁそれでも一刻近くかかってしまったわけだが。

 そして今日は運が良かったようで、書類についてはこれで終了となり午前中に書類仕事は終わった。酷い場合ではこれだけでも二刻近くかかってしまうこともあるので、本当に良かった。

 

 

 そして昼食を挿んで午後。今日は邯鄲軍の訓練場へと足を運んだ。

 訓練場は王宮から離れた場所にあるため本当なら行きたくないのだが、兵たちの好感度稼ぎのために視察と言う名目で1~2週に一度は足を運ぶ。この時代は戦乱の真っただ中のため、兵の育成は国にとっては必須のことである。しかも敵は何も他国だけではなく内部にも少なからず存在しているため、場合によっては目の前にいる奴らだって俺の行動次第で敵対することとなってもおかしくはない。王だから兵が何でも言うことを聞くだなんてことはないのだ。そのため少しでもその可能性を下げるべく、こうして大変ながらも時間を作って足を運ぶのだ。雀の涙ほどの効果しか似かもしれないが、しないよりはマシというやつである。そうして視察をしていくと、以前よりも兵たちが強くなっていることを確認出来て思わずニヤケそうになる。彼らは俺の手足となってもらうわけだから、俺の今後の平和のためにも是非とも頑張っていただきたい。

 ……たださぁ、教官さん。俺が来るたびに訓練内容厳しくすんのは止めたげてよォ! 『俺が来る=訓練がキツくなる』とか兵たちに思われたら、折角上げた好感度が下がっちゃうじゃんよォ!? 今のところは『王様に俺たちの強さをみてもらうんだァ!』とか言って気にしてなさそうだけどさぁ、マジでそう思われたら嫌だから止めてよォ!! お願いだからさぁぁぁッ!!

 

 

 ——はい、叫んでスッキリしました。ハイ。

 そして視察を終えて王宮に戻った俺は、今度は王宮内に作った自分用の訓練場へと来ていた。着替えた俺は、まず剣の素振りを始める。正直言うとこの訓練の時間でダラダラしたり女官たちとキャッキャウフフをしたいが、自分のためと言い聞かせて訓練を続けた。この時代では力のない者は淘汰される。それは王である俺とて例外ではない。なんたって実際、去年5つの暗殺集団が王宮に侵入して俺を殺そうとしてきたのだから。まぁ、結果的には羌象と羌瘣の2人が半分ほどは倒してくれたわけだが、残りの10人ほどは自力で退けたのだ(まぁ退けられたのは、転生特典のお陰だけど)。その時ほど戦う術を身に着けておいて良かったと思ったことはない。それ以降俺は個人の武勇も必要だと身に染みて分かり、鍛錬の時間を増やした。

 ただ不思議なのは、あえて生かしておいた5つの暗殺集団が俺に忠誠を誓いたいと言い出した事。忠誠を誓う要素なんてあっただろうか? 彼らは『貴方様の剣技に惚れ惚れしました』とか言ってたけど、俺の剣技って廉頗将軍と前世のアニメ剣技を無理矢理織り交ぜたようなものだから美しさとかないような気がするんだけどなぁ。まぁ、暗殺集団と凡人の俺との美的感覚が一緒なわけがないので、深くは考えなかったけど。

 

 

 またまた時間は飛んで夕方。夕食の前に間者たちからの報告があり、それを『玉座の間』にて聞いていく。今日はそこまで多くなかったため、半刻ほどで報告は終わった。これにて緊急事態さえなければ、俺の王としての仕事は終了である。そして夕食を取った後は、入浴をする。朝は女官たちに身体を洗ってもらっていたが、夜は一人でリラックスしたいので基本的には一人で入っている(扉の外には、護衛と女官が大勢いる)。

 そうして入浴が終わったら、寝室へとはいるわけだが……先程俺は王の仕事は終わったと言ったな? 

 

 

 

………

……

 

 

 

 ——あれは嘘だ(無駄イケボ)

 

 

 王の仕事はまだ終わっていない。ある意味では、日中の仕事よりも遥かに重要な仕事がある。それは————‶子作り″だ。王として何も重要なのは、次の王候補を一人でも多く作ることである。一説では王が次の世継ぎを作らなかったことで、国が滅んだという文研すらあるようでありそれほどまでに重要なのだ。

 そのため俺はこれから寝室にいるであろう女とセッ○スをする! 王の抱く女と言うこともあり、俺の相手をする女性たちは一人一人が美人だ。俺は後宮にいる女性たちを好きにセッ○ス出来る。これが王となって一番良かったことでもある。セッ○スしている時だけは、立場だとか将来だとかを考えずに好きに出来る時間なのだ。しかも自分で相手を選べるのだから、最高と言う他ない。普通であれば毎晩の夜伽の相手を王が選べないようなのだが、それはこれまた郭開と後宮において最高権力者となった冥さんの尽力により、後宮勢力の全てが俺の支配下となっていることで、俺が自由に選べることとなっているのだ。

 そのため俺はこれを書き終わったら、寝室にいるであろう俺が選んだ女とセッ○スをするというわけだァ。今日選んだのはまだ手を出していない『韓』からやってきている姫だ。たしか名前が『寧(ねい)』とか言ってたっけ? 丁度先日14歳となったばかりの少女だ。現世で言えば中学生であり、そんな少女とセッ○スするとなれば逮捕待ったなしだが、この時代にはそんなものはないため遠慮なく頂かせてもらう。寧ちゃんだって‶趙王″の俺とセッ○スしてもしも子供ができたら『韓』との関係も良くなるので喜んでくれるだろう。

 

 

 

 さて、あまり待たせるのもあれだからそろそろ行くとするかァ。

 

 

 

 ——ヒャッホー! セッ○スセッ○ス~~~!!

 

 

 

 

 







【主人公情報(紀元前245年時点)】
◎名前:趙 奎(ちょう けい)
◎性別:男
◎年齢:20歳
◎身長:196㎝
◎身分:趙の王族
◎役職:趙王 兼 将軍
◎ステータス(特大αは、『転生特典』と『前世の知識』によるもの)
・武力:87+特大α
・知力:78+特大α
・政治:80+特大α
・魅力(カリスマ):100
・勘:100
・運:100
◎転生特典
・『神力(『足利尊氏』並)』
~魅力と勘、運の数値が限界まで上昇する。配下の忠誠心が上昇する。また、好感度が高まりやすい。
・『真面目』
~努力を怠らなければ、ステータスが低下せずに上昇し続ける。鍛錬すれば、時間は掛かるがどんな技でも身に着けられる。
・『OK ○oogle(『智慧之王/ラファエル』並の知能)』
~オリ主(趙奎)からの問いに最適解で答えてくれる。オリ主からの許可があれば、オリ主の要望通りに身体を動かすこともできる。
・『観察眼』
~発動すると、見た相手のステータスを見ることが出来る。また、相手の嘘を見抜くことも可能。
★見れるステータスの内容(5つ)
 『基本情報(名前、性別、年齢、身長、体重の5つ)』
 『武力』
 『知力』
 『政治』
 『特殊技能』
・『健康な身体』
~病気になりづらい。怪我の回復が早くなる。物理・精神・社会的痛みへの耐性。
◎設定
~キングダムの世界に転生することとなった、元サラリーマン。『キングダム』自体は『業攻略編』までしか知らないが、『キングダム』にハマっていた時期に興味本位で史実のことを軽く調べていたため、後に『趙国』はおろか『六国』が『秦』によって滅ぼされることは大まかに知っている。『キングダム』に転生すると聞いて絶望したが、神から特典を付けると言われると立ち直る。しかし、転生後に無敵になれる特典ではないことと、『神力』と『観察眼』以外があまり役に立たないことを悟り再び絶望する。ただ嘆いていても仕方ないので、貰った特典と前世での知識をフル活用して生きて行くことを決める。だが、必死になりすぎたことや『転生特典』への理解が乏しかったことで、無自覚にフラグを立てまくりヒロインや信者(狂信者)を量産することとなる。他者から見れば十分すぎる程優秀であるが、前世において自身の兄弟があまりにも優秀だったことや今世での比較対象が超一流相手であるため、自己評価が低くなりがち。



 今回の作品は、『キングダム』と『逃げ上手の若君』を読んでいる時に、もしも『足利尊氏』並の‶神力″を持った奴が『キングダム』世界にいたら面白いかもしれないという発想から執筆いたしました。

 この話を読んで面白いと思った方は、『高評価』と『お気に入り登録』、『感想』のほどよろしくお願いいたします!




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