時は過ぎ、今は終業式後の二学期最後のホームルームである。
「と言う事で、これから冬休みになるわけだが各自、自由にしていいがある程度は自重しろよ。」
「センセーの存在の方が非常識だよー!」
「そうそう!古ちゃんに勝てるってだけでも十分おかしいのに、その上古ちゃんの師匠なんかやって古ちゃんの事更に強化してるし〜」
「前も十分凄かったけど、今の古ちゃん凄くなってるよね。向かう所敵なしってかんじ?」
「えへへ〜師匠のおかげアルよ。今なら刹那や楓だけじゃなく真名にも勝てるかもしれないアル!」
「フッ言うようになったじゃないか。まだまだ負けないさ。」
(とは言ったもののかなり強くなってるな。近づかれたら前よりも苦戦しそうだな。しかし、あの先生にはどうやっても勝てる気がしない。あの夜のことを考えるとそこまで強くは感じられないがそれでも纏うオーラが違う。気をしっかり小さくしているがそれが気の制御が完璧であることを示している。一筋縄ではいかない相手だな。てゆうか、瞬殺されるだろこれ。)
「拙者も負けないでござる。」
(しかし、かなりのパワーアップでござるな。コレは拙者もうかうかしてられないでござるな。いっその事拙者も弟子入りしたほうがいいでごさるかな?何にせよ一度は戦って見たいでござる。)
(ううん、確かにヤムチャ先生は強い。感じられる力だけでも私達を超えている。あの人が敵なら恐ろしいが今は友好的らしいし…下手に刺激しても危険だな。もう暫くは観察に止めておこう。しかし、お嬢様に害を与えるのなら、たとえ勝てそうになくても戦うしかない!)
(ふむ、確かにあいつは強い。他の奴らはおそらく見誤っているがあいつは恐らくあの筋肉バカ程度の力はあるだろう。今日じゃのオーラが出ている。いくら気を消そうともこの六百年以上生きた私を誤魔化せるか!しかし、あいつの力は一度知っておきたいな。今度別荘にでも招待するか。それで繋がりができたら、私の計画に下手に干渉されないよう交渉するか。)
「おい茶々丸。お前は先に帰って客を迎える用意でもしておけ。あっ後それは別荘の中でな。」
「了解しました、マスター。」
(ワタシの知っている歴史では彼はいないアルね。やはりワタシの所為で歴史に変更が出ているカ?しかし、彼の力が味方に着けば大きい戦力になるネ。最悪でも敵にはならないようにしておきたいガ、恐らく戦うことになるアルね。計画に変更が必要アルね…)
(ふむ、何人か俺について考えているやつがいるようだな。まぁ、メンツは予想どうりだが、エケヴァンジェリンとは一度戦っておきたいな。麻帆良の最大戦力を測れるし、自分の修行にもなる。恐らく向こうからの接触があると思うがどうしたもんか…)
何人かのヤムチャに対する思惑の中ホームルームは、過ぎていった。そして…
「先生。ちょっといいか?」
「お前はエヴァンジェリンか、何の用だ?」
「いやなに少し付き合ってもらいたいだけだ、…裏の事でな。」
「ッ…分かった。おい、古!今日は先に帰って走っておけ、いつも通りな。」
「わかたアル。でも何か用事でもあるアルか?」
「あぁ、少し寄らないといけないところができた。すまんな。」
「いや、いいアル。じゃあワタシは先に帰るアル。」
「あぁ。…じゃあエヴァンジェリン行こうか。」
「ふん。じゃあ付いて来い。」
考えていたことがダイレクトに起こり戸惑うヤムチャであったがこの機会を逃す彼でもなく2人揃ってエヴァンジェリンの家に向かうのであった。