ヤムチャとしてネギまをゆく!   作:魔術師の赤

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第14話

此処は森の中、周りには木が生い茂っており、完全に郊外である。そんな中をヤムチャとエヴァンジェリンは二人で歩いていた。

 

「結構歩いたな。まだ着かんのか?」

 

「文句を言うな。ほらあそこに見えてきた。」

 

「あの立派なログハウスか。」

 

「そうだ。もうすぐ着くぞ…茶々丸!今帰ったぞ!」

 

「お帰りなさいませ、マスター。お怪我はありませんでしたか?」

 

「わたしを誰だと思っている。それより準備はできているのか?」

 

「勿論です。こちらへどうぞ。先生もご一緒にお願いします。」

 

「お、おう。分かった。…茶々丸ってメイドさんなのか?」

 

「そうだ。とにかく付いて来い。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「この部屋は?やけに人形が置いてあるが。」

 

「私は人形使いだっからな。それよりホラ。そのやかに書いてある魔法陣の中に入れ。」

 

「なんだあの真ん中のガラス球は?」

 

「すぐに分かるさ。そら早く行け!」ドン

 

「一体何…

 

パァーッ

 

なんだよ。ってここは?!」

 

「ようこそ、我が別荘へ!お前を歓迎するぞ!」

 

「別荘だと?一体どういうことなんだ!」

 

「この空間は私が昔、アフリカ大陸から切り取ってきた空間だ、詳しく話せば長くなるから、要はあのガラス球の中だと思ってくれればいい。そしてこの空間の最大の特徴は、此処での1日は外での一時間になるということだ。」

 

「何だと?じゃあ此処はアフリカにあった場所で時間の流れも遅いということか。」

 

「何だ。やけにアッサリしているな。」

 

「にたような空間を知っているんでな。」

(精神と時の部屋の時間制限無し、しかし時間の流れは早いバージョンということか。)

 

「ほう、その空間について詳しく聞きたいところだが今は置いておこう。私がこの空間に貴様を呼んだ理由は、少し手合わせをしたいからだ。」

 

「手合わせ?そんな事でこんな壮大な空間を用意したのか?」

 

「わたしが見たところ貴様は相当強い。その貴様と私とが戦うと相当な被害が出るだろう?それに、今私は封印中の身でな。全力を出すためには精神空間に移動する必要がある。その間体は無防備だから安全を兼ねここに招待したわけだ。後は戦力になる人間のコネ作りだな。」

 

「成る程な。流石は人ならざる身というわけか。」

 

「何?貴様、それがなぜ分かった?」

 

「簡単だ。お前の気が人の気と少し違うからだ。」

 

「ほう、面白いな貴様。まぁ兎に角、ステージに移動するぞ。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「入ったぞ。さぁ構えろ。」

 

「何?もう捕まっていたのか?向こうの俺たちは大丈夫なのか?」

 

「大丈夫だと言っている。来ないならこちらから行くぞ。魔法の射手・連弾・氷の17矢!」

 

「おっと、いきなりか。ハッ!」

 

ドォン!

 

空中でヤムチャの打った気弾とエヴァンジェリンの魔法が当たり、相殺される。更にヤムチャは、この隙を逃さず、追撃に入る。気弾の連打である。

 

「ダダダダダダダダダダ!」

 

「弾幕の壁か!そんな物効かんわ!全てよければいい話さ!」

 

ヒュン「誰が気弾だけだと言った!喰らえ狼牙風風拳!」

 

ガガガガガガガガガガガガ「グハッ!」

 

「どうした?!こんなもんで終わりか?!」

 

「チッ!リク・ラク・リラック・ライラック。来たれ氷精、闇の精。闇を従え吹けよ常夜の氷雪。闇の吹雪」

 

「デカイのが来たな!波ッーー!」

 

気弾の壁を避けたエヴァンジェリンに待っていたのは超スピードで移動したヤムチャの狼牙風風拳。連打が止まった瞬間迎撃の闇の吹雪。それをさらに気功波で迎撃するヤムチャ。互いに譲らぬ戦いになっているが。ヤムチャの方が優勢である。

 

(ッ。やはりかなりの実力者だな。私では勝てないか。いや、奴は未だ本気を出していないか…「考え事か?余裕だな!」チッ言ってるそばから)

 

「リク・ラク・リラック・ライラック!契約に従い我に従え氷の女王!来れとこしえの闇永遠の氷河!全ての命あるものに等き死を!それは安らぎなり!喰らえ!終わる世界!」

 

(なっ何?!体が凍る!ヤバイヤバイ!チクショウ間に合え!界王…)

 

「ハァハァ…終わっただろ…さて、解除する…〈ドォン!〉なんだ?!」

 

「なんとか間に合ったか…界王拳2倍だ。」

 

「貴様、何をした!何故砕かれなかった!それに、明らかにさっきまでと違う気のデカさだ!」

 

「こいつは俺の切り札の一つ界王拳だ。効果は見た通り身体能力の向上だな。倍率は決められるが上げ過ぎると体が持たないのが欠点だ。砕かれなかったのは単に俺が凍ってなかったからじゃねーか?」

 

「凄まじいな…これは私も本気で行くしかなさそうだ。と言いたいところだが、恐らく私ではお前には勝てんだろうな。」

 

「嘘つけ!お前も切り札を残してるだろ。其れにさっきまでの傷も回復してるし万全の状態じゃねーか。さぁ続きをしようぜ!」

 

「イヤ、お互いにこれ以上手札を晒すこともないだろう。元の世界に戻すぞ。」

 

「えっちょっ待…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

てよ!っておい!もう戻ったのかよ!」

 

「フッなかなか面白かったぞ。さて、少し向こうで話そうじゃないか。」

 

「チッ、確かに俺も話したいことがある。仕方ない案内してくれ。」

 

こうしてヤムチャとエヴァンジェリンの戦いは決着がつかずに終わったのであった。

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