ここはエヴァンジェリンの別荘にある城の一室である。
此処では今、ヤムチャとエヴァンジェリンの話し合いが行われようとしていた。
「さて、話し合いと行こうか。先ずは自己紹介からだ。私の名前はエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルだ。すでに察している通り人間じゃない。600年以上生きている吸血鬼の真祖だ。」
「俺はヤムチャだ。見ての通りのしがない武道家さ。」
「何がしがないだ。どの口でほざく。まぁいい、本題に入ろう。」
「その前に聞いておきたいことがある。」
「ほう、なんでも言ってみろ。」
「まず、さっきのお前はこの世界でどのくらいの位置の強さにあるのか。今までの話だと弱体化しているようだが。そして、今後俺とはどういう関係でいるつもりなのか。この二つだ。」
「一つ目の質問に関しては、そもそも吸血鬼の真祖は生物として上位種にある。先程の私はほぼ全盛期の力だった。つまり、かなりの実力者であるということだ。お前なら他の魔法使いでも簡単に勝てるだろう。」
「成る程な。」
「二つ目の質問についてだが、それが今回の本題だ。実は私はあることを計画していてな。」
「計画?反乱でも起こすのか?笑」
「アホか、貴様は。三学期にある子供が来るのは知っているだろう?そいつの血を吸い尽くすことさ。」
「何?つまりその子供を殺すと…」
「私にはある呪いがかけられていてな。そいつを解くにはかけた奴の息子である、あいつの血が大量に必要なのさ。」
「あぁその身体中をガラン締めにしている奴か。」
「!分かるのか?15年前かけられたこいつの所為でその間ずっと中学生をする羽目になるは学園の外には出られないはで散々だったよ。」
「そいつは最悪だな。」
「しかもタチの悪いことに此れは力任せにかけられた呪いでな。何度も試したが解呪できないのさ。」
「そうか…よし俺も協力してやるよ。」
「!良いのか?お前の立場が悪くなるかもしれんぞ?」
「アホ言え、女が俺に頼でんだぜ?極力聞いてやらなきゃダメだろ。」
(原作に関わることは決定だからな。今更ぐちぐち言っても仕方ねぇ。こうなったらトコトンやってやるぜ。)
「ッス、スマンな。」
(しまった。今一瞬ドキッとしてしまった。)
「それにはこいつを使う。俺の持っている切り札の一つだ。この豆は仙豆って言ってな、食べた人の怪我や疲労を回復させるものだ。腕が吹き飛んでも治るって代物だ。」
「なんだと?そんな豆にそんな効果があるのか?」
「まぁ、信じられんのも無理はない。今から見せてやるよ。フン!〈ドシュ!〉「お、おい!何をしている!」黙って、見てろ。今、腹に、穴を開けた、だろ?よく見て、おけよ。〈モグモグ〉ふぅ見てみろ、完全にふさがっているだろ?」
「な…なんだと?驚いた。あんな傷が一瞬で…」
「こいつを使えばお前が血を吸いまくっても大丈夫だ。安心してことに励め。」
「そ、そいつを私に少しくれないか?少し調べてみたい。」
「其れは良いけどよ。思ったんだが、そいつは力任せにかけられた呪いなんだろ?だったらそれ以上の力をかけてやると解呪出来るんじゃないか?」
「何?そんな力何処に…待てよ?…成る程な、貴様の力を使うわけか。」
「そうだが、出来るのか?」
「気を魔力に変換すればいい。それなら昔試してみたことがある。あの術式を完成させればいい。」
「何日かかるんだ?」
「分からん。少なくとも一年は必要だ。」
「この中だと二週間ちょいか。結構かかるな…」
「いや、肉体的な干渉のない精神空間に行く。あそこなら此処の百倍近い成果が得られる。」
「そうか、じゃあ俺は外で待っている方が早く済むな。」
「あぁ、だが此処は丸一日つまり外での一時間経たないと出られない。だから、今日は泊まっていってもらうことになるな。」
「そうか…(此処で重力修行をすればいいな。時間的にすごく助かる。)分かった。じゃあお言葉に甘えて、お前が完成するまで此処で修行していていいか?」
「自由にしろ。さて、私は早速作業に入るとするか。ではな。」
「あぁ、頑張ってこい。…行ったかさて、俺も修行に入るか…」
こうしてヤムチャとエヴァンジェリンの対話は終わった。果たして彼らの考えはうまくいくのだろうか?