「……やってしまったな…学園長からの依頼だとこの後、この人を連れて行く手筈なんだが…これは凄く罪悪感が湧いてくるぞ…」
目の前には泡を吹きながらピクピクしているヤムチャがいた。いくらゴム弾といえども龍宮の持つライフルから放たれるその威力は術者を気絶させるように放たれたものであり、いくらヤムチャと言えども完全に覚悟していない状態で袋に命中してしまうと、ただでさえ痛いのが予想外からと言うことで更に痛みを増幅させている。
(さて、どうしたものか……取り敢えず連れて行くことにするか。)
「よっと…完全に気絶しているな…すまない…」
そう言って龍宮はヤムチャを抱え学園長の元へと向かうべく夜の麻帆良を移動していった。ヤムチャの策は一応成ったと言えるだろうが多大な犠牲を払ったことには間違いない。
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「ん…んんっ……此処は?」
「気付いたかの?」
「ッ!貴方はまさか学園長?」
「如何にも、そうじゃ。まず、君に謝らなくてはならない。こちらのもののミスで君は大事なものを失うところだった。幸い潰れていなかったため、治癒させることができたが危ないところだった。すまなかったの。」
「?俺は妖魔を倒してその後術者を………」ガタガタガタガタ
「大丈夫じゃ、もう治っている。さて、時間も押していることじゃし本題に入ろうかの。」
「そ、そうでしたね。まず僕の名前はヤムチャです。転入予定なんですが、いつから行けば良いですか?後、制服はどこで買えば…」
「分かっておる。まず、転入じゃが、何故か夢の中で神々しいお方からお告げがあっての…転入じゃなく教師の方が面白いとな…何故か逆らえんで君は教師になってもらうことにした。」
「……ハイーーーー?!」
(あんのクソ神が言ってること違うじゃねーか!)
「うむ、担当はわしの孫の学年の体育、そして、孫のクラスの副担任じゃ。」
「まさか、それもお告げで?」
「よくわかったの?その通りじゃ。」
(此れが原作に関わるための措置か…アレ?じゃあネギ君は?)
「そして、君の実力を買って頼みがある。この麻帆良学園は君も見た通り、かなりの敵が襲ってくる。何故なら此処は関東魔法協会の本拠だからじゃ。此れは本来秘匿事項なんじゃが君は見てしまった。つまり、我々の世界に足を踏み入れてしまったわけじゃ。君の袋を治したのも魔法じゃ。どうじゃ?受けてくれんかの?」
「分かりました。教師の件、警護の件共に承ります。」
「うむ、心良い返事、感謝するぞ。」
「あの、ところで自分実は前から魔法の事、知っていたんですけど。確か、此処にネギ・スプリングフィールドが教師として来るはずなのでは?」
「ッ!なんと、そこまで知っておったのか。そうじゃ。じゃから君はネギ君とタブルで副担任と、言うことじゃの。」
「成る程。」
「まぁ、とにかく明日から此処、麻帆良女子中学校に来てくれたまえ。」
「ハッ!了解です。では失礼します。」
バタン
「宜しかったのですか?学園長。」
「いいじゃろう。悪いやつではなさそうだしの。それに孫が言ってたんじゃがの、あの者は古菲を簡単にあしらうほどの実力らしいぞ。それ程腕が立つなら是非、味方にしておきたいところだったのじゃ。」
「なんと!それ程ですか?それなら確かにそうですね。首輪をつけておいたほうがいいでしょうね。」
「ま、そういうことじゃ。変に敵を作ることもあるまいて。」
こうして、一応魔法先生の支持を受けてヤムチャの転生1日目は、終わった。教師としての生活が明日から待ち受けているのだった。ヤムチャの運命やいかに!