~バス内~
「…。」
桜散る桜並木をぼーっと眺めながら、僕はバスの外を眺めていた。
『まもなく、国立ホロライブ学園前~、国立ホロライブ学園前でございます。お忘れ物なさいませんよう、お気をつけてお降りくださいませ~。』
バス内にアナウンスが響いた
バスが停止して前方のドアが開き、乗客がどんどんバスを降りていく
しばらくした後、バスの中には誰もいなくなった
「…お客さん。その制服、ここの学園のでしょ。遅刻するよ?」
「…すいません。ありがとうございます。」
僕はバッグを肩にかけ、席を立ちドアに向かった
「お客さん見ない顔だね。新入生だったりする?」
「新入、生…?」
「そう、新入生。…まぁ、入学式から2週間以上たっているのにこんなことを聞くのはあれだが…。」
「…僕は、その『新入生』ってのじゃないと思います。」
「そうか。引き留めて悪かったな。気をつけろよ。」
「はい。」
そう言って、僕はバスを降りた
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~ホロライブ学園 正門~
学園の正門に向かうと、そこには一人の男性が立っていた
「おう、お前さんが転入生か?」
「…どちら様?」
「お前が転入するクラスの担任の『水梨正一』だ。よろしくな。」
水梨先生は手を差し出した
「…よろしくお願いします。」
「ああ、よろしくな。それじゃあ早速だが、校舎を軽く案内する。ついてこい。」
「わかりました。」
僕は水梨先生の跡をついていった
~~~
~数時間後~
「…これで大まかな案内は終了だ。わかったか?」
「はい。…まぁ、ある程度は。」
「ならよかった。それじゃあ頑張れよ。」
「がんばれ…?何がですか?」
「あれ、聞いてないのか?これからお前にはバトルロワイヤルに参加してもらう。」
「…は?」
僕は耳を疑った
「バトル…何ですか、それ?」
「本当に何も聞いていないのか…いいか?これから一定の間隔で、この学園の生徒達同士で戦ってもらうんだよ。それで一部の成績をつけるんだ。学生証持ってるか?」
「学生証…これですか?」
そう言って僕はバッグから一つのカードを取り出した
「そうだ、それだ。学園内の敷地内ならぶっ倒れても、所定の場所で復活するってわけだ。なくすなよ?」
「それじゃあ、お前には今回特別な場所から始めてもらう。ついてこい。」
僕は先生についていった
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「ここが、今回のお前の開始地点だ。」
僕は水梨先生にとある教室に案内された。
「時間になったらこの場所から適当な場所にワープされる。ぶっ倒れてもここで復活する。ワープされてからアナウンスが鳴ったら戦闘開始だ。ここまでは良いか?」
「はい。大丈夫です。」
「物分かりは良いみたいだな。お前をクラスメイトに案内するのはバトルロワイヤルが終わった後だ。まぁ、親善試合みたいな気持ちで行け。」
「しんぜん…」
「気楽な気持ちで行けってことだよ。それじゃ、終わったらまたここに来るからな。」
そう言って水梨先生は教室を出ていった
「…まさか、1日目から戦闘することになるなんて…。」
「…」
「…瞑想でもしてようかな。」
僕はその場で座禅を組んで瞑想を始めた
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「…!」
僕が座禅をとくと、体が粒子状にばらばらになり始めた
「これが、ワープ?僕がやるのとは全然違うな…。」
少し驚きながらも、僕の意識は途切れた
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~屋上~
次に目が覚めると、僕はどこかの建物の屋上に立っていた
「…ここは?」
周りを見渡していると、突然放送が鳴り響いた
『皆様!転移されましたでしょうか!今回のフィールドは新年度早々ということで、親しみやすく『学校』です!転移した所に居座るのもよし、動き回って敵をなぎ倒すもよし!主に屋内で戦うフィールドとなります!』
「屋内…」
僕はドアがある方向を向いた
『それでは準備は良いでしょうか!それでは…バトルロワイヤル、開幕です!』
ラッパの音が鳴り響いた後、放送は終わった
「…それじゃあ、動いてみようかな。」
僕は屋上のドアのノブに手をかけて、ドアを開けた