『果たし状 放課後校庭にて待つ』
「…。」
今日の授業が終わり、帰るために下駄箱を開けたら中から果たし状が入っていた
「…とりあえず行ってみるかな。」
僕は靴を履き、校庭に向かった
〜〜〜
〜ホロライブ学園 校庭〜
「来たな!叢雲殿!」
僕が校庭に行くと、百鬼さんが腕を組んで待っていた
「…なんだ、百鬼さんか。誰からの手紙かと思ったよ。」
「叢雲殿の連絡先知らなかったからな…昨日ちらっと位置確認してお昼に入れておいたんだ。」
「へぇ…それで、何かようかな?」
「ん?無いぞ。」
「ん?」
僕は混乱した
「…あー…何か用があって呼び出したんじゃないの?」
「いや、別に無いぞ。1回話をしたくてな。」
「えぇ…。」
「何だ?用がなきゃいけないのか?」
「…いや、そういうわけじゃないけど…。」
「ならいいじゃないか。」
「…でも、話って言ってもどうしてここで?教室の中でいいんじゃない?」
「聞かれて困らないのか?」
「何が?」
「お前のその能力についてだ。確か…ペルソナって言ったか?」
「…確かに、聞かれたらちょっと困るかな。」
「だろう?それじゃあそれについて教えてくれないか?」
「…悪いけど、話すことは無いかな。」
「そうか。なら…わかるな?」
「…そうだね。」
百鬼さんは刀を抜いた
僕も構えた
「…なら、お前の体に聞くまでだ!」
「ストーップ!」
「「!!」」
突然1人の女子が大声を出して間に入ってきた
「何で止めるんだスバル!」
「何でもどうしたもあるか!何で話し合いでいきなり刀抜いてんだよ話せや!」
「そ、それは…叢雲殿が話さないから…。」
「だからって武器を抜く必要ないだろ馬鹿!」
「はぁー!?誰が馬鹿だってー!?」
百鬼さんと女子は言い合いを始めてしまった
「…あのー…。」
「ごめんねー、うちのあやめが。」
声の下方を向くと、3人の女子が歩いてきた
金髪で頭に黒い角が生えている色っぽい目をした女子
紫色の髪に青をモチーフとしたメイド服を着ている女子
灰色の髪に黄色の目をした頭に黒い帽子を被った魔女みたいな女子
これらの女子が歩いてきた
「えーっと…君たちは?」
「ああ、そうだった。私は『紫咲シオン』。天才魔法使いよ。」
「魔法使いなの?」
「ええ、そうよ。4つの属性の魔法を同時に操れるんだから!…まぁ、前のバトロワはあやめにやられちゃったけど…。」
「私は『癒月ちょこ』。みんなからは先生って呼ばれてるわ。」
「先生?」
「ちょこ先は博識だからねー。授業でわからないこと聞いたら大体わかるし。」
「叢雲くんも、何かわからないことがあったら聞いてね。」
「うん、その時はお世話になろうかな?」
「…。」
「…どうしたの?」
「…いえ、何でもないわ。」
癒月さんは少し顔をしかめたが、すぐに戻した
「あ、あてぃしは。あぅ…。」
「噛んだ。」
「噛んだわね。」
「噛んだね。」
「う、うるさいなぁ!私は『湊あくあ』!メイドです!」
「まだ見習いだけどね〜♪」
「シオンうるさい!」
「まあまあ落ち着いて…それで3人はどうしてここに?」
「あやめ様が叢雲くんと話すっていうから、みんな興味を持ってね。物陰から見てたんだけど…。」
「ピリピリした空気になったからスバルが飛び出して行っちゃったのをシオンたちが追いかけてきたって感じだね。」
「すばる?」
「あの子。」
癒月さんは百鬼さんの方に指を向けた
「…あの帽子を被ってる方?」
「そう。彼女は『大空スバル』。私たちのグループの…ツッコミ役よ♪」
「ツッコミ役じゃねーよ!」
「あ、こっちきた。」
大空さんが息を切らしてツッコんだ
「…まぁ、私たちのブレーキ役ね。誰かがやらかしたら大体止めてくれるわ、今回みたいにね。」
「本っ当にうちの馬鹿が申し訳ない!」
「おい、誰が馬鹿だ誰が。せめて名前で呼べ。」
百鬼さんが不貞腐れながらもこっちにきた
「…まぁでも、ごめんな。無理やり聞こうとして…。」
「いや、大丈夫だよ。僕も言い方が悪かったと思うし。」
「そう言えば、あやめちゃんは何を聞こうとしてたの?」
「あいつの能力についてだぞ。」
「能力?」
「ほら、最後に出してたあいつ。」
「ああ、あいつのことね。確かにあれについて気になるわね…。」
「さっき百鬼さんにも言ったけど、この能力について話すことは無いんだよね。」
「話すことは無いって…どういうこと?」
「具体的には、話せる事は無いのがただしいかな。僕自身この能力のことはよくわかってなくて…。」
「よくわかってないのによく使えるわね…。」
「使い方は師匠から学んだから、使うことはできるんだけど…。」
「師匠ってどんな人?」
「鬼。」
「え。」
〜〜〜
「…む、もうこんな時間か。そろそろ帰らないとな。」
「そうだねをそれじゃあ叢雲君、またねー。」
「うん。それじゃあ。」
「じゃあな、叢雲殿。」
「うん、じゃあね、百鬼さん。…ああ、そうだ。」
「ん?」
「手合わせなら放課後なら受けるからいつでも言ってね。」
「…おう!それじゃあな!」
こうして僕は百鬼さんたちと離れ、帰路についた。
・・・
我は汝、汝は我・・・
汝、新たなる絆を見出したり・・・
汝、『剛毅』の力を得たり・・・
我ら、汝に新たなる力の祝福を与えん・・・』
・・・
百鬼あやめ
アルカナ→『剛毅』ランク1
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