ペルソナ使いinホロライブラバーズ   作:しがなくない

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バトルロワイヤル編〜5〜

「せー…のっ!」

 

「っ!?」

 

百鬼がとてつもない速さで跳躍した

 

「【天火】!」

 

両手の剣を冗談に構え、落下と共に振り下ろしてきた

 

「くっ!」

 

それをなんとか横に避けた

 

「【朧車】!」

 

着地した百鬼は逃がさないと言わんばかりに、体ごと剣を振り回した

 

「うおおお!!」

 

それもなんとか飛び退いて避けた

 

「まだまだ!【不知火】!【火柱】!【朧車】!」

 

飛び退いたのを追うように両手の剣を突き出し、切り上げ、飛び上がって縦方向に回転しながら切り掛かってきた

 

それを紙一重でなんとか避け続けてきた

 

(さっきと速さが段違いだ!そろそろ『ラクカジャ』と『防火の壁』切れてしまう!一度距離をとりたいけど、とらせてくれない!)

 

「ははははは!【不知「『トラフーリ』!」火】!っておお?」

 

突かれる瞬間に逆方向に瞬間移動し、百鬼は見失ってた

 

「『スクカジャ』!『防炎の壁』!」

 

(危ない…これでとりあえずは安心)

 

「なるほど、瞬間移動とは!だけどだいたい見切ったぞ。それ、見た方向にしか移動できないだろう?」

 

(…っ!ばれた!?1回見ただけで!?)

 

「さぁ、どうする?遠距離攻撃で戦うか?それともまだ鬼ごっこを続けるか…。」

 

「…」

 

(…使うか。多分出さないとこの人は倒せない。)

 

僕は腰のホルスターから拳銃を抜いた

 

そしてスイッチをEからSに変えた

 

「ほう、それがお前の武器か。だが今の私には銃弾すら遅く感じるぞ?」

 

「…」

 

僕は拳銃をこめかみに当てた

 

「…おい。お前、何をするつもりだ!?」

 

「…はぁっ、はあっ、はあっ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ぺ…ル…ソ…ナぁ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

引き金を引いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリィン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何かが割れる音がした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…来い…『タナトス』!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜

 

彼が頭に銃を打ちつけた時、観客の誰もが百鬼なきりの勝利を確信した。

 

青年には同情の目や怒りの籠った目などが向けられた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青年が『あいつ』を呼ぶ前までは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それ』を目にした観客は呼吸するのを忘れた

 

 

 

 

 

 

 

 

その姿は、全身を覆う黒のローブ、骸骨みたいな頭、手から膝まである白いグローブ、背には7つの棺桶らしきものが背負われていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

背筋に悪寒が走り、少し動いただけで殺されるような感覚が身体中を駆け巡った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

唯一動くことができたのは、今ちょうど彼と対峙している百鬼あやめだけだった

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜

 

「…は、はは…はははははははは!!!」

 

「なんだこれは、なんだこれは!」

 

「…これが今の僕の本気だよ。。」

 

「そうか…そうか!とんでもないものを出してくれたな!叢雲殿!」

 

百鬼は刀を構えた

 

「…行くぞ!」

 

百鬼が駆け出した

 

「…『チャージ』。」

 

百鬼が飛び上がった

 

「いざ…勝負っ!」

 

「…せめて、安らかに。」

 

 

 

 

 

 

 

百鬼が剣を振り下ろす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『五月雨斬り』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

百鬼の体に斬撃が3回入った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…はは…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

百鬼は仰向けで地面に落下した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はペルソナを戻し、百鬼に近寄った

 

「…大丈夫?」

 

「…ああ、大丈夫だ。」

 

百鬼の体は粒子状になり始めた

 

「いやー…ここまでやって負けたのは初めてだ。完敗だ。」

 

「・・・そう。君も十分強かったよ。ペルソナを出さなかったら負けてた。」

 

「そうか…ペルソナっていうのか、あれは…。」

 

「なあ、叢雲殿。また戦ってくれるか?」

 

「…うん、いいよ。また戦おう。」

 

「…ははは…!よかった…!学園生活にまた一つ、楽しみが増えたな…!」

 

百鬼の体は完全に消え去った

 

ぱっぱらぱっぱっぱー!

 

その瞬間、軽快な音楽が鳴り響いた

 

『しゅーりょー!今回最後まで生き残ったのは…叢雲零夜!有象無象を薙ぎ払い、なみいる強敵たちを倒し、今ここに栄光を手にしました!』

 

ふと気づくと、僕の体が粒子状になり始めていた

 

『今回の実況は、放送部がお送りいたしました!それでは皆さん、またお会いしましょう!ばいば〜い!』

 

その言葉を最後に、僕の意識は途切れた

 

〜〜〜

 

〜とある教室〜

 

気がつくと、バトルロワイヤルが始まる前に入った部屋にいた

 

ガチャッ

 

教室のドアから先生が入ってきた

 

「…まぁ、色々ということはあるが…とりあえずは、だ。優勝おめでとう。」

 

「ありがとうございます。」

 

「全く、気楽に参加しろっつったらまさか最後までのこっちまうとは…いい意味で想定外だよ。」

 

「あはは…何か、すいません。」

 

「はぁ…本来ならこの後お前が所属するクラスを案内しようと思ったんだが…予定変更だ。今から職員室に行くぞ。」

 

「職員室ですか?」

 

「ああ。お前が何をしたのか詳しく聞かなきゃならねぇ。悪いが一緒に来てくれるか?」

 

「…わかりました。」

 

「ああ。それじゃあ早速行くぞ。」

 

そうして僕は職員室に連れて行かれた…

 

 

 




技、魔法説明
『トラフーリ』
ペルソナシリーズの補助スキル。敵との戦闘から絶対に逃走できる。百鬼の背後に瞬間移動した。
『スクカジャ』
ペルソナシリーズの補助スキル。3ターンの間、味方1体の命中・回避率が上昇する。今作では素早さを上昇させている
『防炎の壁』
ペルソナシリーズの補助スキル。3ターンの間、火炎耐性を付ける。百鬼から炎の影響を避けるために使用した
『チャージ』
ペルソナシリーズの補助スキル。次の物理攻撃のダメージを3倍にする。『五月雨斬り』の威力を増加させた。
『五月雨斬り』
ペルソナシリーズの攻撃スキル。適単体に1~3回の大ダメージを与える。百鬼あやめにトドメを刺した

【天火】
落下と同時に両手の剣を振り下ろす。
【朧車】
回転斬り。
【不知火】
剣を前に突き出す。
【火柱】
剣を切り上げる
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