~次の日~
~ホロライブ学園 校内~
ジョニーと一緒に遊んだ翌日のお昼時間。ご飯を食べ、僕は学園内をぶらついていた
(結構歩いた気がする。人通りも少なくなってきたな…ん?)
人気が無くなってきた廊下を歩いていると、張り紙が張ってある扉を見つけた
「…ほろ…エックス?」
僕がその扉を見ていると、横から声がした
「…あら?あなたは…」
僕が声のした方に顔を向けると、一人の女性が立っていた
赤い髪に碧眼で、白い服に濃い赤紫の外套を羽織っていて、手にはビニール袋が握られていた
「…たしか、こよが言っていた叢雲さん?」
「…あなたは?」
「ああ、私は『鷹嶺ルイ』。そこのholoxの幹部をやらせてもらってるわ。」
「こよ…?」
「あれ、覚えてない?ピンク色の髪のマッドサイエンティスト…。」
「ピンクの髪…ああ、博衣さんか。」
「そうそう、その人。とりあえず上がってったら?お茶出すよ。」
「…それじゃあお邪魔します。」
僕は鷹嶺さんの誘いに乗り、部屋の中に入った
~~~
~ホロライブ学園 holox~
僕が部屋に入ると、部屋の中は真っ暗だった
「…?」
「ふっふっふ…よく来たな、叢雲零夜。私はお前が来るのを待って
「あー!ラプったらまた電気消して…!」
「あちょっ、幹部!?」
鷹嶺さんが電気のスイッチをつけると、部屋の電気が付いた
部屋にある机の一番奥から、黒と紫の縞模様の角が見えていた
「おい幹部!せっかくかっこつけてるのに急に電気をつけるんじゃない!」
「どうせ暗い中でスマホでもいじって待ってたんでしょ!目悪くするよ?」
そう言って鷹嶺さんは手に持っていたビニール袋を机の上に置いた
「ほら、叢雲君はそこに座って。今お茶出すから。」
「あ、ありがとう。」
「あ、幹部、吾輩にも頼むー。」
「はいはーい。」
鷹嶺さんはお茶の準備をしに離れた
僕はドアから一番近い席に座った
ガチャッ
「ただいまでござるー。って…お客さんでござるか?」
ドアから一人の女子が入ってきた
薄い金髪で緑色の眼、肌色の羽織を着ていて背中には剣を背負っている
「お、来たか侍。」
「ただいまでござる、ラプ殿。」
「博士と新人はどうした?」
「たぶんもうそろそろ来るでござるよ。」
「…ねえ、その博士とか新人とかって何?」
「コードネームみたいなものだよ。はい、お茶どうぞ。」
「あ、どうも。」
鷹嶺さんがお茶を持ってきて、僕の前に置いた
ガチャッ
「ただいまー!ってあー!叢雲君じゃん!」
ドアから2人の女子が入ってきた
一人はバトルロワイヤルの時に戦ったピンク髪の女子、博衣こより
もう一人は黒のフードに銀髪で赤目のゴスロリチックな服を着ていた
「博衣さん。それと…そっちは?」
「あ、クロヱ。ほら自己紹介。」
「えー?…沙花叉クロヱ。」
ふてくされた顔をしながら、沙花叉さんはそういった
「僕は叢雲零夜。よろしく。」
「…。」
「あはは…ごめんね叢雲君。クロヱはちょっと人見知り気味で…。」
「ああ。なるほど…。」
「…。」
僕は席に戻った。
〜〜〜
全員が席に座ると、僕以外が昼食を食べ始めた
「叢雲君はご飯食べないの?」
「僕はもう食べたから。」
「何食べたの?」
「お弁当だよ。自分で作った。」
「お前料理できるのか?意外だな。」
「初対面なのに意外って言われても…。」
「今度試しに持ってきてくれない?どんなのか見たいんだけど…。」
〜〜〜
「…ごっほん!えー、では定例会議を始める。幹部。」
「はいはい。ちょっと待ってね…。」
「定例会議?」
「放課後何やるかっていうちょっとした決め事だよ。」
「僕がいていいの?」
「…まぁ、いいんじゃない?」
「…ねぇラプ、本人が今ここにいるからやっちゃわない?」
「…そうだな。おいお前。」
「何?」
「お前、holoxに入らないか?」
「ほろ…ああ、ここのことか。」
(あれ『ほろっくす』って読むんだ…)
「ああ。お前なら実力も申し分ないしな。どうだ?」
「入らないかって言われても…ここは何をするの?」
「簡単にいうと奉仕作業だね。たまに依頼が来るからそれに対応して解決していくって感じだよ。」
「時によっては喧嘩の仲裁とかもするぞ。」
「…うーん…。」
「まぁ、すぐに決めなくていいよ。この学園に来て1週間しか経ってないし、他にも部活はあるからさ。」
「だから今のうちに囲おうとしてるんだぞ。」
「ラプ?次からはおやつ買ってこないよ?」
「うぐっ、それは…こまる…。」
「ここは定期的に活動してるからさ、気になった時にまた来なよ。歓迎するから!できれば実験台になってくれるとこよはさらに嬉しいかな…!」
「実験台はごめんだけど…また来ようかな。」
僕は席を立った
「また来るよ。それじゃあ。」
「またね〜。」
「あっ!次会った時は覚えてろよ〜!」
僕は教室を出て、自分の教室に戻った。