Меторо Севт/Тень ― 闇から来た光と影 ― 作:See@
プロローグなのに無駄に冗長です。
この二次創作はポストアポカリプス系ゲーム「メトロ2033」シリーズと、ライトノベル「とある魔術の禁書目録」のクロスオーバー物となっています。(加えてこれら以外の他作品とのクロスオーバーもある予定です。)
それなりに残酷な描写もあります、ご注意下さい。
また、原作である「メトロ2033」シリーズの解説もちょくちょく挿入していきます。
プロローグは「メトロ2033」の直接的な続編である
「メトロラストライト」の最後(ノーマルエンド)からとなります。
後ダークワンは俺の嫁(迫真)
Иролог: 亡き明日の果てに
曲りくねったレールの先に、若きメトロの救世主は何を見て何を決断するのか
これで全て終わりだ。
レッドラインの攻撃を何度も凌いで来たが僕達は戦いに敗れ、コルブト将軍は嘗てのスパルタンを征服したクセルクセス大王を自分に例え、ご満悦の様子だ。
「アルチョム・・今だ・・・やれ!」
僕の目の前でミラー大佐が瀕死の状態でいる、足を破片に貫かれたようで、苦しそうに息をしながら壁にもたれ掛かっている。
だがその目は闘志を失ってはいない、ポリスを、このメトロを護り抜くという覚悟が彼の眼の中に在った。
そして僕もそのつもりだ、コルブトがD6を手中に収めればレッドラインの騙る革命の炎が無辜の民が住むメトロを戦乱で焼き尽くすだろう、そうなればポリスもファシストも、レッドラインでさえも生き残れはしない。
僕にはミサイルを撃った身として、最終戦争を止める責任がある。例え死ぬことになってもだ。
「おやおや、これはミラー大佐! というより、その亡骸か・・。」
幸いな事に、コルブトは僕が這いずって近付いている物の正体を知らない 、もっとも気付いた所で手遅れなのだが。
「おやおや、「メトロの救世主」アルチョムじゃないか、才気溢れる若者よ・・・お前は一体何がしたい?」
呑気に憎たらしい笑い顔を近づけてくる奴に対して僕はニヤリと笑い返して見せ、「最後の切り札」である大型爆弾の起爆レバーを回す。
僕の表情はガスマスクで見えなかったろうが、反対にコルブト達の表情ははっきりと見えた。
起爆まで後5秒、コルブトが慌てふためいて
「この若造を止めろ!」と叫びを上げるのが聞こえた。もう遅い。
起爆まで後4秒、彼は無事に家族の下まで辿り着けただろうか? 僕は彼の一族をミサイルで灰にした、許される筈は無かったが彼は僕を憎んではいなかったように見えた。今となっては確認の術もないが・・・。
起爆まで後3秒、アンナ、許してくれ、君の所にはもう帰れそうもない。
起爆まで後2秒・・ハンター、僕のやって来た事は本当に正しかったんだろうか?僕は自分がわからない。
起爆まで・・後1秒・・突然今までの記憶が脳裏に映りだした。
博覧会駅でのハンターとの別れ、
リジスカヤ駅のブルボンとの旅、
カーンに幻影から救われた事、
ファシストにプーシンスカヤで囚われ、共産主義者に救出された事、
キエフスカヤ駅での人喰いとの死闘、
D6にてダークワンにミサイルを放った際の後悔。
そしてD6を巡るレッドラインとの大戦・・・
思えばこの短い二年の内に濃すぎる経験をした気がする
メトロが燃え上がり、全てを呑み込んで行く
僕は炎に身を任せ、最期に母さんの声を聞いた気がした。
そ の と き、 不 思 議 な こ と が 起 こ っ た !
「・・・・・ん?」
どういう訳か目の前が真っ暗だ。死んでいるならともかく僕は今も息をしているし、先程まで瓦礫の上に居た筈なのに倒れている床は冷たくツルツルとした質感をしている。
「一体何がどうなっているんだ・・・」
あまりに不可解な状況に思わず独りごちてしまう。ともかくここが地獄だとしても周囲がどうなっているのかわからなければ閻魔にも会えない。
とりあえずの所装備類を確認してみると僕の愛用のライターとハンターから譲り受けた年季物のリボルバーを含めて全てが使用可能な状態にある事が分かった、僕は電力量がギリギリのフラッシュライトを充電して辺りを見回してみたところどうやらここは地下鉄のようで、ここはレールのメンテナンスの為の倉庫らしく、試しに手近なロッカーを開けてみると中にハンザの商人でさえ揃えているか怪しい程の真っ新で大量の工具、金属類が入っていた。
もしかするとここはD6以外の秘密バンカーなのだろうか?物資の潤沢さといい、堅牢な部屋の造りといい、それならば全部の事に説明が付く(依然として何故こんなところにいるのかは不明だが)、良ければ無線装置もあるかもしれない。
ポリス駅に連絡を取って生存を伝えることができれば、スパルタン達の捜索も出来るだろう。ともかく、この部屋からさっさと出なければ。
ロッカーの中にあった工具やらを拝借し、部屋のドアを探すとすぐに扉は見つかったが、鍵が外からかかっていたので腕ずくで通らせて貰う事にした。
3回程ドアに激しくノックすると、鉄製のドアは蝶番が外れて出口側におもむろに倒れた。
光が差してきた先には、信じられない光景が広がっていた・・・
「不幸だあああああああああああ!!!」
「「「待たんかいワレェェェ!」」」
「ちょっと待ちなさいよアンタァァ!」
ツンツン頭の少年が走る、現在彼は極めて(いつも通り)危機的な状況にあった。
今日だけでも
・カード(学生証)を財布ごと落とす
・女子中学生を不良から助けたら決闘を挑まれる
・そこから逃げる過程で不良たちと再☆会
等々の「不幸(日常)」に見舞われていた。
加えて不良たちのオマケに電撃中学生も追い付き、さながら「ハーメルンの笛吹き」状態であった。
いい加減体力の限界も近かった為地下鉄で逃亡する事にし、近くの階段から地下に降りた。
そこで更なる厄介事に巻き込まれるとも知らず・・・
プロローグはここまでです
次回
アルチョムはただ独り、異境の地に起つ。
若き“メトロの救世主”はそこにて何を見て、何を決断するのか
「闇の中の闘い」(前編) 乞うご期待!
「光太郎君、君に話がある」
「何ですか?佐原小父さん」
「少し休暇を取ってみてはどうだね?」
「休暇ですか…」
「ああ、今の君には静養が必要だと思う。……それに考える時間も」
「考える、時間…?」
「そうだ、偶然私たちの所にあの学園都市から推薦状が届いたんだ、衣食住は完備されている
し就ける職業もたくさんある。君はまだ若い、もっと自由に生きていいんだ」
「小父さん、僕なんかに…ありがとうございます!」
「礼はいいよ、私たちより君に必要なものだろうしね」
「学園都市か……どんな所なんだろうなぁ」
一人の傷ついた青年が学園都市に足を踏み入れる
THE People With No Name
原作知識解説
「メトロ2033」あらすじ…2013年、世界で核戦争が勃発し地上は汚染される。生き残った人々は未来に恐怖しつつも地上から隔絶された「メトロ」でそれぞれのコミュニティを形成していった。 2033年、博覧会駅に住んでいたアルチョムらは異様に攻撃的なミュータント達に襲撃される。アルチョムは独断で助けを求める為にポリス駅への旅を始めるのだった。
「メトロラストライト」あらすじ…「メトロ2033」の最後(ノーマルエンド)にてダークワンの巣にミサイルを射ち、壊滅させたアルチョムだったがその心中は晴れなかった。ダークワンとの交信で彼らが敵対的な存在ではない事が分かっていたからだ。
そんな中、カーンからダークワンの生き残りがいる事が明かされる。カーンはダークワンが人類の最後の希望だと語り、保護を求めるのだった。
アルチョム(CV てらそままさき)…「メトロ2033」並びに「メトロラストライト」の主人公、読書好きで無口な20過ぎの人物。ゲームシリーズにおいてはダークワンと対話が可能な唯一の人間だったが、紆余曲折を経て結果的にダークワンを壊滅させてしまう。
その後は都市国家「ポリス」においてレンジャー(オーダー)としてD6を巡る最終戦争に参加し、その末に斃れた。 筈だったが・・・
ダークワン(チョルヌィ)…「メトロ2033」及び「メトロラストライト」に登場するミュータント。人類との共存を望んでいたが、彼らの対話方法であるテレパシーが人類に有害であった為に敵対関係となってしまい戦いの末にアルチョムによってミサイルを巣に撃ち込まれ駆逐された。
「メトロラストライト」では彼らの生き残りが登場し、
物語において重要なファクターとなる。
D6…全ての元凶。モスクワにある廃墟となった戦前の秘密基地。謎が多く、中に何がいるのか様々な憶測が飛び交っているが「メトロラストライト」ではD6内部に貯蔵された軍需物資(食糧や核等の大量破壊兵器)を巡ってメトロ間の最終戦争が巻き起こった。
ここまで駄文を読んで下さってありがとうございます。
続きに期待して頂けたら幸いです。
誤字脱字等あれば追記修正していくので宜しくお願いします。
意外と小説書くって結構難しい・・
追記…通算UA数が50に達しました、ありがとうございます!
追追記…通算UA数が130に到達、感謝のキワミ、アッー!
追追追記…通算UA数が270に到達、超スピード!?
続き…もう少し待ってくだしあ
おのれディケイドォ!(自分でデータ消去)