ファイナルが終わった後に出張や資格勉強があって時間が取れませんでした。
これから更新していきます
「あなたの理想のヒロインになりたいんです!」
少女は舞台の上で自分と戦っていた
その日の放課後同好会の部室ではインタビューが行われていた
「撮ります」
カメラは歩夢をレンズの中に入れる
「えへへ」
歩夢はにっこりと笑いながらポーズをする
「次、朝香さん」
セクシーな雰囲気を出しながらカメラに映る
「宮下さん」
「いえーい!」
ピースをしながら愛はカメラに映る
「いいよいいよ。みんな可愛いよ」
俺の横で盛り上がりを見せている侑
「侑ちゃん恥ずかしいよ」
照れながら歩夢は話す
「アイドルの新聞記事としてはうまく撮れていると思うぞ」
カメラ係の人から撮った画像を見せてもらいながら俺が答えていく
「次はかすみんです」
勢いよく座るかすみはカメラに向かってポーズをする
その後ろのテーブルで桜坂しずくはインタビューを受けていた
「では次に桜坂さんが目指している理想のアイドルを教えてください。」
「私は愛されるスクールアイドルを演じたいと思っています」
「と言いますと?」
「皆さんにとって理想のアイドルを想像してその子になりきるんです。」
「では、今この瞬間も桜坂さんは理想のスクールアイドルを演じているということですか?」
「はい」
後ろで話を聞いていた俺は侑と話していた
「しずくって次の演目は他の学校と演劇をやるんだっけ?」
「うん。確か藤黄学園と一緒に演劇をやるみたいだよ」
「へぇー流石しずくだな」
「演劇部のエースだからね」
「なるほど」
俺は感心しながら話を聞いていた
「京ちゃん」
名前を呼ばれて後ろを振り向くと彼方さんがいた
「どうしたんですか?」
「この前はありがとう。おかげで遥ちゃんとの気持ちが通じるようになったよ」
「俺は何もしてませんよ。ただ、彼方さんがいなくなるのはまだ早いだけですよ」
「おぉーかっこいい事言うようになったね~」
そういって彼方さんは俺の頭を撫でる
「ちょ、なんで俺の頭を撫でるんですか」
「良いじゃん。かわいい後輩だもん」
彼方さんはニコニコしながら続ける
「それにね、今度お母さんがライブに来てれるって」
「よかったですね。今度はお母さんに晴れ姿を見せてください」
「お母さんに京ちゃんのこと話したら、今度挨拶させてほしいって言われたんだ」
「なんでですか?」
「かなとはるを助けてくれた人にお礼が言いたいんだって」
彼方さんが言うにはこの前の出来事を遥ちゃんが話したみたいでお礼がしたいとのことだった
「なるほど、そいうことですね。それにしても彼方さんってお母さんから、かなって呼ばれているんですね。」
俺はニコニコしながらからかってかなさんと呼んでみた
「恥ずかしいからやめてよ。“かな”って言うのは……その、結婚してからね」
顔を真っ赤にしながら彼方さんは下を向いていう
「結婚!?どいうことですか!?」
彼方さんの言葉でインタビューの人が驚いて彼方さんにマイクを向ける
「近江彼方さん、今の発言はどういうことですか? マネージャーの川木さんとは、禁断の関係なんですか?!」
「京ちゃんとは、その普通の関係ではないよ?」
「彼方さん! 言い方、大げさすぎますよ! ちょっとからかっただけですって!」
俺が必死に弁明しようとすると両肩に手を置く人がいた
「京ちゃん、別のお部屋でお話しようっか」
「歩夢さん。ちょうど私も、京平さんにお話がありました」
ゆっくりと後ろを向くと歩夢とせつ菜がいた
「あ、あの、俺悪くないと思うんだけど」
「いいからちょっと来てね」
ずるずると二人に連れていかれる
「全く、京平も馬鹿だね~」
侑は呆れながら言う
「京ちゃんらしいよ。私も後で京ちゃんにお話が出来たし」
エマさんがニコニコしながら言う
「エマ、あなた怖いわよ」
果林さんを横目にエマさんは答える
「はは、あはは……」
と侑は、京平の無事を祈るのだった。
桜坂しずくはインタビューが終わった後、演劇部にいた
「こ、降板ですか?!」
「今回の役はしずくとはちょっと違ったみたいだから」
部長から言われたのは役の降板の話だった。
「ダメなところがあれば言ってください。私頑張りますから」
「この役は自分をさらけ出す感じで演じて欲しかったの。さらけ出す役柄も歌手って設定だしスクールアイドルのしずくなら適任かなって思ったんだけど」
「もう一度チャンスをください。」
私は演劇部の部室から出て練習をした
「じゃーん!」
侑がタブレットを出し、この前のインタビューが新聞記事を出していた
「みんなの初めてのインタビューが校内新聞に載りました」
「結構いいじゃん。」
「結構評判いいみたいよ」
愛や朝香が発言してみんな盛り上がっていた
「今度は練習風景をインタビューするというのはどうでしょう?」
「それすごくいいアイデアです。せつ菜さん!」
せつ菜に続いてしずくが話す。かすみが何やらしずくの顔を伺っていた
「かすみ、何かあったか?」
近くに俺がいたのでこそっと耳に話す
「いえ、しずこの様子がおかしいと思ったので、気のせいだと思いますが」
「しずくの様子?」
俺もしずくの顔を伺う
「それにね、ほらしずくちゃんの演劇部の公演の事も書いているよ」
侑がタブレットを触り、しずくのページを開く
そのときしずくの顔が変わった
「「あ。」」
俺とかすみは声が被る
「見ましたか?」
「あぁ。かすみの言う通りだな」
演劇部の話になって顔がこわばった
みんなが話で盛り上がっている中かすみと2人で考えていた
「それにほら、京平の噂まで載っているよ」
侑はタブレットを動かして見出しに大きく書かれている部分を見る
『マネージャーハーレム状態。アイドルと禁断の関係か!?』
「この前の彼方さんの奴が書かれています」
せつ菜が指を差しながら言う
あいつら、書きあがったな。ため息をつきながら俺は歩きだす
「京ちゃんどこいくの?」
歩夢は声をかけてくる
「記憶改ざんしてくる」
俺は扉を開けようとすると
「良いじゃん。ほら大した悪口書いてないから大丈夫だよ~」
「彼方さんがいうならいいですけど、いやな思いしたら言ってください。いつでも記憶書き換えて来るので」
あの日、俺は歩夢やせつ菜の説教を受けて、さらにエマさんから結婚は私とするんだよね?と火種をまかれてさらに怒られた。
「ありがとう。私の心配してくれるんだね」
「そりゃ、大切な部員ですから」
「そこは大切な人って言ってほしいな」
彼方さんはいじけながら言う
「なんであんな甘々展開になっているんですか?」
かすみが2人の雰囲気を見て皆にいう
「そりゃ、彼方からしたら王子様が助けてくれた展開だからじゃないかしら?」
果林さんが言う
「というと?」
「だってピンチの時に助けてくれたり、睡眠の質も上げてくれているのよ?惚れる以外の選択肢ないでしょ?」
彼方さんと京平を抜きにしてみんなが話す
「ピンチの時ならうちも助けて貰っているし」
「それは私もです」
愛に続いて、せつ菜が話す
「私なんて、胃袋掴まれてる」
「わ、私もです」
璃奈がぼそっと呟くと、せつ菜が顔を赤くしながら続ける。
「ということは……みなさん、京平さんに何かしてもらって、少なからず惹かれているということですね…」
その言葉に、エマ、愛、璃奈が顔を真っ赤にして固まった。
視線をそらす者、手元をいじる者、無言で首を傾げる者——空気が一気に甘くなる。
「京ちゃんの……女たらし……」
歩夢が頬をぷくっと膨らませて呟く。
この時、別の場所では演劇部の部長が悩んでいた。
「しずくにはあーは言ったが、実際はこれが来ているんだよ」
手元にある手紙をみて悩んでいた
『この演劇の主役桜坂しずくを降板させなければ桜坂しずくを殺す』
厄介事が新しく見えないところで進行していた
次回は来週の月曜日に更新します