私、中川菜々には不思議な人が近くにいた
「はぁ、はぁ、はぁ、」
優木せつ菜として同好会の練習でランニングをしている時、調理室で料理をしている人がいました
「あれ?今日の調理室の申請はなかったはずですが」
私が練習を終えてから中川菜々になって調理室へ向かいます
ノックをして扉を開けるとそこに居たのはクラスメイトの川木京平さんでした。
「失礼します。料理中にすみませんが調理室の申請はしてますか?」
私が紙を持ちながら質問をする
「ん?生徒会長?してないけどまずかった?」
料理をしながら答える川木さんの近くにいく
「まずいもなにも申請しないと使ってはいけません。それにあなたは部活動に入ってませんよね?」
わたしは川木京平さんの名簿をみながら言う
「ごめん、ごめん。今日申請しようと思ってさ、紙持って来たんだ、見てくれよ」
川木さんは料理をしている手を一旦止めて紙を私に出す
「これでいいかな?名前は料理研究同好会!」
差し出された紙に目を通すが内容が酷すぎた
「ダメに決まっています。しかも1人しか部員いないしじゃないですか!」
私は紙を机に叩きつけた
「えーだれも入ってくれないから1人で申請したのに」
川木さんは悩んで思い付いたように話す
「なら今作っている料理美味しかったら許可してくれよ!」
「ダメです。生徒会長として勝手にそんな事は許しません。それにお腹は減ってません」
私が斜め上に向きながら答えるとお腹から音がした
クゥーーと静かな調理室に響く音
「なんだ、お腹減っているなら食べて行けよ」
「今の音は気のせいです!そうです!!きっとエアコンの音です!!」
私は必死に抵抗しながら言う
「そうだな。随分とでかいエアコンの音だったな」
「変なこと言ったら今すぐ、この紙破きます!!」
私は申請書の紙を見せながら言う
「わかった。悪かったよ」
そういって川木さんは私の前に料理を出してきた
「これは?」
「回鍋肉」
川木さんは続けて発言する
「ちょうど中華料理の勉強していてさ、食べてくれよ」
目の前に置かれる料理に私は手が伸びる
「いただきます」
そういって口の中に運ぶ
「お、お、美味しいです!!」
口の中に入れた瞬間ちょうどいい辛さと甘みが弾けて食欲がわきます
「そんなに慌てるなよ」
川木さんはティッシュを私の口元に持って来た
「あ、ありがとうございます。」
私は男性に初めて口元を拭かれた
「悪い、幼馴染にやる癖でな」
「大丈夫です。気にしないで下さい」
私は必死に食べ物を食べた
「ご馳走さまでした」
「お粗末様」
私は出された料理を平らげた。しかもおかわりもした
「それで結果は?」
川木さんは腕を組みながら言う
「許可します」
「よっしゃ」
川木さんはガッツポーズをする
「その代わり、時間があったら食べに来てもいいですか?」
私は交換条件を出した
「いいけど?味見役欲しかったし」
「では連絡先を交換しましょう」
そう言って私は川木さんと連絡先を交換した
これが川木京平さんとの出会いでした。
それからというもの私は川木さんのご飯を練習終わりにいつも食べてました
「今日もおいしいです!」
私はオムライスを食べながら川木さんに言う
「ありがとう。作り甲斐があって嬉しいよ。それとこれ」
川木さんは袋に包んだものを渡してきました
「これは?」
「クッキーだ。食べてみてくれ」
袋を開けてクッキーを口の中に入れる
「おいしいです。」
「ありがとうな」
川木さんは嬉しそうに言う
「あの、これってたくさん作れますか?」
恐る恐る聞いてみる
「作れるけど?誰かと食べるのか?」
「えぇ、ちょっと部活動の方に渡したくて」
「スクールアイドル同好会だっけ?」
私はスクールアイドル同好会に入っていることを川木さんに話している
「そうです。優木せつ菜って人に持って来てもらってもいいですか?」
「いいけど、優木せつ菜って誰だ?」
「私です」
眼鏡と髪をほどいて優木せつ菜になる
「すごい美人」
「照れますね。この格好初めてなので」
顔を赤くして話す私
「わかった。あした届けるよ」
「よろしくお願いします。それとこれから京平さんって呼んでいいですか?」
「いいけど俺は菜々って言えばいいか?」
今の姿と混乱しているのか京平さんは迷っている
「せつ菜の時はせつ菜と呼んでください。中川菜々の時は菜々でお願いします」
「わかった」
京平さんは承諾して、お皿を洗っている
「では、明日お願いします」
お辞儀をして私は調理室を出た
次の日の練習中、かすみさんが脱水症状で倒れました
「かすみさん!しっかりしてください!!」
倒れているかすみさんを介抱しながら同好会メンバーに水を持って来てもらう
「水を飲んでください!」
かすみさんの水筒を口に運んだら水滴が出てこなかった
「空っぽ?!そんなこんな時に、、」
他にあるか探してもなく、部室まで取りに行かないとない
「私急いで取ってきます!!」
部室まで10分この学校が広い為走っても時間かかる
その場を後に私は必死に走り出す。その時前を見てなくてぶつかった
「きゃ、」
勢いでしりもちをついてしまう
「す、すみません!急いでて、、」
顔を上げると京平さんがいた
「どうした?そんな急いで」
京平さんが私に手を出す
「仲間が脱水症状で倒れてしまって、、急いで水を取ってこないと」
京平さんを横目に私は走りだそうとする
「大丈夫だ。俺が何とかする」
「え?」
私は一瞬頭がおかしい事をいっているのかと思いました
「ウォーターヒール」
倒れているかすみさんに手を当ててなにかやっている
「何をやっているんですか?」
私は京平さんに何をしてるのか質問する
「体内に水を入れている」
京平さんは真剣に答えた
「え、それって魔法ですか??」
おとぎ話みたいな行動を目の前でされている
「そうだ。俺は魔法使いなんだ」
「「「「えーーーー!」」」」
他の同好会メンバーもいる中いきなりのカミングアウトで皆驚いていた
「せつ菜ちゃんのお友達すごいね~」
「いや凄いっていうよりありえません」
「私も本でしか見たことないよ」
彼方さん、しずくさん、エマさんが話す
「よし、これで終わり。時期に目が覚める」
「本当ですか?」
私は恐る恐る聞いてみる
「あぁ、それに倒れた衝撃で頭打っているところも治した」
「ありがとうございます!」
私は京平さんの手を握る
「それと俺の魔法は秘密にしてくれ」
近くにいる同好会メンバーに京平さんが話した
「命の恩人の秘密は守るよ~」
「私もです。」
「私もだよ」
「私も絶対に秘密にします」
彼方さん、しずくさん、エマさん、そして私が続いて発言した
「それからこれ持って来たからみんなで食べてくれ」
クッキーを私に渡してきた
「ありがとうございます。助けてもらって、しかもクッキーまでもらって」
「大丈夫だ。せつ菜が持ってきて欲しいって言ったろ?それに女の子も救えてよかったよ」
京平さんは私の頭に手を置いてきた
「せつ菜の仲間を死なせるわけにはいかないからな。それと、ヒール」
私に暖かい光が包み込む
「これは?」
「さっき俺にぶつかった時にしりもちついたろ?今は痛みないだろうけど、あとから出る可能性あるからな」
「ありがとうございます。」
これが京平さんと友達以上の関係になったきっかけでした
「教えてくれる?優木せつ菜さん?」
生徒会室で、5人の人が集まっていた
朝香果林さんが私に聞いてくる。
「まさか、同好会メンバー以外のひとに指摘されるとは予想外でした。」
「偶々同好会に親友がいてね。なんで生徒会長が正体を隠してスクールアイドルをやっていたのか興味はあるんだけど、彼女たちはそうじゃないみたい」
朝香果林さんが周りを見渡す
「せつ菜ちゃん」
「ちょっとお休みするだけって言っていたじゃん!」
エマさん、彼方さんが続く
「グループが解散した時に決めていたんですか?」
しずくさんも続く
「優木せつ菜はもういません!私はスクールアイドルをやめたんです!もし、皆さんがスクールアイドルを続けるなら、ラブライブを目指すなら皆さんだけで続けてください」
私は窓を向いて話す
「京ちゃんには言った?」
エマさんが聞いてくる
「この前女性2人といた時に言いました。」
「え?京ちゃんに女の子いたの!?」
彼方さんは驚きながら発言する
「そこは関係ないんじゃ、、」
しずくさんは苦笑いで言う
「私にご飯作ってくれなくなるじゃん!胃袋まで掴まれているのに!!」
彼方さんは必死に言う。私も胃袋掴まれていますし、それに私が京平さんと会ったのは私が一番最初です!!!!!
「とにかくここから早く出て行ってください」
そういって皆は生徒会室から出ていった
「助けてください。京平さん。」
少女の声がポツリと溢れた
誤字脱字あれば指摘お願いします
感想も待ってます!
ここでようやく名前が完成しました。苗字が思いつかなくてずっと迷ってました
川木京平をよろしくお願いいたします
そして、新たにヒールの力も追加しました。
また次回よろしくお願いいたします