危険な勧誘   作:ダークネスドラゴン

10 / 51



今回は幽鬼のギルドの砲撃回です。








再戦 砲撃

 

 

「なんだアレ!!!」

「ギルドが動いて来た!!!」

「幽鬼のギルドだ!!!」

 

湖の方に集まる妖精の尻尾の面々。

巨大な建造物が歩いて来ていた。

そこにはギルドに脚が生えて歩いて来ていた。

 

 

 

崩壊して立ってるのがやっとに見えるボロボロのギルド…

 

 

 

俺はそのギルドを見て思う。

 

 

 

「あのギルドは…」

 

 

見覚えがあった。

崩壊しているが間違いない。

 

先程、ジョゼと一戦を混じえたギルドの本部だった。

歩行の為に脚がギルドから出ていた。

 

まるで動く城の如く、

あの丘からここまで動いて来ていた。

 

移動式ギルドだったのか…

 

超魔導巨人「ファントムMk2」がギルドごと移動して襲撃してきた。

 

 

幽鬼のギルドが移動して来た。

 

 

 

妖精の尻尾との決着の為にこんな方法で攻めて来るとは…

 

その上部が開いた。

 

 

 

「何だ?何か出てくるぞ!!!」

 

 

ギルドの誰かが声をあげた。

ギルドの上部分が開いて何かが出てきた。

此方に向かって真っ直ぐに伸びる武器…

 

 

「あれは…」

「大砲……」

 

 

1本の大砲が妖精の尻尾のギルドに向けられた。

 

 

「消せ…」

 

ジョゼの声が聞こえた。

 

魔導収束砲がエネルギーを蓄える。

 

 

 

魔導収束砲(ジュピター)だ!!!」

 

「まずい!!!、全員伏せろー!!!」

 

 

傷ついた女騎士の声が響く。

 

 

 

大砲の先にエネルギーが収束する。

 

皆震えてる。

 

 

魔導収束砲を止められるのは

 

 

 

 

 

 

…俺だけのようだ。

 

 

 

駆け出す。

ギルドの前に立つ。

 

 

 

 

「な、」

「…お前…」

「ブルー!!!」

「え、…」

「「「「「!!!!」」」」」

 

 

 

 

皆の声が聞こえる中、一枚の魔法陣を構える。

闇の魔法陣。

魔法陣にエネルギーが収束し、暗黒の雷が迸る。

 

魔導収束砲(ジュピター)を撃つ砲台ごと機能停止させる為に発動する魔法。

 

 

敵の大砲が今、撃たれた。

 

 

 

ドオオオオッ

 

 

 

一直線に此方に向かってくるエネルギー弾。

 

 

その砲撃に対して魔法陣を一枚発動。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

闇の破壊光線(ダークネス・デストロイア)!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瞬間、魔法陣から魔力が放出された。。

 

 

 

 

闇の破壊光線が発射される。

それは真っ直ぐにジュピターのエネルギー弾に向かって突き進んで行った。

 

強風が吹き荒れる。

 

 

ジュピターのエネルギー弾と、破壊光線がぶつかる。

 

 

 

中央が光る。

 

 

 

 

カッ

 

ドゴオオオオオッ

 

 

 

 

中央でエネルギーが爆発する。

余波が広がっていく。

 

 

「うぐうううっ!!!!」

「ぐあああああああっ!!!!」

「きゃあああっ!!!!!!」

「「「うわあああああっ!!!!」」」

 

 

 

妖精の尻尾のメンバーにも幽鬼の支配者の建物にも被害が出る。

爆風で吹き飛ばされるギルドメンバーもいた。

 

 

 

 

グオオオオオオッ 

 

ドウンッ

 

 

 

 

 

ジュピターのエネルギー弾を破壊光線が貫通した。

 

 

「何っ!!!!?」

 

 

そのまま破壊光線は突き進んで、

 

 

 

 

 

 

ドガアアアアアッ

 

 

 

 

 

 

敵の砲台を破壊した。

 

 

敵のギルドが湖の上で固まる。

動かなくなる。完全に機能停止した。

 

 

 

「ブ、ブルー…」

「す、凄い…。」

 

 

レビイとルーシィがようやく声をあげた。

 

 

 

皆の眼に破壊された砲台が映る。

 

 

瞬間、妖精の尻尾が湧いた。

 

 

 

 

「「「「「うおおおおおおおおお!!!!」」」」」

 

 

「凄え!!!!、凄えぞ!!!」

「あれが破壊されちまった!!!」

「ギルドが動かなくなってる!!!」

「凄い!!!、やっぱやべえぜお前!!!!」

 

 

一気に勢い付く妖精の尻尾。

さっきまでのビビりが嘘のようだ。

 

ギルドの中の人間に被害は無いが、幽鬼の支配者のギルドメンバーは震えてるようだった。

 

 

「ば、…馬鹿な…!!!何故、こんな事に…。」

 

 

ジョゼがようやく声をあげる。

 

「あ、…ありえねえ…」

「ま、まじかよ…。」

「な、何であんな化け物がいるんだ…」

 

 

幽鬼のギルドメンバーも怯える。

建物は崩壊し、幽鬼の支配者は怯んでいた。

 

 

「おのれええ!!!裏切り者め!!!

ギルドに入れてやったのに妖精のクズに味方するとは!!!」

 

 

ジョゼの声が聞こえてる。

 

俺はギルドに向かって返す。

 

 

 

「俺が傷つけたギルドを、貴方達がこれ以上壊すのは見逃せない!!、

 

俺は…妖精の尻尾と共に最後まで戦う!!」

 

「「「「「「うおおおおおおおっ!!!!」」」」」」

 

 

妖精の尻尾が湧いた。皆、ボロボロだが士気は充分ある。

 

 

「おのれええ!!!、貴様!!!

良いだろう、ケリをつけてやる!!かかって来い!!」

 

 

中からジョゼの声が聞こえた。

 

俺との直接対決が望みのようだ。

 

 

 

 

俺はギルドへと向かおうとする。

 

 

 

 

「ブ、ブルー、」

 

 

 

 

後ろから、声がした。

 

振り返るとレビイとルーシィが後ろにいた。

 

 

「その、き、気を付けて…」

「ブルー、絶対に負けないで!!…あたしの分まで頑張って!!!」

 

 

心配するレビイと応援するルーシィ。

 

俺が言うことは一言。

 

 

 

 

「大丈夫。戻ってくる。」

 

 

そう返した。

 

 

「おい、ブルー!!!」

 

 

桜髪の少年が呼び止めた。

包帯だらけの姿…

 

桜髪の少年は拳を握りしめて言った。

 

 

「今回は譲ってやる!!

俺の分までぶん殴って来い!!

けど、俺がてめえをぶっ飛ばすまで誰にも負けるんじゃねえ!!!

良いな!!!」

 

 

そう言った。

近くには黒髪の青年と、女騎士もいる。

 

「信じてるぞ。必ず勝ってこい。」

「お前は俺達を散々痛めつけたんだ、

あいつ等をボコボコにして、俺達の分までやってこい!!」

 

 

そう背中を押してきた。

 

皆が俺なんかに期待している。

一度ボロボロにしたはずなのにそんな俺を頼ってくれている。

 

 

「任せろ、必ず勝つ。」

 

 

背を向ける。飛び立った。

 

そして、そのままギルドに向かって行った。

 

…向こうには気配が複数ある。

 

 

 

何処に誰が隠れているのかは…気配で分かる。

 

 

 

 

…妖精の尻尾。

 

彼らは強いギルド。

ボロボロになっても最後の1人まで抵抗し続けるギルド。

 

俺がやられても妖精の尻尾は折れない。

 

 

 

けど、この戦いは勝利する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 







という訳で幽鬼の支配者の大砲を破壊しました。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。