危険な勧誘 作:ダークネスドラゴン
ほぼタイトルのまま。
即ち殆どナツが主人公回。
やっぱりドラゴンフォースはスキップ出来ませんわ〜
最高に強いし格好良い!!
闇に染まった空。その真っ暗な闇の中で唯一、太陽のように燃え上がる1つの煌炎。イグニールがナツに与えた炎はフィオーレ王国の空にとって唯一の輝きだった。
「炎竜王の崩拳!!!」
ドゴオオオオッ
ナツが放った爆炎の拳の一撃がブルーに直撃し、大爆発を起こす。闇に染まった空に爆炎が恒星の爆発の如く煌めいた。
「炎竜王の鉤爪!!!」
次に放ったのは蹴り。火竜の鉤爪とは比較にならない威力の蹴りだった。此方もブルーに直撃し、爆炎がブルーを襲う。
「炎竜王の…」
大きく息を吸い込む。眼の前の敵を焼き尽くすブレス。それに対してブルーも片手に魔力を込める。
「咆哮!!!」
ドゴオオオオッと放たれる灼熱の炎。極太の赤色破壊光線のようなブレスが空を通過するはずだった。
オオオオオオオオオオッ
しかし空に巨大な闇の渦が現れた。ナツの放った爆炎はブルーが放った魔法、闇の渦に飲み込まれていった。
「っ…」
ナツは歯噛みする。
ブルーの放った魔法。
「くっ…まだまだあっ…!!」
ナツはそれでも向かっていく。眼の前の敵、自分の
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「ここは何処だ…」
俺は真っ暗な闇の中にいた。四肢を動かそうとしても動かない。俺の身体は自由を奪われたかのようだった。意識も朦朧としている。
「あの光は…」
真っ暗な闇の中、少し離れた所に光が見える。そこから見えるのは…
「ナツ…?」
光の中からナツが両手から爆炎を噴き出して何かを叫びながら此方に向かって炎の拳を繰り出していた。此方に近づいたり、離れたりを繰り返している。
『目が覚めたようだな…青年よ』
「お前は…!!」
聞いた事のある声が聞こえてきた。それは一番聞きたくない奴の声だった。
『覚えているか…我が名は■■■■■。貴様と契約した■だ』
「お前…」
その声を聞いた俺は見えない敵を睨んだ。
『くくくっ…、何も怒る必要等無いだろう。我は貴様に力をあたえた。貴様が世界を支配出来る可能性がある程のな。その対価として貴様の身体を使っているだけではないか』
「お前の目的は何だ!!俺の身体を使って皆から魔力を奪って、何がしたいんだ!!」
『くくくっ…我の目的が知りたいか。良いだろう、貴様にも教えておけば都合が良い。だが断言する。我の目的を聞いたその時貴様は我に従う道を選ぶとな…』
「何だと…」
■■■■■の言葉を俺は信じられなかった。俺が皆の魔力を奪って憎まれて、その先に何が起こると言うのだ。
『我の目的は1つだ。■■■■■■を倒す事だ』
「■■■■■■だと…」
その怪物の名前は俺も知っていた。伝説の世界を終わらせる力を持つという■。何故それが関わってくるのか。
『400年前、我の肉体はあやつに殺された。我の仲間も全て殺られた。だが、我の魂だけは残っていた。その魂が入ったラクリマを貴様の体内に埋め込んだ』
「やはりあの日から魔法が使えるようになったのはお前の仕業だったのか…」
俺があの日以降、魔力が上昇し、身体能力が大幅に上がったのはこいつの仕業だった。確かにそう見ればこいつは俺の恩人にも思える。
だが…
「周りの人を巻き込んででも、■■■■■■を倒したいのか…!!」
『そうだ。我はあやつを憎んでいる。あやつは人間の敵の■だけでなく味方の我までも殺しにかかった。我々は人間に力を貸していた。にも関わらず奴に殺された。この怒りが抑えることは出来んのだ!!そして我は貴様に魔法を与えた。貴様は格段に強くなった。だがその貴様でも勝てない存在がいる。■■■■■■だ。断言する今の貴様では■■■■■■に勝つ事は不可能だ』
「……」
『だが貴様が強くなって周りの力を借りれば■■■■■■を倒す事も出来る。共に世界をあやつから護るのだ。その為の犠牲には目を瞑れ。我は一度人間に力を貸した。その代償を払って貰うだけだ。数多くの屍の先に我々の勝利があるのだ!!』
同時に外の光が何かに遮断される。奴が俺の身体を使って闇の魔力を増幅させているのが分かった。その矛先にいるのは、ナツ…。
「っ…やめろー!!!」
俺が叫ぶと同時に闇の翼がナツを吹き飛ばした。
「っ…くっ…おのれっ…」
俺は真っ暗の中、四肢を動かそうと懸命になった。思いっ切り暴れようとするが動かなかった。
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ドオオオオオオオオオッ
「ぐうううっ!!!」
闇の翼に吹き飛ばされたナツは風圧で魔力が吹き飛ばされ無いように力を込め、必死にこらえる。隕石が堕ちた時の爆風レベルの強さの強風がナツを襲う。爆炎を逆噴射させてその場に何とか踏みとどまった。
「だらあああああ!!」
そのまま炎を噴出させて、闇を吸収している魔力吸収体・ブルーの方へ向かっていく。両手から爆炎を噴き上げながらブルーの上で巨大な火球を作り出す。
「炎竜王の煌炎!!」
空を燃やす程の爆炎を纏った両手をブルーに叩きつけるナツ。ブルーはその拳を腕でガードした。
ドゴオオオオッ
大爆発が起きる。光のコロナの如くそれは空に広がっていく。空一面に爆炎が輝いた。
「…!!!」
ナツは眼を見開いた。眼の前にいるブルーが爆風で吹き飛ばされる様子は無い。背中にドラゴンの翼を有しているとはいえ流石の揚力だった。ナツは本気で戦っている。眼の前の強大な敵に対して手加減等していられないのだ。
「まだまだあ!!炎竜王の煉獄!!」
再び眼の前の敵に対して莫大な量の炎を放出して燃やし尽くそうとする。ドオオオオオオオッと灼熱の炎がブルーを焼き尽くそうと噴き上がる。
「滅竜奥義…」
ナツの両手に隕石の炎のような爆炎が噴き上がる。そのまま両手を螺旋状に振るう。
「紅蓮爆炎刃!!」
ドガガガガガッ
両手から振るわれた強烈な爆炎は対象を破壊し、切り裂く。炎竜王の力でやったのだから相当な威力だった。流石の威力に闇の竜翼で浮かんでいるブルーも後ろに吹き飛んだ。
『……』
しかし、後ろに吹き飛んだだけで再び体制を立て直す。そしてその暗青の眼がナツを捉える。
「くっ…」
ブルーと再び睨み合うも冷や汗をかくナツ。ブルーの身体はこれまで悪魔の心臓のハデスとの戦いで蓄積したダメージでボロボロだったが、それを感じさせない程の威圧感があった。
その口が、大きく開いた。ハアアアアッと大きく息を吸い込む。するとブルーの周りに漂っている闇の魔力が奴の口に吸い込まれていった。
「…っ、スゥー、ハアアアアアア…」
ナツは本能的にやばいと感じて自分も息を大きく吸い込む。当然ブレスの準備だ。
「炎竜王の…」
『■■■の…』
体内に灼熱の炎が溜まる。相手も準備が出来たようだ。
「咆哮!!」
『咆哮!!』
ドゴオオオオッ
一気に口から魔力を放出する。破壊光線のような灼熱の炎のブレスが空に放出された。
同時にブルーからも強烈な闇の破壊光線が放出される。闇の電撃波を纏った漆黒の光線。
炎と闇の破壊光線は中央でぶつかり合う。
カッ
ドグアアアアアアッ
「「「「「うわあああああ!!」」」」」
爆風が生じる。フィオーレの空だけでなく、街にも暴風が発生した。
「……ぐっ…」
ナツは苦悶の声をあげた。それもそのはず、炎のブレスが徐々に押されていき、闇の破壊光線が眼の前にまで来ているのだ。
「…っ…」
『ナツ、俺がやる。避けるんだ!!』
「…!!!」
ナツの脳内に声が聞こえてきた。イグニールがナツの体内から外の様子を見て、ナツの脳内に声を掛けたのだ。
ゴオオオオオッ
「……!!!」
同時にナツの体内から炎が放出されていく。イグニールが更に魔力を外に出して支援したのだ。眼の前の闇の破壊光線を止める為に…
「っ…!!!」
ドゴオオオオオオオッ
バッとナツは離脱した。同時に真横を闇の破壊光線が通過していく。そのあまりの威力と発生した強烈な風にナツは吹き飛ばされた。
『くくくっ…胴体がガラ空きだ…』
「!!」
いつの間にかナツの眼の前に闇が迫っていた。ブルーが瞬間移動を思わせるスピードで急接近していたのだ。その素の拳から一撃が放たれる。
ドズッ
「がはっ…」
あまりの重さにナツは血を噴いた。魔力が高まっているだけでなく素の身体能力までもが上がっていた。ブルーの攻撃は続く。その次には蹴りが放たれた。下から上に吹き飛ばしにかかる。
ズンッ
「ごふっ…」
再び大ダメージを受けた。あまりの衝撃に上に吹き飛んだナツ。
「が…あ…くっ…」
しかし何とか空中で踏みとどまった。距離が出来た。
「はあ…はあ…」
荒い息を吐くナツ。ブルーから何故か数発の攻撃しか喰らってないのにも関わらずナツはもう疲れていた。ドラゴンフォースを発動して防御力も上がっているはずなのにブルーに取り憑く悪霊の力はそれすらも上回ってきた。
「このままじゃ持たねえ…」
イグニールの魔力は既に半分以上が尽きかけていた。対して眼の前の相手は常に大気中の魔力を闇属性に変えて吸い続けている。このままではジリ貧だった。
加えて素の身体能力にも差がある。イグニールの魔力でドラゴンフォースが発動している内はその身体能力の差も埋められるが、それが尽きた瞬間ナツの身体能力は素に戻ってしまう。そうなっては万が一の勝ち目も無い。
「一気に決めねえと…」
ナツは残った魔力を全て解放してブルーに取り憑いている悪の魂を燃やす事に決めた。魔力を全て火力に変えて全力の一撃をブルーに叩き込む。
そう決意したナツは眼の前の敵を捉えた。
「行くぜブルー、俺の全魔力を受け取れー!!」
爆炎を滾らせ、ブルー目掛けて一気に上から急降下し、光速で突っ込んでいく。その姿はまるで大気圏に突入し、炎を纏った隕石のようだ。
「炎竜王の崩拳!!」
ドゴオオオオッ
先ずは、爆炎を纏った炎の拳による一撃。急降下の威力もあって大きな隕石が堕ちたような威力だった。ブルーの周りで大爆発が起きた。
「紅蓮炎竜王拳!!」
ドドドドドドッ
そのまま立て続けに何十発もの爆炎の拳を繰り出し続ける。続け様にブルーの周りで幾つもの大爆発が起きる。
『調子に乗るな!!』
「っ…」
ブルーの背中の翼が大きく羽ばたいた。それにより暴風が発生し、爆炎が吹き飛んだ。強風でナツもブルーの上空に吹き飛ぶ。
『!!』
「へへっ…失敗したな、また攻撃するチャンスだぜ!!」
だが距離が出来た。ナツにとって必殺技を溜めるチャンスが出来た。
「滅竜奥義…」
ナツは自分の体内にある全魔力を解放する。ありったけの爆炎を噴き上げ、全身に炎を纏った状態から弾丸の様な突進攻撃を繰り出す。言わば「火竜の劍角」の上位互換技。
空を蹴り、一気に突撃する。
「
ドオオオオオオオッ
『があああああああ!!!』
ブルーに向かって急降下する。ブルーの周りの闇が燃えた。その威力にブルーから苦悶の声があがる。更にナツはもう一撃究極奥義を発動する。
「これで終わりだ!!滅竜奥義…」
その爆炎は大陸中を燃やす強さだった。
「
ドゴオオオオッ
『うがああああああ!!!』
その一撃の威力に流石のブルーも吹き飛ばされた。
「ブルーに届けー!!!」
『ぐおおおおおおっ…!!!』
一気に残っている魔力を全開放するナツ。その紅蓮の炎はブルーの周囲にある闇を半分燃やし、ブルーの片眼にも入っていった。
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『おのれええええ…!!!』
「はっ…」
真っ暗な中、奴の苦しむ声が聞こえてきた。同時に唯一の光が差す場所から、俺に迫ってくるナツの炎が見えた。その炎は光をも貫通し、俺の方に迫ってくる。
「…っ…」
その炎が俺の片眼に届いた。
そして…
カッ
同時に俺の真紅眼が片方復活する。眼に真紅の輝きが戻ってきたのが分かった。炎の魔力が俺の眼に届いたのだ。
「ナツ…」
同時に視界が片方だけクリアになっていく。
そして、俺の身体に少しだけ力が戻ってきたのを感じた。
「お前の声…、聞こえたぞ」
俺はそれを確認すると、身体の自由を奪い返すべく、身体に力を、魔力を込めるのだった。
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ズアアアアアアアッ
「っ…畜生…!!」
ナツの攻撃を受けたブルー。体制を崩し、斜めに落下しかけたが、巨翼を羽ばたかせて再び空中で止まった。再び体制を立て直し、ナツの方を見やる。
「っ…くそっ…魔力が…」
ナツは動こうとするが魔力が残っていなかった。そのまま重力に従って下に落下していく。
『…っ…くくくっ…耐えきったぞ…!!!』
「くっ…」
ナツの一撃を受けた敵が此方に向かって飛んで来た。そのままナツの頭を掴んだ。
「があああああああああ!!!」
ナツはその握力に悲鳴をあげる。
『くくくっ…止めを刺してやる。このまま地面に叩きつけ…「やめろー!!!」…っ…此奴…っ…』
力を込めて叩きつけるようとしたその腕が突如止まった。まるで内部の何かに動きを止められたかのように硬直している。ナツは眼を見開いた。急に眼の前の敵が片眼を抑え始めた。
「俺の…身体を返せ…」
『ぐああああああああっ!!!おのれー!!!』
苦しむ眼の前の敵。
そして、そのままナツを掴んだまま下に降りていった。
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牢獄にいたジョゼ・ポーラは先程の悪魔の心臓の騒動の間に外に出ていた。自由の身になった彼だが、嫌な魔力を感じて外を見た。
「何だ、あれは…」
ジョゼが見たのは闇。空一面が闇に染まっていた。
そして、その中心にいるのは…
「ふん、いつ見ても忌々しい奴だぜ…」
かつて自分と戦い、己を負かせた宿敵、ブルー・インフェルノの姿をジョゼは捉えた。そしてその闇と戦っているのは…
「ちっ…妖精の奴だと…、本当に腹が立つぜ…」
ブルーと戦っているのが妖精の尻尾のナツ・ドラグニルだと知った途端にジョゼの気分が益々悪くなった。
何故こうも自分のギルドは魔道士の質に恵まれなかったのに、妖精の尻尾は魔道士の質が高いのかと。
空の戦いが決着が着こうととしていた。勝ったのはブルー・インフェルノ。そのまま炎竜王から唯の火竜となった少年を掴んで落下していく。
「ふっ…今のうちに離れますか」
結果は火を見るより明らか。ジョゼはこれ以上見る価値も無いと判断し、その場を離れようとした。
しかし…
「何っ、ぐああああああああっ!!!」
ジョゼの魔力が突如体外に放出されたのだ。それも全てが闇と化してある方向に吸い込まれていった。
その方向は…
「ちっ…、あの野郎、どれだけ面倒事を作れば気が済むんだ…!!」
魔力を吸い取られた身体をふらふらと動かしてジョゼはその方向に歩いて行った。
久しぶりのジョゼ登場。
アンケート答えてくれた方々、本当にありがとうございます。
見事に散らばりましたね。読者によって結構意見が分かれるみたいです。
合ってると答えてくれた方が一番多いですが、ちょっと高過ぎると思う人も多めかな?
皆さんの意見を参考に今後も書いていきたいと思います。
現時点のヒロイン達から主人公への好感度どう思う?
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高過ぎ(原作のキャラのイメージと違う)
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思ったよりも高い
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こんなもんかな(だいたい合ってる)
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あまり好感度を感じない(もう少し高く)
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低い(もっと高くなるはず)